Amazfit T-Rex3 タフネススマートウォッチのレビュー!オフラインマップ表示も可能!
今回はAmazfitの最新スマートウォッチであるAmazfit T-Rex3のレビューについて書きたいと思います。Amazfit T-Rex3はデュアルバンドGPS&6つの衛星測位機能で正確な測位が可能で、タフネススマートウォッチとしてもMIL規格試験に合格し、70℃の高温に耐え、-30℃の厳しい寒さに挑戦し、100メートルの深さまで潜水可能です。
Amazfit T-Rex3の販売価格については、39,900円となっています。ポイントが10%還元になっているので、3990ポイントがつきます。Amazonなので送料は無料となっています。
Amazfit T-Rex3 タフネススマートウォッチのレビュー
Amazfit T-Rex 3 タフネススマートウォッチステンレススチールボディ
高強度なステンレススチールのベゼルと1.5インチの大画面で2,000nitを誇るディスプレイの融合は過酷な環境下でもあなたを支えます。また、暗い場所で目の疲れを軽減するナイトモードが搭載されてます。
軍用レベルの強靭さ
過酷な温度や環境に耐えるため、9項目の軍事規格の強靭性試験(MIL-STD-810G)をクリアしています。低温モードは、-30度の温度でも腕時計を使用可能で、あなたの限界への挑戦をサポートします。また、10ATMの防水性能を備え、最大45mのフリーダイビングに対応してます。
デュアルバンドGPS&6衛星測位
新世代のGNSSチップ・低消費電力・正確な測位が組み合わさった新しい円偏波アンテナを搭載し、素早く正確な位置情報を取得できます。
3種類のオフラインマップ
ベーシック、等高線を含む山岳地図、スキーリゾートに対応したスキーマップがあり、スポーツにあったマップをダウンロードして、ディスプレイへの表示はもちろん、接続されたBluetoothヘッドフォンを通した読み上げ機能も搭載してます。
170+充実した運動モード
45mのフリーダイビングを含む170以上の運動モードを選択でき、リアルタイムのパフォーマンスアップデート、ランニングパワー分析、VO2 Max、回復時間、トレーニング効果などのサマリーを確認可能です。Zeppコーチ搭載で、 AIが生成したあなただけのトレーニングプランで、ランナー向けの3KM、5KM、10KM、ハーフマラソン、フルマラソンプランを含め、よりスマートなトレーニングが可能です。
進化した長時間バッテリー
T-Rex2から進化した長時間バッテリーは通常使用で27日、GPSの最大バッテリー寿命は180時間も稼働します。3週間以上のバッテリー性能であなたの長い冒険をサポートします。(※バッテリー持続時間は、メーカーの設定した条件下で算出されたものです。機能の設定および使用回数、動作条件、その他の要因によって異なる場合があります。)
一般的な使用:27日 ハードな使用:13日 GPS最大モード:180時間 GPS長時間モード:114時間 GPS精密モード:42時間
24時間健康管理
心拍数、睡眠(睡眠段階、睡眠呼吸の質、HRV、昼寝)、ストレスモニタリング、月経周期トラッキングなどを活用し、色々な角度からの健康管理が可能です。また、精神的および身体的回復を要約したレディネススコアを取得し、今日は休息または活動を優先すべきかどうかのインサイトを取得可能です。
仕様
- カラー
- オニキス(黒)/ラバ(赤)
- サイズ
- 約48.5×48.5×13.75mm(心拍ベース除く)/約48.5×48.5×15.85mm(心拍ベース含む)
- 重量
- 約68.3(バンド含む)/約49g(バンド除く)
- ボディ素材
- ステンレススチール製ベゼル・ポリマー製ミドルフレーム
- ボタン
- 4つ
- 防水グレード
- 10ATM
- ディスプレイ
- HD AMOLED 1.5インチ 480×480 PPI322 ゴリラガラス
- バンド幅
- 22mm
- バッテリー容量
- 700 mAh
- 充電時間
- 約3時間
- スポーツモード
- 170以上、スマート認識は8スポーツ
