空港サービスいろいろを初利用する(台湾一周・5日めその3)

さて、自分は免税手続きを行ったことがありません。
よくわからないのでとりあえずGoogle検索してみると「3000元を同じ店から購入すると免税手続きができる。」「免税の書類がなにやら必要で、それをアプリで読み込ませて、そこに出てきたQRコードを空港にあるキオスク端末に読み込ませるとカードか何かに手数料を引いて返金が」なる言葉が出てきます。

手元にあるのは2800元ほどのレシートです。なにはともあれ3000元まで少し足りなさそうです。幸い先ほどパイナップルケーキを買った店が出したレシートは新東陽、つまり空港にはありふれた売店のものです。適当に200元ほどかさばらないものを買っちゃいましょう。ということでキーホルダーを買いました。200元ちょっとだったかな。

こんな感じのやつです。

Ruyi Design Shopより

まあこれはマグネットです。いちおうリンク先はキーホルダーですけどね。

で、買って、アプリをインストールして、改めて免税手続きを調べますと、どうも今は免税ラインが3000元じゃなくて2000元になってるらしいとわかります。じゃあ最初からこのキーホルダー買わなくても免税されたじゃないか。結局サイトで調べたいろいろは街なかで買った商品についての免税手続きであって、空港内の場合はもっと簡単らしいのですね。

単純に、新東陽のお土産屋さんの1つに行って、レシートを見せて、「TAX REFUND Please」って言うだけ。それに加えてパスポートを預けると、店員がなんかスキャンして、書類作って、それにサインするだけで現金が返ってきます。

100元程度ってことで、まあ先ほどのキーホルダーが半額で買えたかな?と思い込むことにしておきます。ただちょっとアレなのが100元ちょうどじゃなかったことです。ここに来る前に地下鉄の悠遊カードに、コインの小銭全部チャージしてきたのにまた小銭が発生したんですね。まあいいか。

出発まであと1時間程度。制限区域に入ります。

たぶん桃園第一ターミナル利用者は皆知ってる書道な展示

を越えて、ターミナルの端の方に歩いてくるとちょうどいいものを見つけます。

ああいう小銭が余った人のための寄付ボックスです。

以前もこの写真使いましたね。

先ほどのお金はあわせても100円ちょっとなので、ここに他のレシートと共に寄付してしまいます。
考えてみたら空港の寄付ボックス使うのも人生初かもしれない。

ところでこれから乗るのはLCC。機内食は特に注文していないで、でも日本に着くのは夕方です。少しくらいは何か食べておいたほうがいいな。
そんななか、こんな店がありました。

けっこう高そうな値段なんですが、これおかずだけの値段じゃないみたいなことは花蓮での夕飯でわかりました。日本の定食と考えればまあ、空港にしてはそこそこ安い値段に思えてきます。

で、240元のやつを頼んだ結果が、

この結果でした。最安とは口が裂けても言えないけれど、空港飯としては十分な量な気もします。

ちなみに注文は先ほどのカウンターではなく、入口にあるタッチパネルでします。実はカウンターはカウンターで受け付けているらしいのだけど、そっちは現金決済専用らしい。もう小銭は増やしたくないので、タッチパネルでカード決済で注文しています。
これも台湾の空港で食べる飯としては初利用ですね。

食べ終わったあたりで、同行者から催促の電話が来ました。さすがに出発30分前になると来ないのが気になるらしい。
まあ、こちらは5分もかからずにゲート前にたどり着きます。

で、飛行機は結果的に10分ほど遅れることになります。

楽天モンキーズっていうのは、後で調べたら台湾のプロ野球チームらしいです。ホームタウンは桃園なんだとか。
桃園にあるチームの応援をLCCがするっていうのも何らかのつながりを感じさせます。

離陸して、

あとは日本に帰るだけです。

まあ、せっかく窓際の席を取ったので、写真撮れるだけ撮りますけどね。

桜島(鹿児島)とか。


大分とか。


富山とか。


山形とか。


岩手とか。


空港とか。
はい、到着です。

でもって、空港ではしなければ行けない大事なことがあります。米の持ち込みのための検疫です。

背負ってきた米を出して、先ほど桃園空港で作ってもらった検疫証明書を出して、検疫手続きをお願いしました。
ところが、手続きが進みません。

どうも、ここの空港を管理する検疫の係官にとって、仕事は違法持ち込みプラカードを持ち歩いて、食べ物を没収することだけだったようなのですね。
しかも、台湾の検疫証明書は様式が変わったようで、手持ちのマニュアルにもどこをチェックしていいのかわからなかったらしい。ある意味初利用です。

今回の便、ほぼ一番乗りでここまで来ています。なにせ自分より前の席の人は全員台湾人だったようで、入国手続に時間がかかるんです。こちらは帰国手続きですからパスポートを出せばほぼ一瞬で終わりますからね。

それが、全員が入国を終えて、荷物を引き取って外に出ても終わらないという、最初から最後までターンテーブルのそばにいる人になってしまいました。

もちろん最終的には真正性にも納得がいったようで、ここ1年で4kg程度の個人輸入に成功、となったわけですが。

待ってもらった同行者の車に乗って、あとは家に帰るだけです。
お疲れ様でした。

生まれて初めて台湾歴の年号を使う(台湾一周・5日めその2)

