新型コロナウイルス感染症は10%程度の方に数ヶ月続く後遺症が起こることが知られています。他の原因を除外しても、咳嗽、味覚嗅覚障害、労作後倦怠感、思考力低下、ブレインフォグ、自律神経障害、慢性疼痛、睡眠障害などが起こることがあります。漢方薬などで改善することも多いですが、原因一部に鼻の奥の上咽頭に慢性炎症があり、この慢性上咽頭炎を塩化亜鉛をつけた綿棒で擦過する上咽頭擦過療法(EAT)で改善する例が報告されています。 本スライドでは、上咽頭擦過療法の概要とかかりつけ医での準備などについて説明いたしました。
*9/17更新内容:コロナ後遺症への効果キャプション追加、筋痛性脳脊髄炎/慢性気管支炎への効果追加、擦過対象の上咽頭のシェーマ追加(大阪田中亜矢樹先生ご提供)、EATの準備、擦過の対象についてアップしました。初めてEATをなさる場合は、下記メッセージにある文献、youtubeや経験のある医療機関見学をなさってください。