ロシア石炭最大手スエク社、制裁下でも日本との取引は継続中 バソフ社長「日本とは再び友達となる」

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ロシア石炭最大手「スエク」社のマクシム・バソフ社長 - Sputnik 日本, 1920, 07.09.2022
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ロシア・ウラジオストクで第7回東方経済フォーラムが開催中だ。フォーラムに参加したロシア石炭最大手「スエク」社のマクシム・バソフ社長はスプートニクの独占インタビューに応じた。親日家として知られるバソフ氏の今の気持ち、対露経済制裁下での日本とのビジネスについて話を聞いた。
スエク社は、15年以上日本に拠点を置いている。今年3月以降、日本への輸出量は減ってしまったが、取引自体は継続できている。
「石炭の日本への輸出量は減少しました。私たちの取引先は、制裁に関する全ての書類を確認・分析しなければならなかったからです。取引量が元に戻ることを願っています。ロシアの石炭は、日本の国際競争力を促進するものだと確信しています。日本は高品質の、オーストラリア炭やロシア炭を使うことに慣れています。ロシアの石炭を購入することは日本における電気代削減にもつながります。ロシアの石炭を使っている他の国との競争力を持続するために、それは不可欠なことです。日本のビジネス界が理にかなう適切な判断をし、私たちの石炭を購入してくれることを願います」
日本政府は4月、 G 7と足並みを揃えた対露制裁の一環で、段階的にロシアからの石炭の輸入量を削減し、最終的には禁止することを表明した。
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「日本政府は石炭輸入削減を表明したものの、期限については明確にしませんでした。そのおかげで、取引先のお客様たちと今でも仕事をすることができていますし、私たちは日本のパートナーが大好きです。これからも日本と一緒に仕事ができることを望んでいます」
非友好国となってしまった日本。例年と異なり、今回の経済フォーラムに日本は代表団を送らなかった。また、ロシアも中国やインドといった他のアジアの国々とパートナーシップを強化する姿勢を鮮明にしている。しかしバソフ氏は、ロシアが日本とのパートナーシップを捨てるという懸念について、明確に否定する。
「そんなことはありません。日本が大好きですし、日本との協力関係を拡大したいと願っています。全ての出来事は、特殊軍事作戦も含めて、いつか終わります。日露の隣人としての関係は千年以上にわたるものであり、きっと全ては良くなる、そして私たちは再び友達となるでしょう」
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