トランスジェンダーの女性トイレ使用禁止求めた米議員、議会内で襲われる 33歳男を逮捕

ナンシー・メース米下院議員(右)=昨年10月、ワシントン(ロイター)
ナンシー・メース米下院議員(右)=昨年10月、ワシントン(ロイター)

米連邦議会議事堂の女性トイレをトランスジェンダーに使用させないよう求めてきたナンシー・メース下院議員(共和党)が10日、議会内で襲われた。議会警察は暴行容疑で中西部イリノイ州シカゴに住むジェームズ・マッキンタイア容疑者(33)を逮捕した。米メディアが報じた。

メース氏は、11月の下院選でトランスジェンダーのサラ・マクブライド氏(民主党)が初当選したことを受け、生物学的な男性が議事堂敷地内の女性専用スペースを利用することを禁じる決議案を提出。議長は利用を認めない方針を明らかにしていた。

メース氏は事件当日のX(ツイッター)で「私は今夜、女性を守るために闘っているという理由で、議事堂の敷地内で暴行を受けました。議事堂警察が彼を逮捕しました。あなた方の脅迫で私の女性のための闘いが止まることはありません!」と述べた。トランプ次期大統領から見舞いの電話があったことも明らかにした。

AP通信によると、目撃者はマッキンタイア容疑者が攻撃的な態度でメース氏の手を握ったと証言。容疑者は暴行の容疑を否認しているという。

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