2022年6月に閉店したダウンタウンの中心にあったロングス。ハワイ州で1954年にオープンしたロングス1号店で、70年近くダウンタウンで営業していた。ダウンタウンの一等地にありながら、コロナで世界が変わり万引きの被害に悲鳴をあげ閉店してしまった。
その跡地に韓国系の食料品スーパーマーケット「88 MART」が昨年5月オープンしたが、内装はほぼ以前のロングスのまま、オープンしたばかりなのに新しさが感じられない店内で、ほとんど買い物をしている人を見かけたことがなかった。
昼時になると入り口近くに弁当が並ぶので、その弁当目当ての人たちだけで店内にある商品を購入する人は多くはなかった。以前のロングスの賑わいと比べものにならないくらい店内に人がいない。店頭に並ぶ商品の80%は韓国からの輸入品で、残り10%がハワイ商品、そして残りの10%が日本製品である。
客が集まらないのは、何と言っても商品の価格が高い。ウォルマートやドンキホーテでの価格の倍近い価格で販売されていては、誰もここで買い物しようとする気が起こるわけがない。多くの人は新店舗のオープンに期待していたが、がっかりした人がほとんどだ。閉店は時間の問題だった。この年末で閉店するようだ。
このスーパーの韓国系オーナーは、同ビルのホテル地下にレストラン「オノ・カイ」も同時にオープンさせた。レストランは1年も持たないで、この春にすでに閉店している。この2店舗に先駆け、キングストリートとピイコイ通り角にルーフトップ・ベーカリーカフェをオープンさせたがこちらも長くは続かなかった。
先日紹介したロスの閉店にこの韓国系スーパーの閉店で、並びの2店舗が空き店舗となる。ダウンタウンはますます寂しくなる。集客力のあったウォルマートが閉店してダウンタウンで買い物する客が減った。近隣にある「丸亀うどん」や100円均の「ダイソー」には、頑張って営業を続けてほしいものだ。
地下レストランだった場所
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