さて、やりたいことについては既に伏線が張ってあります、一昨日、池上で。

池上で買いましたよね、池上米を。

これはこのままでは日本に持って帰れません。ただ持って帰ると、植物検疫で取り上げられます。以前はごく少量をサンプルで渡せばその場で検疫を通れたんですが、数年前から検疫法が厳しくなりまして、持って帰る前にその国の検疫所で検疫証明書をもらわないといけなくなりました。

で、台湾ですとパイナップルが有名ですが、米も空港で即日検疫証明書がもらえる産品なのですね。
注意点としては、検疫証明書をもらうためには実物を植物検疫に持ち込まないといけません。まあそりゃそうだよね。
それから、台湾の米には輸出規制があります。1度に6kg以上*1を飛行機に持ち込もうとする、つまり輸出するときには当局に届け出が必要になります。
これについては台湾だけにオンラインで出来るようで、自分もとりあえずアカウント取ってみたんですが、どうにも手続きがわかりませんでした。これは検疫じゃなくて関税のほうの分野になるので、植物検疫では取り扱ってなくて、でもいちおう「申請しましたよ」という番号はどこかに提出するために持ってないといけないらしいと植物検疫に問い合わせて聞きました。まあ、今回は1.5kgだからここの手続きは免除です。
これについての植物検疫からのメールはこんな感じです(抜粋)。

According to the relevant regulations of Food Administration Act, milled rice must receive approval from the competent authority before it can be exported. Please apply for an export approval document for rice from the Agriculture and Food Agency, Ministry of Agriculture.

で、少数量のことを問い合わせた時はこんな感じ。

If you are unable to obtain the approval document from the Agriculture and Food Agency in advance, please ensure that the total weight of the milled rice you intend to export does not exceed 6 kilograms.

それから、植物検疫にも事前の連絡が必要です。これも同じメールで連絡が来ました。

Then, at least one day before departure, please reply with your application details: name, address, passport number, product name, quantity, weight, flight information, scheduled quarantine time, and the approval document of the Agriculture and Food Agency. This will allow us to pre-process your case, saving you valuable time.

この内容を、桃園空港を管理する植物検疫にメールする必要があります。実は植物検疫の事務所は台湾のあちらこちらにあるのです。間違いやすいのですが、どうも桃園空港は台北空港じゃないので、桃園市にある検疫に送らないといけないらしい。パイナップルの関係であちこちにメールアドレスが書いてありますが、どうもそれらは古いらしく、2024年10月現在のメールアドレスは ty05(atmark)tyaphia.gov.tw のようです*2。まあこれもそのうち古くなるかもしれないので、"桃園"にある"検疫"の"植物健康科"のメールアドレスを探してください。とりあえずこのエントリを書いている時にはこの3つのキーワードでメールアドレスがGoogle1番目に見つかりました。

これまでのエントリには書いていませんでしたが、私も花蓮に泊まった夜中にこのことを思い出しメールを既に送っています。

さて、桃園空港第1ターミナルの植物検疫はなんでそんなところにあるの?という場所にあります。

奥に見えるのは、到着ロビーです。到着した人がここに来るなら、この写真、飛行機から降りて預け荷物を受け取ってロビーに出て右に曲がって突き当りを右に曲がったらその通路の左にあるのですね。
うーん、説明が難しいな。しょうがないので地図で示します。

(桃園国際空港公式サイトの地図を一部切り取り、加工)

これが桃園空港の第一ターミナル、北半分です。青の丸が入国時に出てきたロビーで、赤の丸が動植物検疫の事務所のある場所。上記写真は青い矢印の方向に撮影してるわけです。

で、この地図の場合、右側が出発カウンターのある区域です。カウンターに向かって右側が近そうですよね。でもこの地図を見てください。この空港、非制限区域が100%制限区域を囲ってるわけじゃないのです。植物検疫に行く通路はない。まあ右側から行くためには、1度外に出る必要があるんですね。まあ歩道があるので別に通るのは大変じゃないですけどね、植物検疫を使う人はここを最低2往復する必要があります(後述)。

さて、植物検疫の中はこんな感じです。

これは事務所外のドアの外から撮影したので中途半端です。窓口はこの右側にあります。

で、検疫証明書を貰いたい旨お話します。まあここは事前に送った予定通りに到着していれば何の問題もありません。で、証明書を貰いたい品、今回の場合は池上米ですね、これを見せまして、きちんとパッケージされていることを確認してもらいます。植物検疫の人は別にサンプルを取ったりしません。まあ今回のこれは真空パックっぽいから開けられたらそれはそれで大変だけどね。

で、この場でも申請書類の簡単なのを書きます。物品名はRICE、物品数量はkg単位じゃなくて袋単位で(今回は1 bag)。購入金額。それに、申請人の名前とパスポート番号と住所を記入して、最後に今日の日付を書きます。そうすると、事前に準備されていた振込用紙を渡されます。はい、手数料です。検疫証明書をもらうためには、100元の手数料が必要なんですね。

で、これ、銀行振込です。振込用紙が台湾銀行専用のものらしくて、台湾銀行の窓口に行く必要があります。桃園空港行った人ならわかると思います。台湾銀行の窓口なんて、両替窓口としていっぱいあるじゃないかと。これらほぼ全部振込には非対応です。地図には「国内振込対応」って書いてありますが、適当な窓口に行ったら「地下にある台湾銀行の窓口に行け」と言われましたんでね。

ありがたいのかそうでないのかわかりませんが、ターミナル1はせいぜい地下1階で、到着側の地下にはバス関係の窓口くらいしかありません。つまり目指す銀行は出発側の近くにあるのですね。それがどこにあるかというと、桃園MRTの駅との連絡通路の境目にあります。言い換えると、植物検疫の反対側です。

