【レビュー】 #2084 ROBOT魂 〈SIDE MS〉 RX-178 ガンダムMk-Ⅱ(ティターンズ仕様) ver. A.N.I.M.E.
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2024年05月08日
ついにVer. A.N.I.M.E.は
Zガンダム編に突入!
その第1弾に選ばれたのは、黒いガンダムこと
RX-178 ガンダムMk-Ⅱ(ティターンズ仕様)。
白いMk2ではなく、本編初登場時の
ティターンズ仕様からの開幕となった。
GW直前に発売され、
お出掛けしていた都合で開封が遅れたけど
記念すべきアイテムをスルーはできないので
前後して届いた
同じティターンズ産のメタルロボット魂を
後回しにしてレビューするよ。
ドムと06Rと黒いガンダムMk-2は
3個買いがデフォなので、オレも3個予約。
でも、予約時よりたいぶ安くなってるし
発売まで待つべきだったか…
予約段階では概ね売り切れだったのに
セール常連になりつつあるヤツもあるし。
やっぱり今月発売のお高い可変MSは
チキンレースを挑むべきか…
箱とブリスター。
付属品は─
・頭部バルカン砲
・ビームライフル
・ビームライフル予備カートリッジ×2
・シールド
・シールド用交換ジョイント
・ハイパーバズーカ
・ハイパーバズーカ予備弾倉&蓋パーツ
・交換用肩パーツ(1号機&2号機用)
・交換用膝パーツ(1号機&2号機用)
・交換用リアアーマー(1号機&2号機用)
・頭部V字アンテナ予備
・ビームサーベル刃×2
・しなった状態のビームサーベル刃
・ビームライフル用エフェクト
・バーニアエフェクト×2
・交換用手首左右各4種
(武器持ち手2種&平手2種)
・手首デッキ
─以上。
箱ベロの台詞はZガンダム編に移っても健在。
「Mk-IIの開発は本当だったんだな」
てっきりカミーユの
「一方的に殴られる痛さと怖さを教えて
やろうか!」
がセレクトされると思っていたが。
Ver. A.N.I.M.E.のコンセプト通り、
オリジナルのデザインを再現した造型。
設定画のイメージをかなりよく捉えている。
特に脚部の再現が秀逸。
マーク2らしい太ましさとともに、
外側のスラスター部が長く、足首も大きめ。
個人的に歴代のマーク2の立体物の中では
最も理想的なおみ足だと思う。
腕が気持ち細く感じるが、数多ある
マーク2のフィギュアやプラモの中でも
ここまで設定画に寄せた造型の物は
放送当時の物以外では無いと思う。
(敢えて言えば、旧版のHGUCは
設定画のMk-2に近い印象だが)
顔もやや吊り目でシャープな印象の設定画準拠。
頭部やマスクの形状は文句無しだが、
少し目が離れているように見える。
写真に撮ると平面になるので、
実物はもうちょっとマシだけど。
でも、アレンジされたプラモやフィギュアが
たくさん出ているので、設定画準拠の顔だと
逆に違和感を持つ人もいるかもしれない。
彩色は例によってほぼ成型色だが、
ツヤが抑えられ質感は上々。
塗装と見比べてもあまり遜色は無い。
エゥーゴ仕様だが、旧版のマーク2と比較。
全高はほぼ同じ(概ね1/144サイズ)だが
全くの別物。流用パーツは一切無い(はず)。
今見ると、旧ロボット魂は胴も足も細く、
マーク2らしさが極めて希薄だと感じる。
当時のロボット魂は、好評を博していた
スペシャルクリエティブモデルの影響を
受けたのか、ポージング際のケレン味を
重視して、プロポーションが独特のバランスに
なっているものが目立っていた。
Ka Signatureのマーク2とも比較。
カシグのMk-IIはガッチリめの
プロポーションで、足も太いので
かなりいい感じに思っていたが、
並べてみるとVer. A.N.I.M.E.のほうが
かっこいいな。
Ver. A.N.I.M.E.は昔ながらの造型で
ありながら、不思議とカシグよりも
洗練されている印象を受ける。
ここから可動範囲のチェック。
首は引き出し式になっており、
上下に大きく可動。
ほぼ真上を向くことができるので
飛行ポーズの際に前を向かせることも可。
また引き出しギミックの恩恵で
バルカンポッドを付けても
頭部の可動がほとんど制約を受けない。
肩にも引き出しギミックあり。
引き出しジョイントは2軸になっており
大きく前方にスイングさせることができる。
後方へのスイングも可。
両胸も若干内側に引き込まれるように
なっており、ビームライフルを両手で
正面に構えることもできる。
