2025年はどうなる!?携帯電話会社などの年頭所感を紹介

昨年「2024年」は引き続いて日本では為替変動(いわゆる「円安」)の影響によって食品や日用品などの値上げが続き、スマートフォン(スマホ)やタブレットでは高性能な高価格帯製品を中心に価格高騰が常在化し、さらに年末に実施された総務省による電気通信事業法(第27条の3)などで定められたガイドラインが改正され、より安価に手に入っていた製品も値上げされ、返却などを利用した実質月1円などの施策も終了してしましました。

一方、携帯電話サービスではネットワーク面においてそれまで圧倒的な信頼感のあったNTTドコモが5G時代になって失速し、設備投資を追加するなどの対策を実施しているものの、なかなか高速で安定した通信が満遍ないエリアで実現できるようにならず、第3者機関の調査・分析でもKDDI・沖縄セルラー電話とソフトバンクがNo.1を競うなど、数年前にはない状況となっているほか、衛星通信サービス「Starlink」を活用したより広いエリアカバレッジの実現も進んできています。

またKDDI・沖縄セルラー電話ではStarlinkの衛星とスマートフォン(スマホ)などの携帯電話端末の直接通信を2025年春頃から提供予定となっているほか、楽天モバイルもAST SpaceMobileと共同で衛星と携帯電話の直接通信によるモバイル向けブロードバンド通信サービスを日本国内で2026年内に提供をめざす計画となっており、同じく2026年以降には気球を用いた「HAPS」もNTTドコモやソフトバンクが提供する計画となっているなど、新たな時代が訪れようとしています。

そんな「2025年」に各携帯電話事会社がどのような心づもりでサービスを提供していくのか、まずは各社の新年の挨拶、年頭所感をチェックしてみたいと思い、今回はNTTドコモやKDDI(au・UQ mobile・povo)、ソフトバンク(SoftBank・Y!mobile・LINEMO)、楽天グループ、インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)などの年頭所感や年頭挨拶などを以下にまとめて紹介します。

■NTTドコモ

年頭にあたって

株式会社NTTドコモ
代表取締役社長
前田 義晃

新年、明けましておめでとうございます。
2025年の年頭にあたり、ご挨拶を申し上げます。

昨年は新しい経営体制となり、私たちNTTドコモグループが、新たな成長ステージに進むための重要な年になりました。
NTTドコモグループの事業を取り巻く環境は、コンシューマ市場では、通信サービスの料金プランやスマートフォンなどの端末価格を軸とした競争に加え、
ポイント・金融・エンタメなどのサービスを含めた経済圏全体での顧客獲得競争に本格的に移行し、法人市場においても、通信サービスと様々なソリューションが一体化されたサービスでの競争になっております。
これまで以上にお客さまを深く理解し、期待を上回る提案活動をスピーディーに実行することが重要となります。

また、通信ネットワークにおいては、スマートフォンの普及率の高まりに伴いデータ通信などのトラヒックは増加の一途をたどる中、昨年の重点エリアや鉄道動線における緊急対策に加え、最新のインフラやソリューションを導入し、効率的かつスピーディーにネットワークの高度化を進め、品質を高めています。
さらに昨年の能登半島における地震や豪雨などの災害を受けて、地域社会からは、災害に強いネットワークの構築や、レジリエンス強化の要請が高まっています。
お客さまやステークホルダーの皆さまから信頼される通信サービス品質確保を、引き続き経営の最重要課題として取り組みます。

加えて、先端技術の領域においては、目まぐるしいスピードで進化が続くAIの社会への浸透が一層進み、従来からの業務の在り方、ビジネスモデル、サービスなどに大きな影響を与え、私たちの生活そのものにも変革をもたらし始めています。
AIをはじめとするテクノロジーの進化への対応は、グローバルな視野のもとに、一層のスピード感を求められます。