先ほど2往復する必要があると言ったのはこのためです。この銀行窓口に振込用紙と100元を渡すと、特に何の言葉を発することもなく振込作業が無事終わります。で、この控えを持ってまた植物検疫に戻るのですね。

控えを植物検疫の係員に渡したところ、先ほどの申請書類の不備が発覚しました。1つは事前に送ったメールとの住所の不一致、もう1つは日付の書き忘れです。どうも住所は漢字表記、アルファベット表記を両方書かずに片方だけ、たぶんアルファベット表記のみで書いたほうがいいらしい。まあ日付は単なる書き忘れ、ということで書き込むのですが、ここで言われたのが「この書類には台湾歴の年号を書いてください」ということでした。

台湾歴、中華民国暦の方が正式名称なんでしょうね。知ってましたが使うのは初めてです。よく行くタイの仏暦すらすぐに忘れるし、下手したら今年が令和何年かも近頃は忘れがちなのに中華民国暦はちょっと把握してない。しょうがないので言われたとおりに書きました。言われたのは中国語読みですけどね。読み上げ、113じゃなくて1,1,3でしたわ。

で、あとは事前に申請していたとおりに作られた検疫証明書をもらって終了です。そうそう、申請書の物品名はRICEだけじゃなくて学名も必要です。米の場合はORYZA SATIVA ですね。これは以前タイで検疫証明書をもらった時に覚えたんで今回は迷うことなく書けています*3。

ところで、この台湾歴、既にあなたはこのエントリで見かけています。

こちらです。入口から真正面のところに電光掲示板があって、ここに今日の日付が書かれているんですね。

ちなみに写り込んでいる人は検疫の係官。この時間帯はこの人1人だけでした。

時間がかかったようにもみえますが、実は作業そのものは振込の手間を含めて30分しかかかっていません。まだ出発までは2時間あります。これは税還付もいけそうですね。次はそれにチャレンジしようと思います。

*1:たぶん正確には"を越える量"

*2:atmarkは皆さんご存知のアレに書き換えてください

*3:嘘、もらった証明書の写真見ながら書いた

あるはずの意麺屋さんがなくなっていた(台湾一周・5日めその1)

さて、最終日です。

今回は台南で鹽水にも寄ったことですし、せっかくなので意麺を買って帰りたいと思います。
台北で意麺と言えば、雙連の朝市です。

飛行場には諸般の事情(たぶん後述)で少し早めに行く必要がありますし、雙連朝市にも少し早めに行こうと思います。

雙連朝市はMRT雙連駅の真上と言っていい場所にあります。


学問の神様(たぶん)、文昌宮の周りにいろんなものを売っている屋台が並んでいます。夜市と違って、観光客が買い食いできるようなものはあんまり売ってないんですけれどね。

その中に1軒、

(2019年6月撮影)

こういう感じで乾麺を売っている店があるんですね。これは前に雙連朝市で意麺を頼まれて買った時の写真です。で、この店に行こうと思ったのですが……見当たりません。

朝市だから朝早くからやってるかもと思ったのですが、6時台だと早すぎたのかもしれません。とりあえず文昌宮に賽銭あげて軽く拝んで朝食に行くことにします。

朝食はこんな感じの店が通り沿いにあります。朝市の混んでいる道を公園隔てた反対側ですが。

この壁に書かれたメニューの上にある番号をそこらに置いてあるメモ用紙に書くだけで注文が可能です。

私は鹹豆漿と蛋餅を頼みました。

同行者は鹹豆漿と小籠包。

ただ、思ってた小籠包とは違ったみたい。確かにスープ入りの薄い皮の饅頭を想定しているとこれは全然違いますね。

後から調べたら、台湾の小籠包、同じ名前でも2通りあるようです。ここのはスープなしの小籠包だったってことですね。

食べ終わったら7時前後。改めて文昌宮のそばに行ってみましたが、意麺のお店屋台は営業しそうな建て込みすら存在しませんでした。定休日か臨時休業でその日休んでいるだけならいいんですけれどね。店をやっている人がけっこうなお年だったので廃業していたら残念です。ここの乾燥意麺美味しかったからなあ。

雙連から台北駅までは地下街がつながっていますし、U-Bikeという手もありますが、普通に地下鉄に乗って戻ります。
で、空港に向かいます。

東側、こっちから見ると右側のほうに空港行きのバスターミナルがあります。

どうも、この時間のバスの本数は少ないようで、およそ40分待ちとなりました。歩けば桃園MRTに乗り換えられる時間ですがまあ待ちます。荷物も重いのでね。

で、バスに乗って。

途中でMRTを追い抜きます。

まあ、その代わりこちらのバスは高速道路に入るまでにけっこう渋滞に巻き込まれたからあんまり速くないんですけどね。

桃園空港の新しい建物(建設中)。

たぶん第3ターミナルかな、って気もしますが本当かどうかはわかりません。

結局台北駅から桃園空港までは70分でした。渋滞に巻き込まれた割には想定時間でたどり着いたような気もします。

で、ここで最後のお土産を買います。

最近、桃園空港の第一ターミナルにも微熱山丘のポップアップショップが出来たのですよ。場所はこの写真1枚でわかりますよね。桃園MRTに向かうエレベーターを背にして十数メートルほど歩いたところにあります。