腕は真横ぐらいまで上げることが可。
肘は90度ちょい曲がる。
また肘関節の後ろにロール軸があり、
若干だが前腕を左右に動かすことができる。
(ガワラ曲げが可)
肩を引き出すと正面にジョイントの窪みが
露呈するのは、見映えがイマイチで
気になるところ。
上半身は腹から上を引き上げ、
前屈、後方への反らしが可。
そんなに大きくは曲がらないが、
十分な可動域。
左右へは腰アーマー等に干渉することはなく
360度回転させることができる。
ほぼ真横まで開脚可。
前方にはほぼ正面ぐらいまで上げられる。
太腿の上部にはロール軸があるので
足はしっかりハの字開きすることができる。
膝はV字状に曲がる。足首の接地性も良好。
僅かだがつま先は独立可動。
下半身の可動域も広く、
劇場版でのキックポーズも余裕なので
ガルバルディβも発売されるはずw
バックパックは2本のスラスターが
前後左右に可動。サーベルラックも可動
(ビームサーベルが前に倒れる)。
4つのバーニアもボールジョイントで可動。
なお、表面のパーツが一部着脱式になっており
取り外すと、Gディフェンサー用と思われる
穴が露出する。
スーパーガンダムも視野に入っているのね。
なお、旧版のGディフェンサーとは
ジョイントの形状が合わないので
ドッキング不可。ジョイントは簡単に
自作できそうな気もするが…
バックパックはカシグと同様着脱できるが
これもジョイントの形状が異なるので
交換不可。
写真は魂ステージに乗せたGディフェンサー
の手前にマーク2を置いているだけ。
ねつ造機体なので、Ver. A.N.I.M.E.での
商品化が微妙なティターンズカラーの
Gディフェンサーが欲しい人は
これを手に入れてね。
デフォルトでは3号機となっているが、
左肩前面と右膝、リアアーマーの一部が
交換式になっており、1号機、2号機の
ナンバーが入ったパーツと交換できる。
ビームライフルはサブグリップが可動し、
スコープと後部の突起が折りたたみ式。
腰サイドアーマーのハードポイントに
懸架できる。
カートリッジの着脱も可。
黄緑色のビームのエフェクトが付属する。
ハイパーバズーカはグリップが可動し、
後部が回転する。
弾倉は着脱式。
蓋パーツで上の穴を塞いで腰サイドアーマーの
ハードポイントに取り付け可。
砲身は黒一色で塗り分けが無いので
ちょっと味気ないかな。
ティターンズ仕様のマーク2は劇中で
ハイパーバズーカを使用しておらず、
カラーの設定は存在しないと思うが
カシグみたく、塗り分けられていたほうが
よかったと思う。
シールドは差し替え無しで折り畳むことが
できる。
裏面にビームライフルのカートリッジ2個を
取り付け可。
先端の裏面には長方形の大きめの窪みがある
ので、エゥーゴ仕様にはシールドランチャー
が付属するのかも。
腕に接続するジョイントは蝶番型の物も付属。
シールドはボールジョイントである程度
角度を調整できるが、蝶番型のジョイントを
使用することで、前方により大きく倒すことも
できる。
ただし、シールドを肘の外側に取り付けること
は不可。また、ジョイントと腕の接続部は
四角軸で回転しないので、他のアイテムと
比べてシールドの自由度は低い。
まあ、設定通りではあるんだけど…
0083系ではギザギザした造型になっていた
ビームサーベルのエフェクトだが、
マーク2にはファーストガンダム系と
同じシンプルな形状の物に先祖返り。
しなった状態のビーム刃も付いている。
バーニアエフェクトは2個付属。
こちらはギザギザした造型。
エフェクトを取り付けできるバーニアは
バックパックの4基のみ。
肩や脚部のスラスター部は
エフェクト未対応。
肩のジョイントの見映えや
やや不自由なシールドの取り回しなど、
気になる点も散見されるが、
設定画に近い造型で可動域も広く、
思っていたよりもかなりデキがいい。
ガンダムMk-IIのアクションフィギュアでは
現状最高傑作だと思う
(別格の存在である究極のアイテムも
開発中のようだが)
安い出物もちょいちょいあるし
ガンダムマーク2のフィギュアが何か
欲しいのなら、Ver. A.N.I.M.E.をお薦めしたい。
(エゥーゴ仕様の発売は10月以降になりそう
だが)
ともあれ、Zガンダムシリーズの
Ver. A.N.I.M.E.第1弾としては
上々のクオリティで今後のシリーズへの
期待が膨らむ。
シリーズ初の限定品も多々買って
このクオリティで1体でも多くの
Zガンダム登場MSがロボット魂として
商品化されることを願おう。