再掲です。

南アフリカに

ローレンンス・アンソニーさん
という野生動物保護活動家がいました。

「ゾウに囁く人」と呼ばれる存在でした。

これは英語で
ゾウと心を通わせることのできる人」
という意味です。

g1IMG_2331a
 
アンソニーさんは、 ビジネスマンとして成功した後で、
自分の最もやりたかった野生動物保護のため、
約2000ヘクタールある広大な私設野生動物公園「トゥラトゥラ」を購入しました。

そして、残りの人生を野生動物と環境保護に捧げることになります。
lawrence1
TheDelightMakers

1999年に、
七頭の象たちをアンソニーさんが受け入れることになりました。

このゾウたちは、
ジンバブエの生まれ故郷から強制的に移動させられ、
その道程で仲間のゾウたちを射殺されてしまい、
人間に対する怒りと不信感に満ちて気が荒くなった状態。

ゾウたちは、
別の保護区でも手に負えず、
殺処分も検討されていた群れでした。


アンソニーさんは、
数々の困難を乗り越えて、
愛情たっぷりにゾウたちと接し続けた結果、
そのゾウたちの信頼を勝ち取ることに成功しました。


この様子は映像化されています。
 YouTube

ゾウたちはトゥラトゥラでの生活を受け入れ、
ゾウの数も順調に増えていきました。

そして総勢二十頭となり、
二つの群れが出来、
トゥラトゥラで平和に暮らしていたのです。


elephant-whisperer-thumbnailTheDelightMakers

ウェブサイトはこちら
anthony3Lauewnce Anthony.co.za


彼の活動は、数冊の本になっています。
世界的なベストセラーは、「象にささやく男」
彼自身の伝記です。

antony1Amazon.co.jp

一番最初の著作である「戦火のバグダッド動物園を救え」では、彼は動物たちを救助するためにバグダッド陥落後、イラクへ乗り込みました。

そこでは、
貧窮した市民たちが動物園を略奪し、
大半の動物は殺されて食べられ、
ライオンやクマなど残された動物たちも、
不衛生な檻で飢えと渇きで苦しんでいました。

園内は砲撃と略奪で破壊され、
水を汲むためのバケツ一つ無い状態だったそうです。


anttony2
Amazon.co.jp

三番目の本は「最後のサイ」
絶滅寸前のキタシロサイを助けるために奔走した内容です。
51QhJUdZ

さまざまな精力的活動をしていたアンソニーさんは、

2012年に
睡眠中の心臓発作で突然死しました。



悲しみの葬儀の中で、驚くことが起きました。


もう1年半以上姿を見せていなかった二つの群れのすべてのゾウたちが、
アンソニーさんの死を感知して、

長い道のりを歩いてアンソニーの弔問にやってきたのです。


ゾウたちがいる場所から、
アンソニーさんの家までは歩いて12時間以上はかかる距離。

それを二つの群れのゾウたちは、
アンソニーさんの異変を察知してやってきたのです。

lawrence-anthony-tributeTheDelightMakers

ゾウたちは、
自分たちのことを親身に思い、
助けてくれた恩人を忘れずに、

追悼の意を表しにやってきたのです。


ゾウたちは、二日間毎日弔問に訪れ、その後、いつもの場所へと帰っていきました。



一度心通わせた相手とは

遠く離れていても、
会えなくても、
本当に
心と心は繋がっているのです。




魂が進化してくるにつれて、
より精妙で、より大きなエネルギーに繋がることが出来るようになります。

心と心の繋がりを、より明確に実感し、強化するためには、
毎日静寂な時間をとり、
自分の中に在る調和したエネルギーと繋がることが必要です。



今日もありがとうございます。


人気ブログランキングへ