で、ここで大量にパイナップルケーキを買います。

バラマキみやげ、というには高い2個セット。

2個セットですが、パイナップルケーキは1つだけ入っていて、もう1つはアップルケーキです。青森りんご使用なんだとか。
たくさん買う(たぶん5箱以上)と、いつもの生成り袋に入れてくれます。

大きい箱だと、こんなのが。

アップルケーキとパイナップルケーキが5個ずつ入っています。これも個別に配るより、箱ごと渡すためのものですね。

そしてこれまでも定番だったこれ。

10個入りだったかな? なお、この袋は食べ終わった後に、体育館などに行く用事がある人のスリッパ入れとして重宝するようです。

これをそれぞれいくつかずつ買いましたら、2000元を越えました。ここのは単価が高いとはいえ、けっこう買いましたね。
そうしたら店の人に「ここは実は新東陽のお店がやってるお店なんです。だからレシートは新東陽のマークが入ってます。免税手続きが必要なら新東陽の店に行けばそれで大丈夫ですよ」と言われまして。

正直これまで免税手続きなんて台湾に限らずどこの国でもやったことがないので出来るかはわかりませんが、時間があれば挑戦したいと思います。

とりあえず、お土産の入ったでかい袋はチェックインとともに預入荷物にしまして。同行者とは少々ここでお別れです。

こちらはこちらでやっておくことがあと1つあるんですよ。

車窓からの奇跡の一枚(台湾一周・4日めその4)

今回の旅行ではおそらく最も長くなる乗車です。

ありがたいのは、電車に乗ったあたりから天候が悪くなってきたこと。正直な話、昨日まで天気予報をチェックしていた限りではずっと雨予報が出ていたんですよね。結果的に全然当たらなかったのが、この近辺で当たりそうになってきた。

電車は北に向かいます。

20分ほどで見えてきたのがここ。

太魯閣峡谷の一番端にある、と言っても過言ではない断崖絶壁だそうです。ここも観光地、ですがもちろんこの崖に直接行くのではなく、湾を挟んで向かい側の岸から展望台で眺める形になっている。ところがその展望台が地震の影響で閉鎖されているのですね。そういうわけでここはルートから外しました。風景そのものではないけど、これが見られたのはありがたい。

まあ、ここを過ぎるとそういう知識そのものがなくなっていきます。計画を立てる割と早い段階でこの近辺で降りる選択肢はなくなってたから。裸で入れる温泉が通り道にあるらしい、でも特急があんまり止まらないらしい、ということくらいしかわかりません。

雨はそこそこ降ってますね。

外がほんのり薄暗いです。

ただ、少しおもしろいなと思ったのがこの風景です。

たぶんこれ田んぼですよね。池上ではけっこう育ってた稲がこちらではまだ植えていない。二期作とかの関係もあるんでしょうけど、この島の中で稲作は同時じゃないんですね、たぶん。

さて、特急は途中の駅、宜蘭に止まります。

隣のホームはたぶん各駅停車の列車が来る感じに分かれているんだと思います。自転車が乗れる電車も多いんですよね、台湾。

そして特急が駅を離れる直前に、こんな写真が撮れました。

乗務員か、もしくは同じ学校の学生だと思います。この間隔が写真の幅とちょうど合う、というのは、走っている電車の中から撮る時にはかなり奇跡の1枚になったんじゃないかと思います。

奇跡の一枚になりそこねた、という意味ではこんなのも。

通過した駅での1枚ですからね。停まっている車中からならこれブレずに撮れたな。

電車は海沿いを走るのをやめ、比較的内陸な台北駅の方に曲がっていきます。

雨は止みましたが、そろそろ日が暮れてきましたね。

基隆と台北の間にある七堵駅。

ここまで来ると真っ暗です。

そして、ここを過ぎて少しすると本当に真っ暗になります。台北近辺では地下に入るので。
花蓮から約3時間後、18時20分前後に台北駅に到着です。

今回も明日の移動があるので宿は台北駅近辺にとっています。

Inn Cube Taipei Main Station。私の台北での一人旅での定宿です。そしてついに部屋がシングルルームになりました。まあいちおうこの宿にも2人部屋はあるのですけれどたしか2段ベッドなのでね。

ケーブルテレビでもとからチャンネルの多い台湾ですが、やっぱりチャンネル構成は地域によって違います。もちろんホテルにもよるんでしょうが。
花蓮ではけっこうチャンネル少なかったですが、ここのホテルは多いです。

DAZNで日本のプロ野球も放送されていました。他に、日本ドラマの専門チャンネルもあります。中国語字幕が付くので放送は1,2週間遅れくらいかな。意外とタイムラグないです。

それにしても、日本ハムって「火腿」って表記するのね。確かに中国語で「火腿」ってハムのことだけど。

観光も兼ねて、食事の少し前に移動

さて、今日の夕ごはんは既に旅行サイト経由で予約済です。どうも人気の火鍋店が、外国人限定の予約プランを提供しているようなのですね。
そちらの店は台北から地下鉄で1駅、西門町にあります。

せっかくですので西門町の観光を兼ねて予約1時間ほど前に移動します。

とは言え、このあと鍋を食べることを考えると食べ歩きは出来ません。
西門町と言えば自分にとっては麺線なんですけどね、その店は混み具合のチェックで横を通るだけです。

Google Street Viewより(2022年3月撮影)