このような事業環境のもと、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ・グローバル、NTTコムウェア4社一丸となり、「お客さま起点の事業運営」に基づき、それぞれのミッションを実行し、
お客さま、パートナーの声と向き合い、スピーディーに応えていくことで、サービスの品質を高め、新たな体験や今まで存在しなかった嬉しい驚きを提供し、幸せで豊かな社会を創っていきます。
そして、新たなNTTドコモグループビジョンとして定めた「テクノロジーと人間力で新しいつながりを生み、心躍る価値創造で、世界を豊かに、幸せに。」を実現していきます。

本年が、皆さまにとって豊かな一年となることを祈念して、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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■KDDI

https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-379_3648.html
年頭所感

KDDI株式会社
代表取締役社長 CEO 髙橋誠

2025年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

企業経営を取り巻く環境は刻一刻と変化し、不確実性が増しています。そのため、将来を予測することがこれまで以上に難しくなっていると感じます。
グローバルでは、さまざまな事象が同時並行で複雑に絡みながら動いており、時代の潮目や潮流を読む力が問われているように思います。気候変動や生物多様性への対応、地政学リスクを考慮したサプライチェーンの確保、人権問題への配慮、人口構造の変化による社会的格差の拡大、AI・量子などの技術による市場の変革など、これらはすべて企業経営において重要な要素です。
一方、日本国内に目を向けると、先進国の中でも人口減少や高齢化の進行が顕著な"課題先進国"であります。これまで日本は、グローバルレベルの先行的な取り組みを参考にしながら、日本仕様に上手くチューニングし課題解決を図ってきたように思います。しかしながら、今後は"課題先進国"として、他国に先んじ、進取の精神をもって、さまざまな課題の解決に向け、道なき道を切り拓いていく姿勢が求められていると感じます。

このような環境下において、当社が事業活動を行う上で、肝に銘ずるべきことは「お客さま第一に考える」、「お客さまと近しい存在であることにこだわり、お客さまに徹底して向き合おう、知ろう、という基本姿勢に立ち返る」ことにあると思っています。
お客さまの声に対し、真摯に耳を傾け、そこから事業のヒントを得て、末永くお客さまに受け入れていただける商品やサービスに繋げていきたいと考えています。

2025年は、当社の現中期経営戦略の最終年度になります。
現中期経営戦略において当社が掲げる「サステナビリティ経営」は、経済・社会・環境それぞれの価値を同時に向上させることで、企業と社会の持続的成長を両立させるサイクルを実現することを目指すものです。
中核に据える事業戦略である「新サテライトグロース戦略」においては、これまで着実に推進してきたさまざまな取り組みをさらに"進化"させる一年にしたいと考えています。そのためには、Opensignal社が発表した日本市場の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」(該当項目へジャンプします注)にて、18部門中13部門で1位を獲得した5G通信の継続的な磨き上げや、スマートフォンと衛星の直接通信など、つなぐチカラを進化させることに加え、AIの推進体制を整備するとともに、新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」を軸としてパートナーさまとともに新たな価値を創出する取り組みを推進します。
「経営基盤強化」においては、「KDDI版ジョブ型人事制度」を通じて、社員の成長や組織全体の生産性向上を図ります。今春から予定している高輪新本社の移転を契機に働き方をアップデートし、社員力や組織力をさらに一段上のレベルに引き上げ、KDDI VISION 2030に掲げる「つなぐチカラを進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる」を実践していきます。

2025年は、日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催の年でもあります。当社はこの国際的な祭典において、未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」に、日立製作所さまと共同展示を予定しています。
両社のノウハウやテクノロジーを組み合わせることで、人々が生き生きと暮らすことができる「未来の都市」での生活を、ご来場される皆さまが体感できる展示を目指しています。是非ご期待ください。

最後に、みなさまにご好評をいただいておりますauの「三太郎」シリーズの新年版を元日からオンエアしています。今回のCMでは、ローソンとauが一緒になって、いつもの日常の中にあるちょっとしたハッピーをお届けしていきたいという思いを込め、テーマは「みんなでハピろー!」としています。こちらも是非ご覧ください。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。




