マカフィー株式会社は7月6日、2021年第1四半期の脅威レポート「McAfee Labs 脅威レポート:2021年6月」を発表した。同レポートでは、これまでのところ最も注目された最近のランサムウェア攻撃について、追加的なコンテキストを提供している。 同レポートによると、第1四半期では1分間の平均脅威数は688件で、コインマイナーマルウェアが117%増加、IoTデバイスを狙うマルウェア「Mirai」の新種によりIoTとLinuxへの脅威が増加したとしている。 2020年第4四半期から2021年第1四半期にかけて増減の多かった業界はテクノロジーが54%増、教育が46%増、金融・保険が41%増、卸売り・小売りが76%減、公的部門が39%減となっている。 報告されたセキュリティインシデントが検出された国として多い順に、アメリカ、フランス、英国、カナダ、ドイツ、インド、イタリア、イスラエルを挙げ、上位10か国で報告されたセキュリティインシデントのおよそ40%をアメリカが占めていることを指摘している。 さらに同レポートでは、2021年第1四半期に新たに確認されたランサムウェアや日・週・月別のランサムウェアの状況、最多のランサムウェアファミリーとテクニックについて解説を行っている。