うん、あんまり混んでなかったな*1。ここで食べたのはもう20年は前のことなので流行が終わっただけかもしれません。

これ以外に、例のデパートにも行きます。

ここのデパート。デパートというか、フィギュアがいっぱい置いてあるビルです。ただ、実際のところほとんどの店は専門店というよりは棚貸し。クリアボックスを貸して、何かものを売りたい人は中に詰めるってやり方ですね。

前にはゲームセンターもあったような気がしましたが、そういうのは全部台湾式UFOキャッチャーになってました。あれ凶悪なシステムなんだよな。ひと通り見るだけで終わります。

ちなみにこのデパートの奥にはU2というビデオ店があります。かつて「私の少女時代」でビデオボックスがロケに使われたらしいのですが、まだあのシステム残ってるのかしら。そもそもあの時代(撮影当時)にあったかを含めてよくわかっていません。

そして火鍋

予約には15分ほど早いですが、もうひと通り見てしまったので店にやってきました。

信記麻辣火鍋。こちらは支店で少し本店とは店舗デザインが違うようです。エレベーターに似せた二重ドアはないみたい。

地下ですがこんな感じの店内。

奥のほうが明るいですよね。これ、工夫があって、

こんな感じに明かり取りの窓があるんです。

もちろんこちらは地下ですしそもそも今は夜です。これは明かり取りの窓に似せたライトなのですね。たぶんLED。

ちなみに地下には大行列が出来てました。こっちもそれなりに人気あるのね。
こちらは予約済なので予約時間スレスレまで待って、それから席に案内されます。

料理、というか材料はほぼ用意されていました。

これとは別に、タレは自分で準備します。

こんな感じでタレを取る場所が用意されていて、おすすめのタレの作り方も書いてありますね。

個人的に気になったのは「沙茶」を「バーベキューソース」と英訳していることでした。
いや確かに沙茶はサテの味付けに使うソースですから、バーベキューソースというのは間違ってはいないんですけどね。絶対勘違いされるよな。

タレも準備したら、あとは茹でるだけです。

そう言えば豚の血固めたやつが麻辣な方に既に入っていました。個人的にはけっこう好みです。

ただ、この麻辣がけっこう辛い。

これ、タレ付ける必要ないくらいですね。いちおう中辛なんですがけっこう辛い。小辛で良かったかもしれない。同行者はけっこう早々とリタイアしていました。

セットの伝票はこんな感じ。

あと、やっぱり2人でビール1本は流石に少ないです。1本追加で頼みました。それ以外はちょうどいい、というかお腹いっぱいになったかな。

ちょっと腹ごなし

実はこの店の隣には有名な台湾マッサージ店がありますが、まあ食べた直後だと利用はしづらいかな。
それでも西門町をちょっと歩きます。

1軒お土産店に寄ります。知らなかったんですがけっこう有名な店らしい。

前回の旅行では九份でしか見つからなかった台湾ビールのコップがこんなに近くで売ってました。

たぶん、こういう雑貨的お土産はここで買うと手軽な気がする。

明日は明日で早いので、

あまり長居せずに帰ります。

おまけ

あ、宿に戻って1つやることがあった。
今回の宿の隣のセブンイレブンには、いつも買ってるパイナップルケーキが売られているんですよ。

それをお土産に買い足します。

まあ、パイナップルケーキのメインは明日空港で買うけどね。

*1:このスクリーンショットよりは流石に混んでました

台湾らしい寄付の仕方を教えてもらう(台湾一周・4日めその3)

さて、なんのかんのあったものの時間的にはほぼ予定通り。

ここから花蓮に帰ります。

乗ってわかるオートバイに優しい道路づくり

それにしても、台湾の道路はバイクに優しいです。

車道とは別に、バイク用の道があります。

それが日本の路側帯と区別がつかないような広さじゃない。
まあその分、こういう道路には歩道がないんですけどね。

それにしても、

檳榔専門店ってまだ健在ですね。

バイクが走りやすい、これは市街地に近づくとなおさらそう思います。
いちおう経路としては、右折の多い道路を選びました。右側通行ならそのほうが曲がりやすいからです。
ただ何回かは左折しないといけない。そういう時に二段階右折があるところもありますが、そういう場合一段階が終わったところで待機する場所があるんですね。

直進してその場所に左を向いて待つ。

それで左折をこなせます。ありがたいです。

そんなこんなで目的地に着きました。

こちらの看板が目印の「恵比寿」です。漢字表記なんですがどうも日本統治時代からある店なのでこの漢字も日本語読みするらしいです。

朝行ったお菓子屋さんに比べると、店はそれほど大きくありません。

まあ、こっちでは花蓮芋だけ*1を買うつもりなんでそれでいいんですけどね。

百年老店と言われていますが、マークの下の方を見ると、

120年以上の歴史があるんだなとわかります。

買ったのはこちら。

ま、個別パッケージは昔懐かしい感じですね。この簡単な小分けパックだからか、このお菓子、ちょっと不穏なことが書かれています。
「未開封ならそこそこ長持ちするけど、袋開けたら2日以内に食べろよ」と。

これ、日本だと「開封後はお早めにお召し上がりください」って書くところですよね。その注意に具体的な日数を書くところがなんか"らしい"なって思います。

ついでに、とあるモニュメントを見に

さて、これで花蓮でのだいたいの目的は終わりです。

せっかくなのでもう1ヶ所だけ寄りたいところがあります。

この公園です。

小さい、大したことがない公園みたいに見えますよね。なんか学校(たぶん小学校)に隣接していて、朝は送る親子で混雑するとGoogle Mapsのコメントには書かれていたというどうってことない公園です。なんか牛の像があって、そのせいか「水牛公園」と呼ばれているらしい。