■ソフトバンク

https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2025/20250101_01/
年頭所感

2025年1月
ソフトバンク株式会社
代表取締役 社長執行役員 兼 CEO
宮川 潤一

あけましておめでとうございます。

2024年は、元日に能登半島地震が発生し、夏には全国で豪雨などの自然災害に見舞われました。被災された皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、通信インフラの安定的な運用と維持を担う責務を改めて強く認識した年でした。また、世界各国では、生成AI(人工知能)をはじめとするさまざまなAIの開発やサービスの提供が相次ぎ、本格的なAI社会の到来を感じる年でもありました。

足元の業績を振り返ると、2024年度上期は全セグメントが増収増益で、期初予想に対して好調な進捗となりました。それを受けて、2024年度通期の予想を上方修正しています。コンシューマー部門では、スマートフォン契約数の純増の継続はもちろんのこと、“ワイモバイル”ブランドから“ソフトバンク”ブランドへの移行も進み、2021年春の通信料値下げ以降、上期で初めて“ソフトバンク”ブランドの収支がプラスに転じました。結果として、顧客基盤の拡大が継続するとともに、通信料の平均単価の改善も進んだことにより、モバイル売上高の増収基調が継続しています。エンタープライズ部門では、ソリューションの売上高の増加率が2桁成長を継続しており、中でもクラウド・IoT・セキュリティーの領域の売上が下支えしています。今後の成長に向けた取り組みとしては、4,600億パラメーターの国産大規模言語モデル(LLM)の研究開発用の公開や、AI-RAN統合ソリューション「AITRAS(アイトラス)」の開発を発表するなど、長期ビジョンの中核である次世代社会インフラの実現に向けて、さらに一歩前進しています。バックオフィス部門では、全社的に取り組んできたSDGs(持続可能な開発目標)へのさまざまな取り組みが評価され、「日経SDGs経営大賞」において2年連続で大賞を受賞し、継続して高評価を得た企業を認定する「プライムシート企業」にも選出されました。また、日経脱炭素経営ランキング「GX(グリーントランスフォーメーション) 500」でも2年連続で首位を獲得しました。

2025年は、AIを中心に、これまでとは比べものにならないほどの激動の年になると考えています。2022年11月に登場したChatGPTは、2年足らずでテキスト、画像、動画、そして音声の生成が可能となり、学術機関の博士号レベル相当の高度な推論能力を持つまでに進化しています。全人類の英知の10倍に匹敵すると言われるAGI(汎用人工知能)が誕生し、パーソナルアシスタントのような機能を果たすAIが登場し始めるのではないかと予想しています。そのような高度なAIがあらゆる産業や社会に実装され、利活用が広がっていくほど、それを支えるインフラの価値は高まり、ソフトバンクが果たすべき役割はますます重要になるでしょう。ソフトバンクは、来たるAI社会を支える基盤の構築と通信ネットワークの高度化をさらに推進し、AIの社会実装と活用をさらに推し進め、人々や社会に最も必要とされる会社になることを目指していきます。

「社会課題に、アンサーを。」という企業ブランドのメッセージの通り、社会課題を解決しながら、テクノロジーで人々の幸せをつくりだすことができるように、これからも努力していきます。




■楽天グループ

https://rakuten.today/blog-ja/new-year-speech-2025-j.html
年頭挨拶

2025年1月6日
楽天グループ株式会社
代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史

昨年、楽天グループは様々な分野でいくつもの成果を達成することができました。インターネットサービス事業では年間国内EC流通総額が6兆円規模で堅調に推移し、フィンテックサービス事業では、楽天カードのショッピング取扱高が第3四半期において四半期初の6兆円を達成したほか、2024年9月に楽天銀行単体口座数が1,619万を突破、楽天証券総合口座数が1,165万口座を突破しました。ヴィッセル神戸がJ1リーグ2連覇を達成するという嬉しい成果もありました。