- センサー
- バイオトラッカーPPG、加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧高度計、周囲光センサー、温度センサー
- 接続
- Bluetooth 5.2 BLE、Wi-Fi2.4GHz
- 測位システム
- デュアルバンド&6衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC)
- スピーカー
- 無(ビープ音はあり)
- マイク
- 有
- ミニアプリ
- 対応※一部日本語非対応
- Alexa(日本語対応)
- 有
- 搭載OS
- Zepp OS 4
- 対応デバイス
- Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上
箱
箱は白を基調としてAmazfit T-REX3が大きく描かれているシンプルなデザインです。
裏面です。英語で製品の仕様が書かれています。MIL-STDのマークも入っています。
はこの下側には様々な認証マークが入っています。
外箱を開けるとしっかりとした硬め内箱が入っています。
内箱を開けるとこのような感じスマートウォッチが入っています。
箱の中にはさらに内容物が入っている箱があるのですが、バンド交換と伸ばすための工具の使い方が書いてありました。
内容物
内容物は以下のとおりです。
- 時計本体
- 専用充電ベース(ケーブルなし)
- ベルト交換パーツ
- 専用工具
- 取扱説明書
説明書
Amazfit T-REX3の説明書です。
様々な言語に対応しているので結構厚めになっています。珍しく日本語がありませんでした。いつものAmazfitの説明書は日本語も対応しているんですけどね。日本語がなくてもQRコードを読み取るくらいのシンプルな手順なので使い方はわかります。
専用工具
ベルト交換用の専用工具です。黒いパーツは一般的なベルトと交換するためのアダプターのようです。
T-REX3スマートウォッチ
Amazfit T-REX3スマートウォッチ本体です。時計部分はメタリックな素材を使用した頑丈そうなデザインです。
時計のバンド部分は太めしっかりとしたシリコン系のベルトになっています。
反対側です。ベルトをいれる部分が2重構造になっています。
標準の時計画面です。普通の時計のようなデザインでかっこいいです。秒針の表示もあります。画面は明るくてとても見やすいです。
正面からの画像です。ボタンは4つあり、UP、DOWN、BACK、SELとなっています。この4つのボタンで時計の操作はすべて行えます。
横からの画像です。
横からの画像です。頑丈なデザインで厚さが結構あります。サイドには山のイラストが入っています。
反対側にはamazfitのロゴが入っています。こちらは穴が空いており、紐などを通すことができます。
ボタンをアップにした画像です。ボタンは押しやすいように凹凸のあるデザインです。
裏側には様々なセンサーと充電用の接点があります。
充電器
充電器も進化しています。今までAmazfitの充電器はケーブル付きのものだったのですが、今回のAmazfit T-Rex3からケーブルが別になりました。サイドにはUSB Type-Cのポートがあり、別途ケーブルを刺して使います。個人的にはより小さく収納もしやすいですし、手軽に持ち運びができるようになって嬉しい進化です。充電器のケーブル部分が断線する可能性もなくなっていますし、これは他社も真似したほうが良いと思います。
このような感じでスマートウォッチの背面に磁石でくっついて充電できます。
充電中はこのような表示になっています。
Amazfit T-REX3の機能について
Amazfit T-REX3に標準で搭載されているアプリや機能について紹介していきたいと思います。ここで紹介するのは標準搭載されているものだけで、これ以外にもZeppアプリから公開されているアプリをダウンロードして導入することも可能です。
標準機能
上からスワイプするとクイック設定パネルが出てきます。物理ボタンだとUPボタンを押すと表示されます。設定画面に行かなくても簡単にオンオフなどの設定がここだけで可能です。
