次期フラッグシップスマホ「Galaxy S25」シリーズが各認証機関を通過!写真は既存のGalaxy S24シリーズ |
Samsung Electronics(以下、Samsung)が展開する「Galaxy」ブランドにおける次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S25」および「Galaxy S25+」、「Galaxy S25 Ultra」を開発しており、すでに米連邦通信委員会(FCC)などの各機関における認証を相次いで取得していることが明らかとなっています。噂では2025年1月にも発表され、アメリカや韓国などの各国・地域で順次発売されると見込まれています。
FCCでは各機種の欧州やアジアなどで販売されるグローバル向けとなる「Galaxy S25(型番:SM-S931B)」(FCC ID:A3LSMS931B)や「Galaxy S25+(型番:SM-S936B)」(FCC ID:A3LSMS936B)、「Galaxy S25 Ultra(型番:SM-S938B)」(FCC ID:A3LSMS938B)などが2024年11月頃より順次通過していることが公開されており、型番はこれまでのGalaxy Sシリーズから順当に付けられ、Galaxy S25が「SM-S931*」、Galaxy S25+が「SM-S936*」、Galaxy S25 Ultraが「SM-S938*」(それぞれ「*」は任意の英数字)となります。
またFCCの認証ではあくまで従来のGalaxy Sシリーズの型番規則からの類推で次機種のGalaxy S25シリーズであろうとまでしかわかりませんが、タイの電波関連の認証を管理・運営するNBTC(National Broadcasting and Telecommunications Commission)における認証情報では「SM-S931B/DS」がGalaxy S25、「SM-S936B/DS」がGalaxy S25+、「SM-S938B/DS」がGalaxy S25 Ultraであることが記載されています。認証番号はそれぞれ「B38793-24」および「B38810-24」、「B38789-24」。
一方、これらの機種はベンチマークアプリ「Geekbench」の測定結果にもすでに登録されており、Qualcommがハイエンド向け最新チップセット(SoC)「Snapdragon 8 Elite Mobile Plarform」(以下、Snapdragon 8 Elite)をSamsungが採用すると発表していましたが、Galaxy S25およびGalaxy S25+、Galaxy S25 UltraともにSnapdragon 8 Eliteを搭載することが示されています。
さらにここ数年のGalaxy Sシリーズと同様に通常版でなく高クロック版の「Snapdragon 8 Elite for Galaxy」を搭載すると見られ、最大周波数が通常版の4.32GHzよりも高い4.47GHzとなっており、スコアとしてはCPUのシングルコアで3000前後、マルチコアで10000前後となる模様です。なお、少なくともGeekbenchにて掲載されている結果からGalaxy S25およびGalaxy S25+、Galaxy S25 Ultraともに内蔵メモリー(RAM)が12GBのモデルがラインナップされているようです。
Galaxy S25およびGalaxy S25+、Galaxy S25 Ultraは昨年に日本でもNTTドコモやauから発売された「Galaxy S24」や「Galaxy S24 Ultra」といったGalaxy S24シリーズの後継機種で、Samsungが展開するGalaxyブランドにおけるフラッグシップモデル「Galaxy S」シリーズの次機種となり、大まかなデザインや製品コンセプトはGalaxy S24シリーズを継承しつつもSoCには新たにQualcommのSnapdragon 8 Eliteを搭載することによって着実なスペックアップが施されています。
これまで通り、主な違いは画面サイズに伴うサイズや質量のほか、バッテリー容量やリアカメラなどを中心に異なっており、FCCの認証情報からGalaxy S25 UltraおよびGalaxy S25+がUWBに対応しており、Galaxy S25シリーズの3機種ともにWi-Fi 7に対応しています。また恐らく従来通りにGalaxy S25 UltraのみがSペンにも対応していると見られ、噂では外観もGalaxy S21シリーズから続くデザインの流れを踏襲していますが、特にGalaxy S25 Ultraはより洗練されて持ちやすくなったデザインをとなるとされています。
<FCC>
・A3LSMS931B | OET List Exhibits Report | FCC
・A3LSMS936B | OET List Exhibits Report | FCC
・A3LSMS938B | OET List Exhibits Report | FCC
<NBTC>
・SAMSUNG - SM-S931B/DS (Galaxy S25) | MoCheck | NBTC
・SAMSUNG - SM-S936B/DS (Galaxy S25+) | MoCheck | NBTC
・SAMSUNG - SM-S938B/DS (Galaxy S25 Ultra) | MoCheck | NBTC
<Geekbench>
・samsung SM-S931N - Geekbench
・samsung SM-S936U - Geekbench
・samsung SM-S938N - Geekbench
現時点において日本における販売については不明ですが、ここ数年の状況を鑑みると、昨年と同様にGalaxy S25とGalaxy S25 Ultraのオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)やNTTドコモ向け、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」向けが投入されると予想されます。
その場合にはメーカー版が「Galaxy S25(型番:SM-S931Q)」および「Galaxy S25 Ultra(型番:SM-S938Q)」、NTTドコモ版が「Galaxy S25(型番:SC-51F)」および「Galaxy S25 Ultra(型番:SC-52F)」、au版が「Galaxy S25(型番:SCG31)」および「Galaxy S25 Ultra(型番:SCG32)」となると推測されます。
なお、仮にGalaxy S25+が出るとすると、メーカー版ならGalaxy S25+(型番:SM-S936Q)となります。その他、メーカー型番はNTTドコモ版のGalaxy S25がSM-S931D、Galaxy S25 UltraがSM-S938D、au版のGalaxy S25がSM-S931J、Galaxy S25 UltraがSM-S938Jとなり、FCCで日本向け製品が共通のハードウェアとなる場合には内部型番およびFCC IDはGalaxy S25がSM-S931JPNおよびA3LSMS931JPN、Galaxy S25 UltraがSM-S938JPNおよびA3LSMS938JPNとなると類推されます。
記事執筆:memn0ck
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