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HP Pavilion 16-ag(AMD)の実機レビュー
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CPU | Ryzen 5 8540U Ryzen 7 8840U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
画面サイズ | 16.0型 16:10 |
画面種類 | 1920x1200 IPS タッチ |
質量 | 約1.79kg |
バッテリー | 59.16Wh(最大12.5時間) |
価格[税込] | 11万円台~ |
HP Pavilion 16-ag(AMD)は、タッチパネルに対応したノートPCです。
PC操作に不慣れな方も、タッチ操作で直感的に使うことができます。
16型の大きなディスプレイなので、作業もしやすく、タッチパネル対応なのに、画面の反射も抑えられているので見やすいです。
CPUには、Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載しており、兄弟機種のインテルモデルよりも処理性能が高いです。
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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 8840U、16GBメモリ、512GB SSD
目次
お忙しい方は、「HP Pavilion 16-ag(AMD)の特徴」のみお読みください。
HP Pavilion 16-ag(AMD)の特徴
16型大きな画面で、タッチパネルも対応
HP Pavilion 16-ag(AMD)は、16型の大きな画面を搭載し、作業がしやすいノートPCです。
しかも、タッチパネルにも対応しており、家族が集まって、1つのPCを操作するときなどに便利です。
インテルモデルよりも高い性能
HP Pavilion 16-ag(AMD)の兄弟機種として、インテルCPUを搭載したPavilion Plus 16-af(インテル)という製品がありますが、これよりも本製品のほうが性能が高いです。
両機種に搭載されているRyzen 7 8840UとCore Ultra 7 155Uを比較すると、下表のように、本製品に搭載されたRyzen 7 8840Uのほうが、CPUのマルチコア性能も、グラフィック性能も高くなっています。価格は本製品のほうがやや高いですが、処理性能を重視するなら、本製品のほうがいいでしょう。
メモリはオンボード
HP Pavilion 16-ag(AMD)のメモリは、オンボードで、16GB固定です。従来モデルは交換できるメモリだったのでやや残念です。一般家庭であれば16GBあれば十分だと思いますが、クリエイティブワークをしたりゲームをしたりする方は、16GBだと不足するかもしれません。
やや残念な点
HP Pavilion 16-ag(AMD)のやや残念な点は、USB-Cポートの位置です。充電するときにこのポートを使用しますが、右側面にあり、また奥から3番目と4番目に配置されているので、マウスを使うときにケーブルが邪魔に感じやすいです。
ディスプレイのチェック
ディスプレイのチェックです。
HP Pavilion 16-ag(AMD)のディスプレイは、画面比16:10、1920x1200ドット、タッチパネル対応の16型液晶です。タッチパネルに対応していても、低反射である点が特徴です。ただ、色域が狭い点は残念です。10万円を超える製品なので広めの色域のディスプレイが良かったです。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
HP Pavilion 16-ag(AMD)のキーボードは、普通の打ちやすさです。
キーピッチは約18.7x18.4mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。テンキーも搭載されていますが、Enterキーの列との間に、もう少し隙間があると良かったです。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
HP Pavilion 16-ag(AMD)のパフォーマンスを確認します。
本製品は、「myHP」というアプリの「パフォーマンスのコントロール」で、動作モードを変更することができます。今回は、「バランス」と「パフォーマンス」の両方のモードで計測しました。
CPU
HP Pavilion 16-ag(AMD)は、Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載しています。UシリーズのプロセッサーでデフォルトTDPは28Wです。
今回、Ryzen 7 8840Uを搭載していますが、一般向けノートPCとしては高い処理性能です。
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
メモリ
メモリはLPDDR5-6400と広い帯域ですが、オンボードなので、後から交換することはできません。
グラフィックス
CPU内蔵グラフィックスの性能は下の通りで、高い性能です。「バランス」モードだどやや性能が落ちるので、ゲームなどをするなら「パフォーマンス」モードにするといいでしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※グラフィックス名の横の括弧は、メモリの仕様
ストレージ
ストレージは、PCIe Gen4を搭載しており、比較的速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
SDカードスロットは非搭載です。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