楽天モバイルにおいては、昨年はプラチナバンド(700MHz帯)での商用サービスを開始するとともに、全契約回線数が830万回線を突破しました。また、法人向けにも、様々なニーズにお応えするソリューションを拡充してきています。日本の物価全体が高まる中、通信費の低減に大きく貢献してきており、今後も、品質高く、無制限で、お手頃な値段でご利用いただけるように全力で取り組んでまいります。

とりわけモバイルでの挑戦により、楽天グループにおけるEコマース・フィンテックを含めた楽天エコシステムは加速度的に拡大しています。年間グローバル流通総額は44兆円規模、グローバルメンバーシップも約19億人となったほか、第3四半期において5年ぶりとなる営業利益四半期黒字化を達成しました。

世界は、インターネット、スマートフォン、クラウド、AIの4つの革命によって、実物経済や金融経済が仮想ネットワーク・大規模データセンターから成る「仮想経済」の上に成立する経済構造へと変化してきています。さらなる成長に向けて、私たちはこうした社会変革に一層適応していく必要があります。

楽天グループでは、世界中のあらゆる人々がAIを活用できるようにする「AIの民主化」を目指しています。その中で、マーケティング・オペレーション等の効率化や顧客体験向上を促進する楽天独自の技術基盤・AIソリューション「Rakuten AI」も始動させています。今後、最先端のAIソリューションを駆使することで、自社の業務効率や顧客体験の向上だけでなく、パートナー様の企業活動にも貢献していきたいと考えております。

楽天グループはこれからも、あらゆる領域で挑戦し続けることで、日本、そして世界の人々と社会をエンパワーメントすることに取り組んでまいります。



■IIJ

https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0106.html
2025年1月6日
株式会社インターネットイニシアティブ
代表取締役 社長執行役員 勝 栄二郎

新年あけましておめでとうございます。

昨今の目覚ましいIT環境の変化を見ていると2025年は新しいデータ活用の年になるのではないかと考えています。

2016年にEUではGDPR(一般データ保護規則)が制定され2018年に施行されました。これはEUにおける個人データの保護を第一に考えた動きですが、一方でアメリカ、特にGAFAを警戒しての動きでもあったと考えられます。世界でデータをめぐる競争が本格化したことを象徴する出来事でした。

私たちはデータの活用に関してインターネットが必要不可欠な存在であると確信しています。IIJの持つ技術やサービスがインターネットを通して、データとデータを繋ぎ、人類の進化を加速していくと考えています。

データの活用において重要なことは、データを蓄積し続け、分析し、標準化を行い、処理スピードを向上させ、またデータをいかにセキュアに取り扱っていくかなど、多岐にわたります。ITの分野で今までも当たり前に行われてきたことですが、改めて考えるとどれもまだまだこれから発展が必要だと感じます。

新しいAIの出現、高性能なGPUの登場、より多量の半導体の生産に世界中で力をいれている昨今ではありますが、並行して考えなければいけない法規制はまだまだ追いついていない状態です。

そういった中でデータそのものの取り扱いにおいて、ある国では国家そのものが安全に管理する体制を構築し、またある国では民間に任せていざというときに国が使うという方法をとっており、国によって差はありますが、わが国ではまだどちらでもない状態です。

このように激変していく世の中においてIIJが皆様に提供する価値は、インターネットを通してデータを安全に、そして最大限活用する環境を提供し続け、社会の発展を支えていくことだと考えています。

2025年もIIJはチャレンジ精神を大切にし、イニシアティブを取り続けてまいります。



■JCOM(ジェイコム)

https://newsreleases.jcom.co.jp/news/20250106_13867.html
2025年 年頭所感
2025年1月6日
JCOM株式会社

あけましておめでとうございます。2025年の年頭所感を申し上げます。
初めに、年末年始にも事業継続のため、勤務していただいた従業員の皆さんに心より感謝を表します。

