【テーマ読切week】「お仕事」スタート!

先月から開始したこちらの新企画の二つ目のテーマは「お仕事」です!
7/11(金)~7/16(水)にかけて読切を毎日更新していきます。

私たちの生活と切っても切り離せない「お仕事」。
今回は作家さんたちのご興味・ご経験をもとにいろんな角度から描いていただきました。

先生方の作品コメントもお届けいたします!

 

『窓拭きギャルの鷹見さん』谷垣岳先生 お仕事テーマ:窓硝子清掃 
窓硝子清掃は都市部では稀に見かけることもあるけれど、実際どういった作業をしているのかあまり知られていない職業です。僕は漫画を描きながら副業として窓を拭いています。仕事内容はスリル満点ですし、色んなタイプの人が働いていて本当に面白い職場ですが、同僚にこんな女の子がいたらもっと楽しいやろ!と、欲を出して半ばヤケクソ気味に自分の妄想を書き殴ったらこの作品が生まれました。楽しんでいただけますと幸いです。
皆さんもビル街を歩く時は硝子清掃員を探してみて下さい。探しながら上を見上げるだけでも、気持ちが晴れやかになると思います。


『薬☆剤☆師☆王』きゅうた先生 お仕事テーマ:薬剤師
薬局で待ち時間にイライラした経験がある人も多いのではと思い、裏で薬剤師はこんなことやってますよーという漫画を描いてみました!
今回はバトル漫画でしたが、
調剤薬局の薬剤師は病院薬剤師と違って病院のカルテを見ることはできず、患者さんとの会話の中で病名や症状を探って薬が適正使用されてるか判断せねばならない探偵的要素もあります。
『病院で話したのにまた症状説明?ウッザ』の気持ちは痛いほどわかりますが、推理に協力してあげると喜ばれると思います!


『勧めろ!プレゼン太郎』増村十七 お仕事テーマ:玩具メーカー営業
「となりのヤングジャンプ」開設13周年、おめでとうございます!
読み切り作品掲載のお声がけをいただき、初めてヤンジャンを手に取った子供のころの記憶をたどり、それまで読んでいた少年誌の「次」のステージとして、すこし背伸びをして真っ先に『HEN』を読んで、ぶったまげた過去が鮮明に思い出されました。
その後も、『ハチワンダイバー』や『GANTZ』、『ゴールデンカムイ』など、ヤンジャン作品たちは、読者としての期待を常に上回り、ぶっ飛ばしてくる世界を提示してくれていました。

今回、「お仕事」という作品のテーマをいただき、自分なりに必死に考え、ビジネスの相手に、そのひと自身が気付いていない"不足"を伝え、提供すること、つまり「物語をつむぐ」ことが、ビジネスのひとつの本質ではないか、と思い立ち、本作「プレゼン太郎」が生まれました。短い作品ですが、いま自分が持つものを全部詰め込めたと思います! 


『沈黙するアレテー』囃透 お仕事テーマ:少年院カウンセラー
今回はカウンセラーを題材に漫画を描きました。言葉や言い回しに凝った漫画を描きたいと思い、今回挑戦に至った次第ですが、セリフを練っていくにつれ言葉を扱う難しさを改めて覚えました。人生観などを上手く伝えるため幾度も考えてきたので、彼らを通して何か伝わったものがあれば幸いです。


『こちら、しんかい。』二ノ井文人 お仕事テーマ:調査潜水船パイロット
深海といえば未知!あとは変な生き物!それと、作中にも出てきますが生命の起源も深海にあるんじゃ無いかという話です…どうやったってロマンです。そんな世界に挑戦し、冒険し、私たちに何かを伝えてくださる人たちがいる。冷たく光の届かない暗闇の世界に、何かを求める人たち…ワクワクせずにはいられません。

 

『くゆらす女々』羽柴実里先生(原作) お仕事テーマ:シガーバー
最近葉巻にハマっているという個人的なきっかけから生まれたお話です!
バーテンダーさんが葉巻に火をつける仕草がとても綺麗だったのを思い出しながらネームをきりました。
SEの仕事についても親友に悲喜こもごも聞きまくりました……詳しく教えてくれたM月、本当にありがとう!楽しんでくだされば幸いです。


『くゆらす女々』銀ねづ先生(作画) お仕事テーマ:シガーバー
作画を担当させていただいた銀ねづです。
素晴らしい原作者様による大人なお話を描かせていただきとても勉強になりました。
私は大学1年生で社会人経験はおろか、バイトすらしたことがない労働未体験人間です!加えて酒もタバコもやったことがなくてバーに行ったこともありません。資料を集めたり人に話を伺ってなんとか描きました。
仕事ってなんだろう?と自問自答を繰り返しながら描かせていただきました。
目のクマを描くのがすごく楽しかったです!!たくさん働いた人の目のクマは魅力的です。
この漫画読んで一服していただけたら幸いです。

 

先生方の作品コメントとともにぜひ読切をお楽しみください!

今後も続く「〇〇な女」「ホラー」のテーマもお見逃しなく!