で、目的はこの写真にも右手に写り込んでいる像にあります。

花蓮市は日本のとある市と友好都市の提携を結んでいて、これはそれを記念する像なのですね。

大きく拡大するとこんな感じ。

白いほうが花蓮市、メタリックな方がその市の象徴なんでしょうね、市の名前も書いてあります。

この像の出来についてはあまり言いません。ただ、

この公園、あまりに小さくない?とは思いました。まあ、友好都市、なんてものは実際の交流で示すものであって、こういうもので象徴するものじゃないのかもしれませんね。

何にせよ、

公園にこういう形でバイク駐輪場がきちんとあるのはありがたいですね。もしかしたら小学生はここまでバイク2人乗りで送られるのかもしれない。

バイクを返して、荷物を引き取って

満タンで借りた自分のぶんのバイクにまた給油して、バイクを返しに行きます。

少し前に書いたかもしれませんが、今回のバイクレンタル、返すのは同じ店ではありません。

なぜか少し離れた別の店に返すことになっています。システムはよくわかりません。

ま、係の人には話がついていたようで、バイクをひと通り確認して、日本の免許証は返してもらいました。
ここから宿が近いのはありがたい。正直ほぼ斜向かいです。

荷物は駅のコインロッカーか行李房に預けるつもりでしたが、「昼過ぎまでなら置いていっていいよ」と対応いただきました。

フロント横には宿の名前が書かれた観光マップが飾ってあります。

花蓮、そんなに大きい街ではないですが、この範囲を「散歩」というにはちょっと広すぎますね。もしかしたら台湾の言葉で「散歩」って日本の意味とは違うのかも。

花蓮駅に向かいます。

駅前にある、よくわからない偉人の像(たぶん)。

で、実は指定券を買っていた電車が来るまで、あと1時間ほどあります。この隙に

ちょっとここから左の方に見えるところに用事をこなしにいこうと思ったのです。

昨日チェックインの時に宿の係員に聞いたのですよ「花蓮の地震の義援金寄付の箱はどこかにないですか?」と。
そうしたら「この宿にはないですけれど、花蓮の観光案内所にはあるかも」と。
それがあの白い建物です。

実際あの建物は半分くらいはバスターミナルです。で、それ以外に観光の受付がある。
行ってみました。Google翻訳に「花蓮地震の義援金を入れるドネーションボックスはありますか?」という質問を入れて。
で、それを見せて読み上げましたら。
「ない」と。

「ないけれど、障害児の支援のための寄付箱はあるよ」と、隣の受付を指さされました。
もう何の受付かわからないですが、そっちの受付に向かいます。

果たして、寄付の箱がありました。ありましたが、お金が1元も入ってない。その代わりにレシートが入っています。
この寄付箱の写真は撮り忘れたので、代わりに空港の制限区域にある寄付箱を御覧ください。

ガラス貼りで見えるようになっていまして、こちらはたぶん逆両替が出来ない小銭を目的として、入れたら音がなるようベルが置いてあると思うんですが、小銭よりもレシートのほうがたくさん入っています。

台湾で買い物をした人はご存知だと思うんですが、台湾のレシートには脱税防止のために宝くじが印刷されています。つまり、このレシートは大半がゴミですが、運が良ければ*2賞金が当たるんですね。で、台湾の人たちはレシートを入れることで運良く寄付できることを狙う。

この傾向は実は感じていました。空港で手に入れたeSIMが期限延長できるか確認するために、試しに少額課金してみたのですね。結論から言うとこのSIM、外国人観光客向けで一切の延長が出来ないタイプだったんですが、課金するときに領収書の扱いを聞かれたのです。「寄付しますか?」と。

たぶんいいえを選ぶとオンラインで領収書が送られてくるんですが、はいを選ぶとそれがどこかの団体*3に当選時に寄付されるんですね。

こうしてみるとこのタイプの寄付、思ったより台湾では一般的なんだろうな、と思いました。せっかくなので今日までに集めたレシート、全部そこに突っ込んできましたが。

こんなことをしても30分も時間はつぶせません。

駅ナカにある鉄道グッズ売店をひやかしたりしてみたりして。

なお、駅のゴミ箱ですが、リサイクルに瓶や缶以外もあるのはそれはそれとして、

使用済みの紙おむつも捨てられるらしいですよ。これは日本にはあまりない受け入れかもしれないですね。

こんなのを撮っている間に15分前になったので、プラットフォームに向かいます。

例によっての自強3000で、とうとう台北に向かいますよ。

*1:花蓮薯も

*2:誰の運だろう

*3:書かれていたけど忘れた

遅れるもののなんとか滑り込む(台湾一周・4日めその2)

ところで、バイクを借りるのを朝イチにしていたのには理由があります。

花蓮の観光スポットと言えばまず最初に太魯閣峡谷があります。ところが、この場所、2024年4月に台湾を襲った大地震でけっこう壊れたらしいのですね。実は花蓮もいくつかのビルが倒れるなどの被害がありましたが、それは限られた被害だったようで今回見に行った限りは地震の跡がなくなっていました。しかし、太魯閣峡谷はまだ道路の復旧工事中で通行規制がされているんですね。

