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中山美穂さん、死因究明に「調査法解剖」へ…ファンの間では悲痛の叫びも
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2024.12.08 16:40 最終更新日:2024.12.08 18:31
12月6日、俳優で歌手の中山美穂さんが東京・渋谷区の自宅の浴室で死亡しているのが見つかった。享年54だった。
「中山さんは同日の夕方から大阪市内でクリスマスコンサートを開催する予定でした。新幹線で移動するため、事務所スタッフと品川駅で待ち合わせをしましたが、姿を見せなかったためスタッフが自宅に向かい、浴槽の中で前屈みに倒れている中山さんを発見しました。湯は張られていたそうですが、すでに水になっていたと聞いています。すぐに医師を呼び、死亡が確認されたため警察に通報したとのことです」(芸能担当記者)
自宅は施錠されていて外部からの侵入の可能性は考えられず、外傷もないことから事件性は少ないと見られている。
「今のところ死因は『急激な温度変化によるヒートショック』『体内にアルコールが残っていたことによる溺死』などが推測されていますが、正確な死因を調べるため、8日に『調査法解剖』が行われることになりました」(同前)
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あまり聞きなれない「調査法解剖」。事件性が疑われる場合に警察や検察が「死因の特定が必要」と判断したときに行われる「司法解剖」にならぶ「法医解剖」のひとつだという。どういった場合に行われるのだろうか。
所管する総務省は、「犯罪による可能性は低いが死因を明らかにするため特に必要がある場合には死因身元調査法による『調査法解剖』が行われる」としている。2013年に施行された「死因・身元調査法」に基づいて実施される。同法により、犯罪捜査の手続が行われていない場合であっても、警察等が法医等の意見を踏まえて死因を明らかにする必要があると判断した場合、遺族への事前説明のみで解剖を実施することが可能となった。
「同法が制定されるきっかけの一つが、2007年に起きた『時津風部屋力士暴行死事件』だといいます。急性心不全と診断された元力士の遺体に残された外傷などを不審に思った両親が地元の大学に解剖を依頼したことで、暴行が原因による死亡だったことが発覚しました」(社会部記者)
一方、中山さんのご遺体が解剖されるということでファンからは悲痛の声も聞かれる。Xには《解剖されるのは嫌だなあ~ 仕方ないけど》《仕方がないが、辛い》《家族としたら解剖を受けるのは心が痛いですよね》などとポストされていた。
「中山さんについては事件性はないとみられているものの、どういった状況で亡くなったのかを明らかにする必要があるために『調査法解剖』が行われるようです。中山さんと親しかった方には前日までやり取りをしていた方もいて、“突然すぎる”死に心を痛めているでしょう。それは多くのファンも同じ。彼女の死を謎のままにせず死因を究明することで、こうした辛さに歯止めをかけられたらよいのですが……」(同前)
ファンの喪失感は日に日に深まっている。解剖の結果が待たれる。
( SmartFLASH )