まず、2024年末の嬉しいお知らせ2つから振り返りたいと思います。
当社の企業サイトが、「WEBサイトユーザービリティランキング2025」において、PC・スマホ両部門で国内企業初となる2年連続での2冠を達成しました。お客さまの体験価値向上のために、従業員の皆さんが努力されたことに敬意を表します。
また、㈱MM総研の対外発表資料によれば、「J:COM MOBILE」の回線契約数がMVNO業界で上位となる4位にランクインしました。競争の激しいモバイル市場の中で、皆さんが日々細やかにご案内いただいた結果だと思います。私たちはまだまだ成長の途中ではありますが、皆さんの努力が、お客さま提供価値の向上に繋がっていることを実感しています。

さて、2024年はサステナビリティ経営と中期経営計画がスタートした重要な年となりました。
中期経営計画に基づく2024年度の計画は、皆さんの努力で概ね計画通り推移していますが、新規エリアへの展開やでんき加入者数、メディアの広告売上など、重要なKPIで計画を下回っているものもあり、ここは迅速にキャッチアップしていく必要があります。一方で、インフラ戦略やコンテンツ戦略、新規事業である金融事業への取り組みは着実に進捗しており、また、ケーブルやメディアのパートナー戦略では新たな動きも出始めています。中期経営計画はあくまで計画であり、お客さまや市場環境の変化に応じて柔軟に軌道修正を行うことも必要ですが、大事なことは2030年の目指す姿として掲げた「暮らしのうれしいと地域のゆたかさを進化させるパートナー」となれるよう、従業員全員がスピード感をもって取り組むことだと考えています。

次に、中期経営計画のベースの考え方となっているサステナビリティ経営についてです。以前からもお伝えしているとおり、J:COMのサステナビリティ経営は、事業とかけ離れた社会貢献活動ではなく、事業活動を通じてお客さまや街や地域に良い影響を与えていくことだと考えています。よって、サステナビリティ経営のために特別に何かすることを考えるのではなく、自分の現在の仕事やこれから取り組もうとしていることが、どのようにサステナビリティ経営の実践に繋がっていくのか、という視点で考えるようにしていただけると良いと思います。

拠点訪問の際に、ある地域プロデューサーから、今まで自分が携わってきた仕事の価値や意味が、サステナビリティ経営方針を見て、より深く理解できた、という話も聞くことができ、とても嬉しく思いました。サステナビリティ経営初年度の昨年は、その背景や考え方を一人ひとりが理解する「認知と理解」の期間でしたが、これからはサステナビリティ経営を当社に必要不可欠なものと「共感」して、私たち一人ひとりが体現していけるようになりたいと考えています。

さて、2025年は、成長戦略を本格的に実行に移す年です。
私が社長に就任した時からお伝えしているとおり、次世代のために成長できる会社にすることが、今の経営幹部のミッションだと考えています。成長する会社になるためには、私たちは積極的にトランスフォーメーションに挑戦していかなければなりません。昨年から取り組んでいるFTTH化をはじめ、配信サービスへのシフト、次期基幹システムの構築と商品のシンプル化など、お客さまの目線に立った変革を進めていきます。また、「J:COM BUSINESS」として展開を開始したソリューション事業の拡大や、既存事業における新たなパートナーとの提携も、会社のポートフォリオの変革という観点からも、非常に重要と捉えています。
生成AIの活用は、いよいよ実装段階まできました。バーチャル組織「AI-CoE」を中心に、各部署で施策を進めています。AIの活用は、オペレーションの最適化や高度化もさることながら、将来におけるお客さま接点を維持し、よりパーソナライズされた顧客体験を提供するためにも必須であると考えています。このような様々な変革を、2025年には着実に実行していきたいと思います。