具体的には通行止めは1日数回解除されます。今回日帰りでここを観光するとして、そうするとこの解除時間で大事なのが10時と、12時から13時の2回。10時の通行止め解除は入口で待たされて、その時間に検問の前にいた車だけが通行可能、ということなんです。

つまり太魯閣の入口に10時までにたどり着けなければ、観光そのものが出来ないわけです。で、花蓮の市街地からその入口まではGoogle Mapsのルート検索だと30分かかる。で、今給油が終わったのが9時38分。微妙です。

とりあえず、飛ばせるだけ飛ばしてみます。まあ、面白いのはけっこう飛ばしたからといっていいタイミングで信号に引っかかることです。正直途中から飛ばすのは諦めました。

あの山の裏側が太魯閣かなあ、という写真を取れるくらいまでに落ち着いて走っています。

結局、入口ゲートの設置されている砂卡礑トンネルの入口*1にたどり着いたときには10時8分でした。Mapsのルート検索通りです。通れるかはわかりません。たぶん日本だったら閉鎖してるだろうなあ。

と思ったら、微妙に閉じていませんでした。とりあえず出発前に覚えておいた「太魯閣・天祥」という言葉を門番に連呼したところ、無事通れました。

トンネルをくぐれば、太魯閣峡谷です。

意外と復旧は進んでいない。

最初に興味を持ったのが、入口にある長春祠です。これはここの道路工事に関わって命を落とした人を祭った神社、というか祠です。こちらは定番の観光地として知られています。ただ、少なくとも今回は行きに寄って見ることができない。そこに行く道は一方通行で出口の方につながっているのです。
ただ、ここが現在オープンしているかどうかが微妙にわからない。そこで現地確認をしたかったのですが……。

向かう道は工事中でした。この道路も被害にあったようで通行止めです。
しょうがないので、こちらの道路から見られる分だけを写真に収めて進みます。

左の切り立ったところにあるところが取り付け道路(通行止め)。

先へと進みます。

太魯閣はこういう切り立った細い崖で挟まれた峡谷で、所々で石がむき出しになっています。ただ、これが昔からあるものなのか、地震で崩落したものなのかがよくわからないのが困ったところです。

実際、

落石が道路にあったんじゃないかと思える跡とかあるし。

ほぼすべての遊歩道は、

現在通行止めになっていますしね。

まあこれを見ると、

地震直後はもっと大変だったのかなとも思えてきます。

落石の影響はけっこう大きかったようで、

遊歩道の橋が完全に壊れているところもありましたしね。

とはいえ、

白い渓流とか、地震前からのものも見られます。

何より、入るのに(数分ですが)時間差があったこともあって、この道路を通る人は自分たち以外にほとんどいないのがありがたいです。
右側通行の道路でも左側が心置きなく見られます。

それに、

この道路そのものでも、頑張って通した跡はわかりますしね。

途中寄れるところは寄って、

撮影などしながら目的地に着きました。

天祥です。

文天祥公園がある、太魯閣峡谷のちょっとした中継点みたいなところです。
実はセブンイレブンもあったりするんです。もちろんというか、この状態では閉店していますけどね。

実際、

ここまで駐車場がガラガラだと、やっぱりここは復旧中なんだなとわかります。

停まっているのは

工事関係車両ばかりです。

天祥には観光客向けのサービスステーションがあるのですが、

完全に開店休業状態でした。スタッフも全くいません。

ちなみにこちらには教会もあります。ここも観光名所ではあります。

この石畳を歩いた先にあります。そんなに遠くない。

こちらがその教会。

ただ、一時閉鎖されています。中には入れない。

でも、崖の横に建っている教会ですからね、

その崖にある遊歩道経由で、中庭が覗けます。

それにしても、

この猫はどうやって暮らしてるのかな。餌は自分で取ってるのかな?

無事降りるも、食堂が開いていない。

さて、そろそろ12時です。

天祥の側にも閉鎖ゲートがあり、12時から13時の間だけオープンするので、その前に待ちます。

帰りはけっこうな車の間を走ることになるので、いちいち停まって写真を撮るとか出来ません。行きの間にやっておいてよかった。
その分、行きは1時間近くかかったのが、帰りは30分くらいで入口に戻ってきます。

いちおう調べていたのですが、入口には観光客向けの原住民料理レストランが数軒あるらしいのですね、そこのどこかに入ろうと思っていました。

ところが、それが開いている店が見つかりません。どうやら、どこも閉まっているようです。もしかしたら休日は開くのかもしれないですが。
諦めようとしたとき、1軒だけ店が見つかりました。

こちらです。

中に入ってメニューを見ると、

どうも弁当屋さんのようですね。

少なくとも付け合せの野菜は山菜っぽいですし、

ここで注文しようと思います。イートインスペースもあるし。

出てきたのはこんな感じの弁当

青菜は例によって地瓜葉でした。まあ筍があるだけいいか。

ちなみに同行者の弁当はこんな感じ。

食べてたら、犬がやってきました。

その程度にはフリーダムなお店です。

ちなみにトイレはこの店、ありません。「トイレ貸して」ってお願いしたら「隣のセブンイレブンを使ってね」と言われました。

そんなお店の人がこんな感じ。

見かけたらこのお店も候補にしてあげてください。

そんなわけで、あとは花蓮に一旦もどりますよ。

*1:東側の交通規制は2本ある道路を片側ずつの通行規制にしています。入口はこちら、出口は8号線らしい

駅前は夜も早いが、朝も早かった(台湾一周・4日めその1)