下からスワイプするとウィジェットの表示画面が出てきます。物理ボタンだとDOWNボタンで表示されます。よく使う機能などはここにまとめておくとすぐにチェック可能です。
左からスワイプすると通知画面です。スマホの通知などもここに表示可能です。
スポーツモード
SELボタンを押すとスポーツモードの一覧が表示されます。スポーツモードは170以上用意されており、スマート認識は8スポーツで対応しています。
実際にジョギングした際の運動記録も表示可能です。アプリで確認しなくてもスマートウォッチ側で完結できます。
その他にも平均ストライド上昇と下降などのデータも見れます。
VO₂ MAX(最大酸素摂取量)は、運動時に体が消費できる最大の酸素量を示す指標で、運動中に1分間に体重1kgあたりどれだけの酸素を消費できるかを測定し、mL/kg/min(ミリリットル毎キログラム毎分)で表します。VO₂ MAXの値が高いほど、運動中に体が効率よく酸素を使ってエネルギーを生み出せることを意味し、持久力が高いとされています。この指標はスポーツ選手やトレーニングをする人々がパフォーマンス向上や健康状態を把握するために重要です。
トレーニング後の有酸素運動と無酸素運動の負荷についても表示できます。
運動後の体の回復時間も表示してくれます。
心拍数
心拍数も24時間測定してくれます。このようなグラフ表示が可能です。
今日の状態として安静時の心拍数、心拍数の範囲も表示してくれます。
血中酸素
血中酸素の量も24時間測定可能です。
ストレス
ストレスについても24時間測定可能です。
PAI
PAI(Personal Activity Intelligence)は、個人の心拍データに基づいて活動の健康効果を評価する指標です。PAIは、健康な心肺機能を維持するために必要な運動量を「個人化」して把握できるように設計されています。PAIの目標としてPAIスコア100以上を保つことが推奨され、これにより心臓病などのリスクを低減できるとされています。
このような感じで一週間の表示も可能です。
睡眠
睡眠のグラフ表示もしてくれます。
睡眠段階としてREM、深い眠り、浅い眠り、覚醒と睡眠データを%と時間で表示可能です。
コンパス
コンパスもついています。気圧と標高も表示されています。
気圧高度計
気圧のグラフも表示可能です。
高度の表示もできます。
天気
天気と気温の表示も可能です。
5日分の天気予報も表示できます。
音楽
音楽再生機能もついています。T-REX3は本体にmp3などの音楽ファイルを転送保存して、Bluetoothイヤホンと連携してスマホなしでも音楽再生が可能なスマートウォッチとなっています。この機能は個人的に重宝しており、ジョギングする際にもスマホを持たずとも音楽を再生できるので荷物が減ってありがたいです。ジョギングやウォーキング、スポーツをする際に音楽再生したい人にはおすすめです!
HRV
睡眠時HRV(Heart Rate Variability)は、睡眠中に計測される「心拍変動(HRV)」を指し、心拍の間隔がどれだけ変動するかを示す指標です。HRVは自律神経系(交感神経と副交感神経)の働きのバランスを反映しており、一般的に心拍の間隔により大きな変動が見られるほど、心身の健康状態が良いとされています。
過去一週間の記録も見れます。
温度計
温度計は時計に接している腕の温度を計測してくれます。肌の表面温度なので一般的な体温計のようには使えませんが、体温の変化がわかります。
その他
今回記事では紹介できなかったその他の機能についても一覧で載せておきます。
- Zeppコーチ
- ワークアウト状態
- レディネス
- ワンタップで測定
- アクティビティ
- アラーム
- カレンダー
- 会員カード
- 心拍数プッシュ
- Meditation
- Zepp Flow
- 太陽と月
- 月経の履歴
- ストップウォッチ
- カウントダウン
- スマホを探す
- To-Doリスト
- 音声メモ
- ポモドーロタイマー
- 世界時計
- 呼吸
Zeppアプリでスマホと連携が可能!
