エッセイスト/絵本作家◆「かがく絵本」のテキストや、宮澤賢治作品の「読み解きエッセイ」を書きます◆賢治作品を即興演奏と朗読する「朗誦伴奏」により、CDを自主制作しています◆こちらは個人アカウント◆賢治のこと、本やCDのお知らせはこちら▶️ https://t.co/JdlW1L5Zvc
ナガミヒナゲシの外来種駆除キャンペーンに違和感がある。 その場所に、ナガミヒナゲシに駆逐されそうな日本在来種があるなら仕方がないが、そもそも外来種だらけの町なかの草むらなら、何を守ろうとしているのか分からない。 凶暴な植物とレッテルを貼り、全国的に指名手配する方法はヘイトに似る。
2016-05-20 10:27:06外来種問題を語るときにも、その植物のいのち、外国でも強く生きようとする生きざまに対する敬意というものを、忘れたくないとわたしは思うのです。
2016-05-20 10:32:22だから外来種でも抜くな、駆除するな、と言いたいのではない。 けれど、 これは凶暴な、日本に生えていてはいけない植物だ! と指名手配的に叫ばれると、 そもそも連れてきたのは誰で、在来種を駆逐したのは誰? と思ってしまう。 いちばん凶暴な生きものは人間だなあ、と悲しくなる。
2016-05-20 10:38:19@stamamushi 外来種が在来種を脅かすのは分かりますが、外来種だって好きで外来種に生まれてきた訳じゃないのに。(._.)って時々思います。
2016-05-20 10:40:45宮澤賢治の童話に「ひのきとひなげし」がある。ひなげしが野原に咲くとは、岩手の野山(ましてや大正時代)には実在しない風景を描いたのだ、と思ってきた。賢治は、やはり百年後を見ていたのか。 「おまへたちが青いけし坊主のまんまでがりがり食はれてしまったらもう来年はこゝへは草が生えるだけ」
2016-05-20 10:50:28@kiirokagishippo そうなんです、たとえ外来種に対しても、優しさが欲しいなあ、と思います。ところでプロフィールを拝見して、好きなものがとても似ているのに驚きました(・∀・)
2016-05-20 10:52:11@stamamushi駆除駆除って言うと、何だか 外来種もとても可哀想になってしまうんですよ。(*^^*) 好きなもの、本当ですか?嬉しいです。(*^^*)
2016-05-20 10:56:27重要な視点と思います。☞ 保全対象がない都市空間は花壇や植栽と同様に、外来生物も都市環境に適応した生物として興味を持って見たほうが良いかもしれません twitter.com/sakumad2003/st…
2016-05-21 10:45:33保全対象がない都市空間は花壇や植栽と同様に、外来生物も都市環境に適応した生物として興味を持って見たほうが良いかもしれません。駆除は目的を持って。外来生物=悪者では生きものの面白さを見逃しかねないなぁと(ビオトープ絡みでもよくある)。駆除はレッテルではなく実効性で合意形成を。
2016-05-20 09:16:24そもそも在来種は絶対的に守られるべきなのかとか、他の植物の成長を阻害するアレロパシーもナガミヒナゲシにかぎった話ではないとか、ナガミヒナゲシが繁殖しやすい環境を人間が作っている点とか、そういうことを一切抜きにしてナガミヒナゲシを邪悪な存在であるかのごとく喧伝するって、どうなの?
2016-05-24 06:18:49生きものに絶対的に邪悪な存在などない それは 先入観を持たずに足もとの草むらを見ていれば分かる この草、悪いんだよ だから退治していいんだよ (殺していいんだよ) そう子どもに教えたくない 教えないでほしいと切に願う むやみに守れと言うのではない むやみに殺してほしくないだけ
2016-05-24 08:58:15生きものの命のことになると黙ってはいられない バカだなあ、と我ながら思う もう、ナガミヒナゲシが「危険」と言われていることに 首を突っ込むのはやめよう わたしが思っているくらいのことは ほかにも思っているひとがいるだろうし ナガミヒナゲシはほかの外来種と折り合いをつけてゆくだろう
2016-05-25 06:46:33素人ナチュラリストなりに ここ三十年、外来種の動向には注意を払ってきた ナガミヒナゲシや アメリカオニアザミ、ハルザキヤマガラシを はじめて見たのも約三十年前 見たことのないアブラナ科だと、図鑑とにらめっこした ハルザキヤマガラシが広がるのは早かった 今でもアンテナは張っている
2016-05-25 07:07:49ハルザキヤマガラシが要注意外来生物なのは分かるし、 アレチウリが特定外来生物なのも分かる。 アレチウリの繁茂は凄いし、駆除やむなしと思う。 でも、それにしたって「要注意」や「特定」であり、 「危険」という言葉は使っていないんだよ、煽りすぎだよ、と思うのです。 以上、どっどはれ。
2016-05-25 07:47:37@stamamushi こちらこそ、ずっと引っかかっていた事に丁寧な形をいただいた気持ちでした。ありがとうございます。(わたしが言語化するとエキセントリック/シニカルになってしまうので…) 外来種問題とか全て人為的産物/ニンゲンの都合に過ぎないのにやりきれない気持ちになります…
2016-05-25 10:08:06自然というのは さまざまな生きものの 密接な関係性によって成立しているから 生きものには多角的な見方が成立して 絶対的な悪というのは存在しない なにかひとつを危険とする価値観ってのは 自然は自然でも 何かひとつの生きものの立場からしか ものを見ていないひとなんだろう
2016-05-25 17:14:45昆虫は 植物を食べ 鳥に食べられる はざまの生きものだから 虫を学ぶと 花も鳥も見るようになる バランス感覚が養われるよな
2016-05-25 17:18:20そもそも盛岡では 中津川のワスレナグサを愛でる市民が多いけど あれだって外来種 そう言えば このごろ田んぼのまわりに ワスレナグサの一種が群生してる あれなんかも最近かなりの勢いで増えている 植物の世界も 移り変わっていることを受け入れざるを得ない ひとがそういう環境を作った
2016-05-25 17:24:24そしてさ たとえ外来種でも わたしたちが気づくころには もう五十年も日本にいるんだよ そこには 日本の虫たちも含めた 小さな宇宙が出来上がっている こともある 特定外来種の花に 希少昆虫を見つけることだってある 自然って 一筋縄ではゆかない
2016-05-25 17:27:59「危険外来植物」という言葉は、 今回、運動をしている人たちが作り出した言葉である。 これを、 何らかの権威でもありそうなチラシにして拡散したことに わたしは違和感を覚えているのだ。
2016-05-26 08:41:53