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米国自身が、イラン・ロシア・中国・北朝鮮からなる「死の軍団」を作り出している

米国自身が、イラン・ロシア・中国・北朝鮮からなる「死の軍団」を作り出している

Sputnik 日本

米国がイラン、ロシア、中国、北朝鮮との対立を強めることにより、これらの国々は単一の同盟を作り出し、米国自身がこれらの国々との対決を推し進めている。米メディア「ポリティコ」が報じている。 2023年3月21日, Sputnik 日本

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米国は、中国を重要な競争相手として認識しており、権威主義的で好戦的な姿勢を強めている。米政権側の見方によると、イランの政策は中東における米国の同盟国を脅かすものであり、ロシアは独立性を保ちすぎており、ウクライナでの特別軍事作戦であまりにも成功を収めすぎている。米国人のこのような政策が、ロシア、中国、イランを、多くの点で意見の相違があるにもかかわらず、結束させるのだという。なぜなら、これらの国々には米国という共通の、非常に重大な敵がいることをよく理解しているからだ。ロシアに対して大規模な制裁を課し、イランに対しては現状を維持し、中国に関しては厳しい輸出規制や台湾への公的支援、TikTokの禁止など、可能な限りの措置について議論を行っているのはまさに米国である。同メディアの記者は、米国による制裁と脅迫が、この3 カ国が相互の協力関係を築き始めたという事実につながったことに対する驚きを示していない。イランはまもなく上海協力機構（SCO）への正式加盟を果たし、中国は最近イランとサウジアラビアの協定締結に貢献し、イランとロシアの関係はますます強化されつつある。さらに、米国は、敵対する国々を精神面で結びつけ、「超悪役」という一つのグループにすることで、自分たちにとっての「死の軍団」を作り上げた。同メディアによると、米国は、ロシア、中国、イラン、北朝鮮の反米の境界線や、対露制裁を支持しないグローバル・サウスの大部分の国々が明らかに「不服従」の態度を示していることに無関心でいることはできない。米国人が、世界が自国に対して団結するかどうかを警戒するのは当然である。しかし、米国が状況を根本的に修正するチャンスはまだ残されている。新しく結成された連合には孤立から抜け出したいという願望があるにもかかわらず、まだお互いに歴史的な不満や疑惑を抱いているという事実を正しく利用すればよいのだ。つまり、「分割して支配する」という原則に従う必要がある。そのためには、米国はロシア、中国、イランに対抗できる同盟国を獲得しなければならないが、これは容易なことではないと同メディアの記者は指摘している。例えば、インドは中国に立ち向かうことに抵抗はないだろうが、ロシアとは歴史的なつながりがある。したがって、米国はケースバイケースで連合を構築する必要があり、それにはさらに多くの労力と費用が必要とされる。記者は、このように「力を分散」させるだけの資源が米国にあるのかどうかという疑問を投げかけている。また、中国を封じ込め、他国に対する態度を軟化させることに焦点を当てるべきだと指摘している。米中関係の新たな均衡を確立しようとすることが、世界の安定につながると記者は述べている。これよりも前、ロシア連邦院のコサチョフ副議長は、ロシアと中国の関係が、米国とその同盟国との関係とどう違うのかについて説明した。関連記事

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