スマートフォンとの連携はZeppアプリで行います。Zeppアプリを使うことでスマートウォッチよりも詳細なデータやグラフを表示可能になっています。スマートウォッチだけだと1週間分しか記録を見ることができませんが、アプリ上では長期的な記録にも対応しています。
睡眠管理
睡眠の記録管理が容易にできます。自動的に睡眠時間や深い眠り、ライト、REM睡眠、覚醒などを記録してくれます。睡眠の質を評価してくれて週間レポートなども出してくれます。
健康管理とワークアウト
心拍数、血中酸素レベル、ストレスを24時間モニタリング。異常な値が検出された際には、即座にスマートアラートが発動します。ワンタップで4つの健康指標を測定できます。
それ以外にもワークアウトの記録などもアプリ側では詳細なグラフで見ることができます。ランニングルート、心拍ゾーン、トレーニング効果(有酸素、無酸素)、ラップなどを記録してくれます。ペース、パワー、ストライド、心拍数、高度、ケイデンスなどは詳細なグラフ表示も可能です。
マップのオフライン閲覧
Amazfit T-Rex3はスマートウォッチ本体にオフラインマップをダウンロードして保存可能です。標準の機能はもちろん外部のGPX、TCX、LMLのルートファイルのインポートにも対応しています。
スマホで指定した範囲のマップをダウンロードしてオフラインでも表示可能です。GPSで現在位置も分かるので、手元でマップ確認などが行えます。
ダイヤルショップ
標準でもいくつかウォッチフェイスは用意されていますが、それ以外にもZeppアプリ内のダイヤルショップからダウンロードして変更可能です!400以上のユニークなウォッチフェイスが用意されています。ウォッチフェイスを変えるだけでも別の時計のように印象が変わるので定期的に変えることをおすすめします!
Appストア
Appストアではミニアプリで機能をカスタマイズすることができます。Zeppアプリからダウンロード可能な何百ものミニアプリを選び、健康、フィットネス、アウトドアスポーツ、スマートライフのオプションを強化できます。必要な追加アプリで機能リストを自由にカスタマイズし、ウォッチにいつでもインストールやアンインストールができます。ゲームなども含めて様々なミニアプリが用意されています。
- GNSS衛星情報
- Bluetooth対応周辺機器
- アクションカメラ操作
- 心拍数測定ベルト
- ケイデンス計測器
- 空気質モニター
今回の個人的感想&まとめ
今回はAmazfitの最新スマートウォッチであるAmazfit T-Rex3のレビューについて書きました。Amazfitのスマートフォンは数多くレビューしてきましたが、タフネスに優れたスマートフォンは初めてだったので、とても興味深かったです。デザインは角張った無骨なデザインですが、メタリックな質感もあり高級感があって良い感じです。他のAmazfit製品に比べるとだいぶ厚めで大きい印象なので、存在感はすごいあります。
実際に使ってみた印象としては、GPSの測位が従来よりも圧倒的に早いなと言う印象です。普段はAmazfit Blanceを使っているのですが、ジョギングを始める前にGPSの測位が結構時間がかかる事が多かったのが唯一不満だったのですが、T-Rex3はGPSの測位がめっちゃ早いですね。家を出る前にジョギングモードにしておけば靴などの準備をしている間にちゃんと測位してくれています。
耐久性があがっているのでアウトドア用途やマリンスポーツ用途にはかなりおすすめです。他のAmazfit製品と異なるのが物理ボタンが4つついている点です。これの何が良いかというと冬の雪山で手袋をつけたまま、マリンスポーツで水中でも操作が可能ということなのです。一般的なスマートウォッチはタッチパネル操作ですが、水中や手袋をつけたままでは操作ができません。物理ボタンがあることでこの問題が解決してくれます。さらに新しいグローブモードでは、2mm厚までの手袋を着用していても、画面がタッチに反応してくれるので画面タッチも薄い手袋なら問題なく使用可能です。
それ以外のも山登りのルートをオフライン表示なども可能なので、アウトドア、スポーツ、登山など幅広い場面で活躍可能です!ZeppOSも4.0に上がったことで機能面でも従来よりも進化していますし、全体の完成度はとても高いレベルで仕上がっているスマートウォッチだと思います。
様々なところで活躍可能なタフネススマートウォッチを探している人にはAmazfit T-Rex3がおすすめです!
- デュアルバンドGPS&6つの衛星測位機能で正確な測位が可能
- GPXデータ取り込み可能で、ルートをインポートできる
- 持ち運びもしやすく充電器が進化
- 70℃~-30℃まで耐え、100メートルの深さまで潜水可能
ぜひ興味のある人はAmazfit T-REX3タフネススマートウォッチを購入してみてはいかがでしょうか? Amazfit T-REX3タフネススマートウォッチ