久しぶりのレビューですが、以前に視聴した作品をいくつかアップしたいと…。まずは、ミステリー色の強い
スリラー&サスペンスドラマ(tvN 2021年韓国にて放送 全12話)。邦題は『ホームタウン―消される過去』で、
冒頭から大勢の人が行き交う駅で毒ガスを散布するシーンは、あのオウム真理教のサリン事件を彷彿とさせる。
案外、その事件をモチーフ or ヒントにしたのかと思えた。
ただ、、本作品の内容と実在の事柄とは一切関係ありません。とオープニングで流れるけれど‥‥
怪しげな宗教関係の登場人物や会話の中でチベットへ行ったとか、グル(尊師)、マントラといった
キーワードに円形のシンボルマークなどetc。それらは、オウム真理教をイメージさせる(;゚Д゚)
物語りは1999年に慶尚南道のサジュ市で連続殺人事件が発生する。それは、12年前の1987年に起きた毒ガス
を駅で散布し、大勢の命を奪ったテロ事件との関係を臭わす。そんな中、12年ぶりに家族と故郷に戻って来た
ジョンヒョン(ハン・イェリ)は 姪っ子が行方不明だと知る。姪を捜し回るうちに、過去のテロ事件を主導した
人物にたどり着くのだが…。
このドラマ『智異山』(チリサン) の様な手法で、頻繁に1999年と過去の1987年(それ以前も)が交差する展開
なので正直、見ててダレる。韓ドラにしては短い全12話だけど、同じ様なシーンの繰り返しがまどろっこしい。
もっとコンパクトに、6話ぐらいにまとめるか。いっそのこと、2時間ほどに凝縮してスピーディでテンポよく
描いた方が、良かったのかも…。あくまで私見ですが、映画でもいいかなと^ ^ゞ
映画と言えば、、カラスの大群シーンはサスペンスの巨匠ヒッチコックの『鳥』を思わせる。
その雰囲気と不気味さは、もしかしてヒッチコックへのオマージュ だった のか…(・Д・)」
さて、ドラマ的には洗脳は恐いの一言に尽きるが…。洗脳された信者と人々は、グルの恨みと復讐のため
の道具(手足)として利用されただけ。人間はだれでも、大なり小なり心に傷を持ち悩みや弱味を抱えてる
ので、そこへ巧妙に入り込み洗脳されてしまう。以前に見た『クライムパズル』と重なるわ( ノД`)
ところで 俳優陣⇒とくに、グル(尊師)役のオム・テグの演技が光る。その表情と声・話し方に不思議な魔力
があり、人を操り言いなりにさせてしまう(←催眠術か)。宗教絡みと言えば、ドラマ『約束の地―SAVE ME』
(衛星劇場で6月放送)でも、演じた役柄のインパクトは強烈だった。ちなみに、こちらはキリスト教。
また、事件を捜査する刑事役のユ・ジェミョンは『梨泰院クラス』での長家グループ会長役も印象深かった
が幅広い役柄をこなす演技派で、事件を追い続ける刑事を熱演。そして、行方不明の姪を捜す叔母役のハン
存在感を放っていたけど…演技力もさることながら、そのナチュラルフェイスに好感が持てる。
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えっ~?!そうだったんですか。あの最強の女剣士ユン・ラン役がハン・イェリさんだったとは…
それも舞踊家としてキャリアですか。ぜひ、踊りを生かした役柄を見てみたいです。
とにかく、双子の剣士で弟のキル・テミと兄のキル・ソンミ、真逆の役柄を一人二役で
演じたパク・ヒョックンにクギづけになり、そちらは鮮明に覚えているのですが…。
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