本製品は、USB Type-Cポートを2つ備えています。なお、Power Deliveryと、DisplayPortに対応していますが、Thunderboltには非対応です。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ ※3 | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ ※3 | × | × | |
PD充電器 ※1 |
100W Anker 充電器 | ○ ※3 | ― | ― |
65W Lenovo GaN充電器 | ○ ※3 | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ ※3 | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ ※3 | ○ | ― |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 製品に付属のHP製ACアダプターの使用をおすすめとの警告が表示
HDMIの動作チェック
HDMIポートはHDMI2.1に対応しています。4Kモニターにつないでみましたが、4K/60Hz/RGBで出力することができていました。
質量のチェック
HP Pavilion 16-ag(AMD)の質量のチェックです。
16型のノートPCとしては、比較的軽いと思います。ACアダプターは普通の重さです。
質量 | |
PC本体 | 1.701kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 321g |
Webカメラ・スピーカーのチェック
Webカメラ
Webカメラは、FHD画質で映像も割と綺麗です。IRカメラおよびプライバシーシャッターもあります。
スピーカー
スピーカーは、底面にあります。音質はやや良く、勝手に点数を付けると、10点満点で6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。なお、プロセッサーのデフォルトTDPは28Wです。
CPU電力は、どちらのモードも徐々に下がり、最終的には20W前後になります。やや低めのCPU電力です。
CPU温度は、どちらのモードも問題ありません。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時や低負荷時は、ほとんど音が聞こえません。高負荷時もそれほどうるさくありません。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約20dB | 約20dB | 約31dB | 約31dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。
負荷をかけても温度変化は少なく、不快感なく作業をすることができます。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。
処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
ディスプレイサイズが大きいため、やや消費電力は上がりますが、高い負荷をかけたときの消費電力はそこまで高くありません。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
11W | 15W | 26W | 26W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
HP Pavilion 16-ag(AMD)の外観のチェックです。
今回ナチュラルシルバーのカラーですが、スカイブルーのカラーもあります。指紋が目立ちにくいですし、カジュアル感があっていいと思います。
天板には、「HP」のロゴが入っています。
高さは、17.9-18.6mmとなっており、比較的薄いです。
インターフェイスはご覧の通りです。右側面にポートが集中しているので、マウスを使うと、ケーブルなどが邪魔に感じるかもしれません。充電に使用するUSB-Cポートは反対側の側面が良かったです。
ヒンジは下の角度までしか開きませんが、デスクで作業をする場合は十分な角度でしょう。
底面はシンプルです。ネジは4本しかありません。
内部はご覧の通りです。メモリはオンボードです。
ストレージは、Type 2280 M.2 SSDです。空いているM.2スロットはありません。
ACアダプターは65Wです。電源ケーブルは太いです。
まとめ
以上が、HP Pavilion 16-ag(AMD)のレビューです。
タッチパネルに対応したノートパソコンです。タッチパネルは、PC操作に慣れている人はあまり使わないと思いますが、PCに不慣れな方はタッチパネルで直感的に作業ができると便利です。従来モデルは光沢でしたが、非光沢になったので、映り込みが低減されている点も良かったです。
ディスプレイサイズが16型と大きいため、作業もしやすいです。ただし、色域は狭いので、色がややくすんでみえます。色にこだわりたい方には適しません。
CPUは、Zen4世代のRyzenプロセッサーを搭載しており、高い性能です。インテルCPUを搭載した兄弟機種もありますが、それよりも高性能なので、多用途で使えるでしょう。
やや残念だったのは、充電にも使用するUSB-Cの位置が、右側面にしかなく、マウス操作の邪魔になる点です。USB-Cは左側面にも欲しかったです。
タッチパネル搭載で、性能も高い
HP Pavilion 16-ag(AMD)
特徴
- タッチパネル液晶を搭載
- Zen4世代の高性能CPUを搭載
- 16型の大画面
こんなあなたに
- PC操作に慣れていない方
- ファミリーで1台のPCを使う方
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- 価格11万円台~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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