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【株式銘柄徹底分析】SUMCO サムコ(3436)~半導体用シリコンウエハ世界首位級 自動車 スマートフォン IoT 旧住友金属 三菱マテリアル 高利益率~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、旧住友金属と三菱マテリアルのシリコンウエハを統合し、コマツ系も合流した、半導体用世界首位級のSUMCOについて調査をしました。

 

www.sumcosi.com

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年11月8日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:SUMCO公式HP)

 

SUMCOは、旧住友金属と三菱マテリアルのシリコンウエハを統合し、コマツ系も合流した、半導体用世界首位級の会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

住友と三菱のシリコンウェーハ事業が統合して創業した会社です。

世界シェア約3割、海外売上高比率約8割のシリコンウェーハ専業メーカーです。

 

2023年度におけるシリコンウェーハ市場は、最終製品であるパソコンやスマートフォン、データセンターなどの需要が低迷し、顧客のロジックやメモリー製品の生産調整が続いた結果、年間を通じて需要が減少する厳しい事業環境となりました。

 

2024年度第1四半期連結会計期間につきましては、好調な生成AI向けのデータセンター投資や底堅いEV・エネルギー分野に加えて、パソコンやスマートフォン需要の底打ちもあり、半導体需要は徐々に回復する見通しです。

しかしながら、顧客は引き続き生産調整と在庫水準の適正化を進めており、シリコンウェーハ需要の回復は2024年後半になると予想しています。

 

このような環境のもと、当社グループでは、足許の状況に対応するため収益確保の取り組みを強化するとともに、需要回復に備え、AIの活用による生産性改善、市場変動に機敏に対応できる生産体制の構築を進めていきます。

また、半導体技術が大きく変わる中で、従来以上に新製品の技術開発に注力し、高度化・多様化する顧客要求へ迅速に対応していきます。

 

経営理念は「お客様と株主の期待に応え、従業員に幸せを与え、社会に貢献する、常に世界一のシリコンウェーハメーカーを目指す。」、

ビジョンは「技術で世界一の会社」「景気下降局面でも安定して収益をあげる会社」「従業員に活き活きとした利益マインドの高い会社」「海外市場に強い会社」です。

 

(引用:SUMCO公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

(引用:SUMCO公式HP)

 

▼クリックで詳細表示

1958年12月 - 新日本窒素肥料(株)<現 チッソ(株)>が半導体用高純度シリコンの製造・販売を目的に日窒電子化学(株)を設立

1959年10月 - 三菱金属鉱業(株)<現 三菱マテリアル(株)>等が半導体用高純度シリコンの製造・販売等を目的に日本電子金属(株)を設立

1962年1月 - 大阪チタニウム製造(株)尼崎工場<後のSUMCO尼崎工場>においてシリコンウェーハの生産開始

1964年3月 - 新日本窒素肥料(株)<現 チッソ(株)>がチッソ電子化学(株)を設立

1964年8月 - 日窒電子化学(株)が解散し、チッソ電子化学(株)に資産を譲渡

1973年8月 - 大阪チタニウム製造(株)と住友金属工業(株)<現 日本製鉄(株)>が共同出資で、シリコンウェーハ製造会社として吸収電子金属(株)を設立

1974年2月 - 三菱金属(株)<現 三菱マテリアル(株)>がチッソ電子化学(株)を子会社化、同時にチッソ電子化学(株)が商号を東洋シリコン(株)に変更

1978年2月 - 東洋シリコン(株)が商号を日本シリコン(株)に変更

1979年1月 - 日本シリコン(株)が日本電子金属(株)のシリコン事業を営業譲受

1991年10月 - 日本シリコン(株)が商号を三菱マテリアルシリコン(株)に変更

1992年10月 - 大阪チタニウム製造(株)が九州電子金属(株)を吸収合併しシリコン事業を統合

1993年1月 - 大阪チタニウム製造(株)が商号を住友シチックス(株)に変更

1998年10月 - 住友金属工業(株)<現 日本製鉄(株)>と住友シチックス(株)が合併し、住友金属工業(株)シチックス事業本部が発足

1999年7月 - 住友金属工業(株)<現 日本製鉄(株)>、三菱マテリアル(株)及び三菱マテリアルシリコン(株)の共同出資により、(株)シリコン ユナイテッド マニュファクチュアリングとして設立

2001年10月 - 300mmウェーハの生産開始

     三菱マテリアルシリコン(株)が三菱マテリアルクォーツ(株)<現 SUMCO JSQ事業部>を子会社化

2002年1月 - 米国における持株会社としてSUMCO USA Corp.を設立

2002年2月 - 住友金属工業(株)<現 日本製鉄(株)>よりシリコン事業(シチックス事業本部)の営業を譲り受けるとともに、三菱マテリアルシリコン(株)と合併、同時に商号を三菱住友シリコン(株)に変更

