Mozilla Firefox 5の正式版を公開！今後は怒涛のメジャーアップデートを実施！

2011.06.232022.07.23

Mozillaは、Webブラウザ「Firefox」の最新版Firefoxバージョン5.0の正式版を公開した。Windows 2000/XP/Vista/7およびMac、Linuxなどに対応。Mozilla JapanのWebサイトから無料でダウンロードできる。Android版も同日公開されており、Android Marketからダウンロードできる。

Firefox5からは、新しいリリースサイクルRapid Releaseの採用しており、今後、原則として6週間に一度メジャーバージョンアップ版が公開される。ただし、Firefox 5からFirefox 6へは例外的に8週間のサイクルとなっており、Firefo6は8月16日に公開される予定となっている。

今回公開された「Firefox 5」は、ユーザーインターフェイス面の変更はないが、1,000以上の改良とパフォーマンス向上が図られている。ユーザーの行動追跡に対してユーザー自身が制御できる「Do Not Track」機能に、複数のプラットフォームで対応した初のWebブラウザとなった。

また、Windows、Mac、Linux版のFirefoxでは、CSSのみで動きのあるWebページを実現する新しい標準技術「CSSアニメーション」にも対応した。その他にもcanvas要素への対応強化、HTTP通信周りのパフォーマンス改善など、機能面における変更が主となっている。

その他にもAndroid版「Firefox5」も公開されている。Android版では、Webにおける活動の追跡を拒否できる「Do Not Track」機能を有効化するユーザーインターフェイスが追加されたほか、WOFFフォントのサポートやキーボード表示制御の改善が盛り込まれている。

Firefox 5の正式版のインストール方法！

Firefox5の公式サイトにアクセスして「Firefox 5 無料ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードした「Firefox Setup 5.0.exe」を起動します。

「次へ」をクリックします。

「標準インストール」を選択して、「次へ」をクリックします。

「更新」を押すと、アップグレードが始まります。

インストールが終了するまでしばらく待ちます。

「完了」を押して、Firefoxを起動します。

これでFirefox5のインストールは終了です。

今回の個人的感想！

えー・・・先日公開されたばかりのような印象しかないFirefox4の次期バージョンfirefox5が公開されました。3ヶ月という短いスパンでのメジャーアップデートという形です。頻繁にアップデートすることは良いことなんですが、わざわざバージョン数を上げる必要性はどこにもない。

今回のFirefox5からパフォーマンスの強化、セキュリティの向上をより迅速に提供するため、今後のメジャーバージョンアップのリリースサイクルを大幅に短縮して、6週間おきに新バージョンが公開される予定となっています。ただし、Firefox 5からFirefox 6へは例外的に8週間のサイクルとなっていますが、そんなことは些事でしかないというようなレベルでのメジャーアップデートの予定が詰まっています。

なんだか、Firefoxは他のブラウザに比べてブラウザのバージョン数が低いことに対してコンプレップスでも持っているかのような怒涛のメジャーアップデートです。そんな内容の伴わないような無理やりでバージョンを引き上げることに何の意味があるんでしょうかね？

この怒涛のバージョンアップの弊害はもちろんあるわけで、アドオン関連はバージョンがあがることで動かなくなる可能性があります。アドオンが強みであるfirefoxにとって、このアドオンが定期的に動かなくなるイベントを多発させるメリットが、バージョン数を上げること以上にあるとは到底思えないんですけどね。

どう考えても今回のアップデート予定はfirefoxのパフォーマンスにしか見えない。結局のところ、ユーザはそんなバージョン数を引き上げることに対しては大して着目しておらず、そんなことより中身がしっかり改善されることを願っている。Firefoxはそんな簡単なことも分からなくなってしまったのだろうか？