日本にはアメリカ軍が駐留していて、日本の自衛隊と同盟を結び、集団的自衛で日本列島を守っている。尖閣列島事件が起こったとき、アメリカが「尖閣諸島に安保条約が及ぶ」と言ったことを日本人は喜んだ。
誠意と誇りを持った日本人だから、尖閣列島の防衛でアメリカ軍が後ろ盾になるのを喜んだのだから、「アメリカ軍は出て行け!」とは言わないだろう。自分の都合の良いときだけペコペコするというのは日本人がすることではない。
日本周辺は、侵略的な中国に対して、日本は自衛隊とアメリカ軍の「集団的自衛」で対抗している。アメリカ軍は東アジア・太平洋方面に約97000人の軍隊を展開しているが、日本はその中でも41000人とダントツである。まさにアメリカと日本の集団的自衛で日本を守っているし、同時にアメリカの東アジア防衛網の一端を担っている。
日本人はアメリカ軍との集団的自衛に反対だろうか? 反対はしていない。心の中はどうか知らないが、60年間、アメリカ軍に「出て行け」と言っていない。人間は心の中はどうでも、本当の心は行動にでる。だから、貿易、損得、中国などすべてを考えてアメリカ軍出て行けと言わないのは確かである。
私はアメリカ軍に出て行ってもらって、日本軍で日本を守り、それと同時にアメリカとの集団的自衛で軍事同盟を「対等な関係」で結びたい。今のように片務的(アメリカは日本を守るが、日本はアメリカを守らない)ということをやっていては日本人の魂が滅びる。
でも、現在の日本人は若干、屈辱的でも実利を採る作戦だから、私も自分の意見は意見として、日本人の全体の判断を(やむを得ず)支持している。多くの人はどうなのだろうか?
(平成27年6月25日)