将棋の西山朋佳女流三冠(白玲、女王、女流王将、29)が挑む棋士編入試験第4局が12月17日に行われ、試験官を務めた宮嶋健太四段(25)に95手で勝利した。この結果、試験の通算成績は2勝2敗に。史上初となる「女性の棋士」は最終第5局の結果に委ねられることになった。
史上初の「女性棋士」誕生へ、歴史的挑戦に臨んでいる西山女流三冠が待望の2勝目を手にした。1勝2敗と黒星先行の中で迎えた第4局は、奨励会三段リーグでも対戦経験のあった宮嶋四段が試験官に。勝てば夢への望みがつながるものの、負ければ“不合格”という運命の一戦に、西山女流三冠は「三間飛車」を志向。宮嶋四段は後手番で急戦を仕掛けた。