2005年8月 - 商号を(株)SUMCOに変更

2005年11月 - (株)東京証券取引所市場第一部上場

2006年10月 - コマツ電子金属(株)<現 SUMCO TECHXIV(株)>株式の公開買付けにより同社を子会社化

     SUMCO Oregon Corp.を清算

2007年1月 - SUMCO USA Corp.を清算

2007年12月 - FORMOSA SUMCO TECHNOLOGY CORPORATIONが台湾証券交易所(証券取引所)に正式上場

2008年5月 - 株式交換の方法により、SUMCO TECHXIV(株)を完全子会社化

2008年8月 - 会社分割の方法により、SUMCO TECHXIV(株)の営業部門及び技術部門を承継

2011年2月 - SUMCO尼崎工場閉鎖

2012年11月 - ジャパンスーパークォーツ株式会社<現 SUMCO JSQ事業部>を吸収合併

2013年3月 - SUMCOソーラー株式会社を清算

2013年7月 - SUMCO生野工場閉鎖

2016年3月 - 監査等委員会設置会社に移行

 

事業内容

SUMCOの事業は、シリコンウェーハの製造・販売です。

 

【連結事業】 高純度シリコン 100%

【海外】81%

 

シリコンウェーハは、私たちの暮らしを豊かにするあらゆる電子製品に搭載されている半導体の製造に欠かせない材料です。

シリコンウェーハは、日常生活で目にすることはありませんが、表面を鏡面に磨き上げ、世界中のあらゆる物質の中で最も高い平坦度を誇り、微細な凹凸や微粒子を限界まで排除した、超平坦・超清浄な円板で、半導体の基盤(基板)材料です。

最先端の半導体には高度な技術が必要な技術力が必要な最高品質のシリコンウェーハが必要です。

 

(引用:SUMCO公式HP)

 

スマートフォン・パソコン・タブレッドや各種ウェアラブルなどの情報端末、テレビ・エアコンなどの家電製品、自動車や電車といった乗物に至るまで、私たちの身近にあるほとんどの電子機器に半導体デバイスが使われています。

今後は、スマートフォンなどに加え、自動車や産業機械など様々なモノがインターネットに繋がるIoT(Internet of Things)の時代を迎えようとしています。

IoT・ビッグデータなど膨大な情報を蓄積したデータ処理するメモリーやロジック、自動車の安全運転支援や自動運転化などに必要な各種センサーのほか、省電力に必要なパワーマネジメント用など、半導体需要は益々増加していく見込みです。

 

(引用:SUMCO公式HP)

 

時価総額

SUMCOの時価総額は5,187.84億円です。(2024年11月8日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 9,847名(臨時1,113名)

     単体 4,938名(臨時620名)

平均勤続年数:14.2年

平均年齢:42.4歳

平均年収:679万円

 

 

業績

2024年2月14日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。

連結売上高は3.4%減で、経常利益は34.8%減の726億2,700万円となっています。

売上高営業利益率は前年の24.87%から17.16%と悪化しました。

 

 

(引用:SUMCO公式HP)

 

2024年12月期の連結業績予想は減収減益になります。

 

 

2024年5月9日には、通期業績予想の修正(大幅な上方修正)が発表されています。

 

 

2024年8月7日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年11月8日に発表された2024年12月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は7.5%減、経常利益は59.4%減の260億300万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の19.28%から10.10%と大幅に悪化しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は78.80%となりました。

 

 

同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。

 

finance.yahoo.co.jp

 

適時開示情報

2024年11月8日 2024年12月期 第3四半期決算短信

2024年11月8日 配当予想の修正に関するお知らせ

2024年8月7日 2024年12月期 第2四半期決算短信

2024年8月7日 剰余金の配当に関するお知らせ

2024年5月9日 2024年12月期 第1四半期決算短信

2024年5月9日 業績予想値と決算値との差異に関するお知らせ

2024年5月9日 配当予想の修正に関するお知らせ

2024年2月14日 2023年12月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年2.5%前後の配当を出しています。

 

2014年12月 0.23%  6.8%

2015年12月 2.16%  28.5%

2016年12月 0.66%  44.5%

2017年12月 0.97%  30.4%

2018年12月 5.05%  31.0%

2019年12月 1.92%  31.0%

2020年12月 1.19%  30.9%

2021年12月 1.75%  30.2%

2022年12月 4.61%  40.4%

2023年12月 2.60%  30.1%

2024年11月 -%

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち日

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

SUMCOは、6月と12月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。

権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、半導体サイクルに沿って上昇・下落のサイクルがありつつ、下値は切り上げてきます。

直近は下落しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、7月に急落しましたが、それ以降は横ばいです。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  8.11倍 (予 25.66倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.90倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 182.68 (予 57.76)

BPS(1株当たりの純資産) 1,654.39

 

ROE(自己資本利益率) 11.59% (予 3.49%)

ROA(純資産利益率) 5.95% (予 1.78%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。

 

自己資本比率 51.0%

 

(引用:SUMCO公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 23.68倍(2024年11月1日現在)

 

比較される銘柄

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まとめ

売上は、波がありながらも、拡大傾向が続いています。

利益は、売上の連動しており、2022年12月期が最高利益です。

2024年12月期は減収減益予想となっています。

 

一方、株価は2023年からじわじわ上昇傾向が続いています。

現在半導体セクターが盛り上がっていることもあり、近いうちに調整段階に入ることが予想されることから、長期投資はしにくい状態です。

 

大型の銘柄ですが、値動きはそこそこありそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのは良いです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:△

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:◎

規模:〇

割安度:✖

値動き:〇

 

高配当投資:〇

長期投資(値上がり益):△

短期投資:〇

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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