哲学カフェのつくりかたposted with ヨメレバ松川絵里/樫本直樹/寺田俊郎/三浦隆宏/高橋綾/桑原英之 大阪大学出版会 2014年06月10日頃 Amazonで購入 12/14(土)、土浦一高(※土浦市の公立高校)文芸弁論部ががばんク ...
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【要約・感想】竹内啓『偶然とは何か』―「新しい日本的経営」における偶然の取り扱い
偶然とは何かposted with ヨメレバ竹内 啓 岩波書店 2010年09月17日頃 Amazonで購入 《要点》◆本書では、偶然とはもっぱら「因果的偶然」に限ることにする。すなわち、起こること、あるいは起こったことについて、科 ...
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【要約・感想】千々和泰明『戦争はいかに終結したか』―戦争はいかに終結すべきかも論じてほしい
《要点》◆本書は「どのように戦争が終結するのか?」という問いに対して、「紛争原因の根本的解決と妥協的和平のジレンマ」という視角を提示する。そして、戦争終結を主導する優勢勢力側が「将来の危険」と「現在の犠牲」のどちらを重視するかによって、「紛争原因の根本的 ...
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【要約・感想】齋藤純一、田中将人『ジョン・ロールズ』―「同床異夢の政治学」がこれからは必要だと思う
《要点》◆ロールズは学生時代、宗教哲学に触れていた。卒論はキリスト者としての立場から書かれたものである。その中には人格間の関係性の重視、メリット(=人間の長所や利点)のとらえ直しといった論点が含まれており、後年の政治思想を先取りしていて興味深い。ただ、ロ ...
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【要約・感想】西山圭太『DXの思考法』―世界はミルフィーユ化するという独創的な1冊
《要点》◆本書の目的は、IX(インダストリアル・トランスフォーメーション:デジタル化によって、企業だけでなく産業・市場そのものに変革をもたらすこと)の「地図のようなもの」を描くことである。まず必要なのは、自分の企業をとりあえず横に置いた時に、今のデジタル化 ...
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【要約・感想】ピーター・ドラッカー『産業人の未来』―後のドラッカーの思想的基盤となった1冊
《要点》◆ナチズムの興隆は、ドイツの国民性、歴史、産業構造、地理によって説明することはできない。ナチズムの本質は、西洋文明に共通する問題、すなわち来たるべき産業社会に関わる問題を解決しようとする試みの1つである(※ナチズムに関するドラッカーの詳細な分析につ ...
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【要約・感想】篠原常一郎『北朝鮮と拉致問題を正しく理解するためのチュチェ思想』―自立のチュチェ思想が独裁者に依存する矛盾
《要点》◆チュチェ(主体)思想とは、朝鮮労働党および北朝鮮の指導指針とされる思想である。マルクス・レーニン主義を朝鮮の現実に適用したもので、公式には1966年以降に金日成によって提唱されたことになっているが、実際にチュチェ思想を確立したのは黄長燁(ファンジョ ...
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