こうした変革を推進していくために、会社は従業員の皆さんを後押しするとともに、皆さん自身の成長やキャリアアップを支援します。そのために、「長期人財戦略PT」を組成し、人事制度や人材育成の検討を開始しました。従業員一人ひとりの能力と価値を最大化することで、皆さんのキャリアアップと当社の競争力向上を同時に実現することを目指していきます。これは、サステナビリティ経営方針に定める「ウェルビーイングの実現」につながると考えています。

最後に、今年J:COMは30周年を迎えます。この30年の間に経営形態や事業内容は変化してきましたが、2025年初めのこの時点において、私たちは市場で競争することができる規模であり、コアとなる事業やインフラを有し、優秀で勤勉な人財と皆で協力し合う企業文化を持っています。
私たちの市場は、変化が速く競争の厳しい市場ですが、30年の間に築きあげてきたものをベースに新しい成長を産み出していける立ち位置にいるということです。節目の今年を、この先も続くJ:COMのストーリーにおける新たな変革の年にするため、心を一つにチャレンジしていきましょう。
本年もよろしくお願いします。



■オプテージ

https://king.mineo.jp/staff_blogs/2693
年末のご挨拶 2024

・なんといってもmineo 10周年「みんなでつくるマイネお祭り」
2024年6月3日にmineoは10周年を迎えました。これもすべてmineoをご利用いただく皆さん、マイネ王に集ってくださる皆さんのおかげだと思っております。感謝の気持ちを伝えるため、10周年を記念した企画をたくさん実施しました。その締めくくりとして、mineoとしてこれまでやったことのなかった1,000人規模のリアルイベント「みんなでつくるマイネお祭り」を11月に実施しました。これまで最大でも100名規模のイベントしかしていなかったのですが、「マイネお祭り」にはなんと2,700人をこえる方々にご来場いただきました!さらにYouTubeでのライブ配信では累計3万も視聴いただきました。現地でご参加いただいた方々、オンラインでご参加いただいた方々、ありがとうございました!

イベントの詳細はレポートブログでご覧いただくとして、我々としては未知の規模感のイベントで、運営協力いただいたmineoユーザーの方々、端末メーカーさんなど取引先の方々、イベント準備から実行までご一緒いただいたイベント会社の方々などたくさんの皆さんのおかげさまで成功に収めることができました。

また来年か再来年か、いつかわかりませんが大規模なイベントを実施したいなと考えております!

・数えきれないほどの多くのオンライン企画、オフライン企画
今回のブログを書くにあたって、この1年どんなことをやったかなと振り返ってブログを見ていたのですが、本当にたくさんの取り組みを実施していました。

神戸での農園プロジェクト、green project(舞子、大阪)、オフ会(福岡、東京、仙台、広島)、スマホ相談会、パン作り教室、能登復興支援企画 、マイネ王9周年「クロスコードを解除せよ」、Photographyリニューアル、HAPPY STORY、マイぴょんコレクション、長期利用ユーザー像、mineo10周年 人文字動画、マイぴょんLINEスタンプなどなど、これ以外にもたくさんの企画を実施してきました。改めて見るとすごい数の企画を実施したなと思います。

2024年は、たくさんの人に参加してもらうこと、一部の人に深く気に入ってもらうこと、それぞれにメリハリをつけることを意識しました。特にマイネ王の取り組みはこれまで、mineoユーザーの中でも普段からマイネ王を見てくれている一部の方にしか伝わっていないことが多いと感じていました。我々はmineoユーザーの皆さんに楽しんでもらいたいという思いでさまざまな取り組みをしているので、いかにその輪を広げていくかということ考えていました。

一例ではありますが、一昨日まで実施していたマイぴょんサンタ企画では延べ20万人の方にご参加いただき、マイネ王の企画としては過去最大規模だったのではないかと思います。一方で、mineoユーザーの方にマイネお祭りのフードトラックで出店していただいたりステージ出演で出しものをしていただいたり、王国アイテム特別編として1人のmineoユーザーさんの銅像を作る企画を実施したり、ユーザーさんひとりひとりにフィーチャーした企画も多数実施しました。

