先日のNHK番組 ファミリーヒストリー(山崎亮太)を見ていて驚きました。
私の知っている方が出演されたのですから・・・と言っても仕事関係での繋がりですが
南海キャンディーズの山崎亮太さんの母方の祖父が務めていた会社「富田薬品」は
九州を地盤とする医薬品卸の会社です。
医薬品卸の業界は薄利多売で競争が激しく、大手は合併を繰り返し規模の拡大で競争を乗り切っている会社が多い中、富田薬品さんはお客様からの信頼を元にした強固な地盤を武器に、合併によらず医薬品卸売業界大手の一角を占めています。
当時、富田薬品さんは熊本。福岡、鹿児島の各支店に、それぞれ異なるコンピューターメーカーの製品を導入して運用されていました。(当然、稼働していたアプリケーションも別物)
私は国内コンピューターメーカーのシステムエンジニアとして働いていました。
全社統一のシステムを導入し、業務効率の向上を図るということを目指して営業活動を行い受注を勝ち取ったのです。
プロジェクトの開始から全社稼働までプロジェクトに参画しました。
3支店それぞれ別システムで動いていましたので、コンピューターシステムだけでなく業務運用や作業手順なども支店によってばらばらの仕組みを統一することは大変な作業でした。
3支店にそれぞれメインフレームの汎用コンピュータを導入し、当時は一般企業では珍しかったオンラインネットワークで接続しました。
ファミリーヒストリーにも出演されていた現在の富田薬品の富田久雄社長は当時鹿児島支店の電算部の部長さんでした。
当時は国策として、中国・韓国のIT技術力向上支援としてプログラムをできるだけ中国・韓国へ外注するよう政府から大手メーカーに要請が出されていました。
そのため一部のプログラムを中国へ発注することにして、お客様には外注先が安心して任せられる会社であるということを理解していただくため、現地に出向いて作業環境や品質管理の状況を確認して頂く計画を立てて出張計画を立てました。
詳細スケジュールや宿泊地なども決定した後に、中国でのSARSウィルスによる伝染病のバンデミックにより渡航禁止となってしまいました。
結局、外注先は韓国へと変更し、視察も韓国になってしまいました。・・・当時の自分としては中国に行きたかったなぁ・・・
その時一緒に視察に行ったのが現社長の富田久雄さんでした。
居近江のある方は是非NHK+でご覧ください。
山崎亮太さんの祖父は富田久雄社長の元上司にあたるそうです。
昨年の8月にも富田薬品の方々にお呼び頂き、熊本で一泊しました。
懐かしく旧交をお温めあいました。