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中国、月面用の原発を開発中

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月 - Sputnik 日本, 1920, 25.11.2022
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サウスチャイナ・モーニング・ポスト紙によると、中国は原子炉を動力源とする月面基地の電力供給システム開発に取り組んでいる。
中国の月探査プロジェクトの設計主任を務める呉偉仁(ウー・ウェイレン)氏によると、中国は月面に原子力発電所を建設する計画で、この原発は宇宙で稼働し、強力なエネルギーで中国の月面基地の長期的ニーズを満たす。
中国のエンジニアは、開発中の月面原子炉の詳細をいまのところ明らかにしていない。わかっているのは、その出力が約1メガワットであることだけ。サウスチャイナ・モーニング・ポストは出力について、地下バンカー、複数回実施可能な月面離着陸用モジュール、地球との通信システム、探査船への電力供給には十分なはずだと指摘している。
また同紙は、中国は2028年末までに月の南極付近に基地を建設する計画で、基地の初期構成には着陸モジュール、バンカー、宇宙探査機が含まれるとみられると報じている。また研究や作業のために月面車が使用され、これは基地で充電できるようになるという。
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中国は基地の建設場所として、その照度の高さにより、月の南極付近を選んだ。緯度およそ89度では年間最大180日連続して太陽光が当たるため、宇宙飛行士が参加する月面探査ミッションの作業に最適だという。呉偉仁氏によると、月面基地の主要モジュールは月面に運ばれ、予定されている月探査ミッション「嫦娥6号」~「嫦娥8号」の過程で組み立てられる。
準備作業完了後、第1陣の中国人宇宙飛行士が基地に到着し、しばらくの間滞在する。宇宙飛行士の常駐は、今のところ予定されていないという。
スプートニク通信は先に、米航空宇宙局(NASA)が月探査計画「アルテミス1」ミッションで無人宇宙船「オリオン」を搭載した超重量級2段式スペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットを打ち上げ、成功したと報じた。
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