さて、昨夜ベッドに寝転びながら検索してわかったことがありました。
なんと、駅前には朝7時から開いているお菓子やさんがあります。

実は花蓮には「花蓮芋」「花蓮薯」と言われるお菓子がありまして、名物なのです。正直芋と薯どっちもイモだろ、と自分にもあまり区別は付いていないし、検索してもいまいちよくわからないのですが、これは入手しておきたい。しかもこんな名前がついていて店によって味が違うらしいのですね。

となると、最低2ヶ所くらいでは買っておきたい、とのことで1軒目はここにすることにしました。

お菓子屋さんへ

正直歩いて3分もかからない側にあるので、7時ちょっと過ぎに向かってみます。

こんな感じでショーウィンドウがある店です。正直、駅の南側にあるお土産屋さん街の看板が写り込んでますね。

中は手前部分と奥の部分に分かれていて、お菓子売り場は奥の方です。
手前には

こんな展示とか、

こんな展示とか、

こんな写真とか、

こんな記念写真が飾ってあります。たぶん最後のやつは有名人ご来店、ってやつだろうなと思うのですが、全く誰がどう有名人なのかはわからないですね。

で、まあ売り場を20分ほどうろついて、いくつか買いました。

花蓮芋と花蓮薯。

おこし*1とフルーツ餅*2。

客は自分たちだけ。試食コーナーも別に何も入っていなくて、店員に「何か興味はありますか?」って聞かれたので「いろいろあるけど、全く試食が出来ない」と(Google翻訳で)言ったら花蓮薯のサンプルくれました。まあ、これはサンプル食べなくても買うつもりだったんですけどね。

朝食はワンタン。

さて、今回目指す朝食はこの店よりは開店が遅いのです。ですので一旦お土産は宿に置いておいて、8時過ぎに向かいます。こっちも宿からは近い。
既に花蓮に来た友人から紹介された店でした。

「扁食」というのが花蓮でのワンタンの呼び方です。どうも語源は原住民由来だとかなんとか。

伝票を使って注文する、台湾で一番一般的な頼み方です。

これは注文後に伝票撮影するの忘れて撮影したやつなので、たぶん他人の注文が書いてあります。

自分らが頼んだのは、
紅油炒手

炒手はこれはこれでワンタンって意味らしいです。でこれは台湾全土にある、汁なしラー油和えワンタンなんだとか。

実際拡大すると、結構な感じでラー油が浮かんできます。まあ、ピリ辛ですが、見た目ほど辛くはありません。あ、ちなみに中身は肉を注文しました。

あとは、綜合扁食湯と、

綜合扁食麺。

綜合は、全部入り、って意味で、ここにある肉、エビ、野菜の全種類が入っています。その代わり1つ1つが少なめ。

あとは、燙青菜の小と、

青菜は何が出てくるかと思いましたが、この葉っぱの形は地瓜、つまりサツマイモの葉っぱですね。けっこう好きなタイプの野菜です。

魯肉飯。

伝票には小なし、って書いてありましたが、単純に1サイズしかないだけみたいです。他の店と量はあんまり変わらない。

いちおうメニューは壁にもあります。

とか、

みたいにね。

ちなみに行ったときには他にお客さんはおらず、店員も1人だけでした。

このおばちゃん。ちょっとだけ心配だったのは、計3皿ワンタンを注文したというのに、全ワンタンを一度に茹で始めたことです。

いちおう3種類混ざっているというのに大丈夫なのか。結論から言うと大丈夫でしたけどね。外観でワンタンは簡単に区別できるもののようです。

そして、レンタルバイクを

今日は午後イチくらいまで花蓮を周る予定なので、オートバイをレンタルしていました。それを受け取りに行きます。場所は昨日夕食時にチェックしていました。まあ閉店後だったからアレですけどね。

Google Street Viewより

まあこの店、穂和機車出租、って店です。
ところが9時になっても店、閉まってました。上の写真みたいにバイクは並べてあるので潰れたわけではなさそうです。オープンが9時ちょうどだからまだ開いてないのかな、と思って少し待ちましたが、10分経っても開きそうにない。15分後、意を決してシャッターに書かれている番号に電話をかけました。幸い英語が通じまして、3分後に女性がやってきました。

免許証とJAFに作ってもらった免許証訳文、それにパスポートを見せてバイクを借ります。免許証の本体はデポジット代わりに預けさせられました。で、ヘルメットの内カバーを借りて、ヘルメットも借ります。

こんな感じのバイクです。

なんで店の写真が残っていないのにバイクの写真が残っているかと言うと、事前に撮影を勧められたからです。はい、レンタルバイクあるあるですね。返却時に傷がついていたときの確認用に、それが最初からついていたかを確認するため。これ以外にも前後左右合わせて4枚の写真が残っています。

で、借りられるのがあやうく1台になるところでした。どうも店員さんはこちらがタンデムで乗ると思ってたみたい。レンタルの控えを見せて、2台予約している旨を伝えると慌ててもう1台準備されます。で、こんなことを言われます。
「こっちのバイクは給油していないので、あの信号を左折したところにあるガソリンスタンドで給油して使ってほしい。満タン返しはいらない」
というわけで、どうも台湾のレンタルバイクは満タンで渡されたら満タン返し、そうでなければそうしなくていいようです。まあそれが普通のようにも思えますね。

そんなわけで、オクタン価92のガソリンを給油して最初の目的地に向かいます。間に合うかな?

*1:推定

*2:こちらも推定