ドナルド・トランプ次期大統領のチームは、アメリカのサイバー上の敵に対して攻撃を仕掛けたいと考えているが、次期政権がこれをどのように実現する計画なのかは不透明だ。
CBSニュースのマーガレット・ブレナンが司会を務める「Face the Nation」で、トランプ氏の国家安全保障顧問候補であるマイケル・ウォルツ下院議員(共和党、フロリダ州選出)は、長年にわたってサイバー防衛を優先してきた米国のやり方が有効ではないと述べた。
「我々は長年にわたり、サイバー領域において防衛を改善しようと試みてきた」とウォルツ議員は述べた。「私たちは民間攻撃者や国家支援攻撃者に対して攻撃を仕掛け、高いコストと報いを課し始めるべきだ」
中国とつながりがある Salt Typhoon による複数の米国通信ネットワークへの侵入と米国政府高官に対する通信傍受について具体的に質問を受けたにもかかわらず、ウォルツ議員は、別の中国の脅威アクター、Volt Typhoon に注意するよう呼びかけた。Volt Typhoon は、重要インフラを攻撃するために使用され、ハッキングされたシスコのルーターのボットネットによって運営されている。Volt Typhoon のボットネットは、今年はじめに FBI によって一掃されたにもかかわらず、2024 年後半に復活してきている。ウォルツ議員はこれを「まったく容認できない」と述べた。