たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト~やさしさのエネルギーチャージ~
たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト~やさしさのエネルギーチャージ~は、
社団法人セーフティーネットリンケージが開発した、
スマホアプリ(最大の特徴は、個人情報を保護した状態で家族が直接協力者に探索依頼ができ、
発見した際、お互いの電話番号が非表示の状態でご家族と連絡が取り合える日本初の技術。
アプリは協力者、ご家族ともに無料)およびステッカー(有料)を活用した
『みまもりあいプロジェクト』のたまプラーザ版を、
たまプラーザの在住・在勤の有志で2019年6月に結成、
「みまもりあえる街づくり」を目指し活動を開始しました。
このプロジェクトは、発起人の「誰にも言えない」・「頼れない介護」の義理の祖父の介護経験、
103歳で空に旅立つまで、家族や地域の方達から見守られ、
行動を制限されることなく自分らしい人生を送った実の曾祖父のことから、
義理の祖父にも、曾祖父のように 「最後まで自分らしい暮らしをさせてやりたかった 」、
周囲の認知症に対する理解があれば、 介護する側、される側、 どちらも、
その人らしい暮らしが送れるのではないかという思いから始まっています。
曾祖父が健在だったころの 『かつての暮らし』では、
ご近所の状況も、今よりは把握できていましたし、
お味噌や醤油なんかの調味料だとか、
物品の共有も頻繁にされていて、 地域のコミュニケーションも盛んでしたが、
近年は、 少子高齢化、高齢者世帯の増加、 個人主義・価値観の多様性、
生活不安の増大、犯罪や事件の深刻化、 地域コミュニティの希薄化などに関連して、
孤独死、虐待、認知症高齢者の行方不明、 見守りが必要な人の増加など、
地域の福祉課題も拡大しています。
その中で、地域で出来る事は、 「助け合い・支え合い」。
しかしながら、 個人の自由やプライバシーを大切にすることが当たり前になっていて、
町内会なども、負担が大きいという理由で 積極的に参加しない人たちも増えてきている今、
かつての暮らしのような地域住民の密な関わりを築く事は難しいことです。
「スマホに専用アプリをダウンロードして、 認知症患者などの行方不明の捜索協力を
出来る範囲で、気軽に手助けできる 見守りあいの仕組み」というと、
「認知症なんて自分には関係ないから必要ない 」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
けれど、このプロジェクトは、 行方不明者の捜索のためだけのものではありません。
認知症を患っている家族が徘徊をした時の為、子供が迷子になった時の為 、災害に備えてと、
キッカケはどうであれ、 みまもりあいアプリを自分のスマホにダウンロードする『やさしさ』、
そして、そのアプリが、 同じ優しさがを持った人を結び、
地域に優しさのエネルギーがチャージされる。
日常の生活の中で 『ちょっと気にかけて』アプリを見ることで、
今まで『人ごと』だった地域課題についても
『自分ごと』、地域の『自分達ごと』として捉えるきっかけを作り、
「お互いさまの街」を住民主体でつくる基盤になってくれるものだと私達は思っています。
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