・きょんと祭男と愉快な仲間たちによるショート動画
マイネ王で皆さんとコミュニケーションを取りつつ、YouTube等の外部SNSでは、mineoの取り組みを広くmineoユーザー以外の方々にも知ってもらいたいという思っています。その一環で、これまで長尺動画がメインだったYouTubeチャンネルをショート動画メインに方針変更しました。また、YouTubeだけでなくInstagramやTikTokにもショート動画を投稿するようになりました。
その結果、長尺動画よりもショート動画のほうが多くの方、特にこれまでmineoのチャンネル・アカウントに触れていなかった方にも見ていただけるようになっています。SNSをきっかけにmineoに興味を持っていただき、mineo・マイネ王を利用いただいてもっと深いコミュニケーションを取れるようになれればいいなと思っています。

また、動画の企画としては明石家きょん・祭男を筆頭に、事務局メンバーが出演するようなものをメインにしています。マイネ王の皆さんもぜひご覧いただき、我々のことを身近に感じてもらえればと思います。

・2025年に向けて
大きな方針としては2024年と変わりませんが、今年に実行できたこと、この1年間検討を進めてきたこと、方向性の微調整などなど、2025年に私たちが取り組むことは変化しているので、2025年にマイネ王で実施したいことを宣言しておきます。

・もっと楽しく!もっと居心地よく!
マイネ王がコミュニティサイトとしてより多くの方に使っていただくには、安全な環境を維持していくことが非常に重要だと考えています。一方で投稿量が多くなると環境の維持も難しくなってくるのですが、AIなどもうまく活用しながら取り組んでいきたいと思っています。

コミュニティサイトを楽しむためには自己開示もある程度必要だと思う一方で、プライバシーもより重要度が増していると感じています。安心して使ってもらえるようにプライバシーまわりのアップデートも実施予定です。

・mineoらしいマイネ王の新機能を!
マイネ王ユーザー同士でのコミュニケーションが活発になるような機能・コンテンツをこの1年間検討してきました。2025年には形にすることができればと思っています。
少しだけ先出ししておくと、マイネ王の原動力はユーザーの皆さんであり、ユーザーさん同士のつながりが強くなることでその力はもっと大くなると思っています。現在のマイネ王はひとつの大きなコミュニティになっていますが、その中でもっと細分化して小さなコミュニティがたくさん存在している状態のほうが、さまざまな趣味嗜好を持つ皆さんがそれぞれに楽しんでもらえる環境になると考えています。通信・ガジェットの話をしたい人も、日々の雑談をしたい人も、それぞれの楽しみ方があるようなコミュニティサイトにしていきたいと思っています。

・メリハリあるイベントの企画
2024年に引き続き、数十万人に参加いただく企画や特定の1人に向けた企画など、目的や意義に合わせてメリハリをつけてイベント企画を進めていきます。個人的には、今年中華料理屋さんを営む長柄のヤンさんにYouTubeコラボしてもらったように、87万人のマイネ王ユーザーの中には様々なおもしろい方がたくさんいらっしゃると思うので、そんな方々と一緒に、そのおもしろさを多くの人に知ってもらえるようなことをどんどんしていきたいと思っています。

・さいごに
今年はmineo 10周年でしたが、来年1月13日でマイネ王 10周年です! 力の入った周年企画を準備中です。(先にお伝えしておきますが、公開は1月13日には間に合いません!すみません!)

個人的には、アイデアファームに投稿いただいた内容へのフィードバックのコメントがあまりできていなかったことが大きな反省点なので、来年はアイデアファームの運用方法の再検討も含めてしっかりと対応していきたいと思っております!

改めて、今年も一年ありがとうございました!
来年も皆さんのお力を借りながら、マイネ王を盛り上げていきたいと思っております!
引き続きmineo・マイネ王をよろしくお願いいたします。

mineo(マイネオ)


記事執筆:memn0ck


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