モトローラの次期エントリースマホ「moto g05」が日本で発売へ!

既報通り、Motorola Mobility(以下、Motorola)は16日(現地時間)、同社が展開する「moto」ブランドにおける新商品としてエントリースマートフォン(スマホ)「moto g15」および「moto g15 power」、「moto g05」、「moto e15」を発表しました。各機種ともに欧州や中東、南米、アジア太平洋の一部の国・地域で順次販売されるとのこと。

またすでに紹介しているように総務省においてMotorolaの未発表製品「XT2523-5」が日本の電波法に基づく工事設計認証(いわゆる「技適」)を相互承認(MRA)によって2024年11月7日(木)付けでCTC/Cetecom advancedを通じて取得していることが明らかにされており、これまでは他の認証情報からXT2523-5がmoto e15ではないかと紹介してきました。

一方、新たにMotorolaではmoto g15やmoto g15 power、moto g05、moto e15の情報を掲載しており、XT2523-5を含む「XT2523-*」については少なくとも「XT2523-3」がmoto g05(モデル名:MC43C)、「XT2523-6」がmoto e15(モデル名:MC43E)であると公式Webサイトに掲載しています。そのため、XT2523-*はmoto e15のみでなく、moto g05であることもあるとのこと。

XT2523-*は現時点ではXT2523-1〜XT2523-8まで存在することが判明しており、このうちのXT2523-3はmoto g05、XT2523-6とXT2523-7はmoto e15であるため、1〜5がmoto g05、6〜8がmoto e15といったように割り当てられているのであれば、日本の技適を取得しているXT2523-5はmoto e15ではなくmoto g05である可能性が高そうです。

なお、moto g05とmoto e15はともにチップセット(SoC)にMediaTek製「Helio G81 Extreme」を採用して基本仕様はほぼ同じで、内蔵メモリー(RAM)がmoto e15は2GBですが、moto g05は4GBまたは8GBと大きく、これによって搭載するOSがmoto e15ではAndroid 14 (Go Edition)となっていますが、moto g05ではAndroid 15となっています。

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moto g05はMotorolaが展開しているエントリー向け「moto g」シリーズにおける最新機種で、日本では今年3月に発売された「moto g24」に続く5Gに非対応の低価格なエントリースマホとなり、同じように同社において最も低価格な製品となっていますが、SoCはmoto g24はMediaTek製「Helio G85」でしたが、moto g05は同じMediaTekですが、Helio G81 Extremeとなり、オクタコアCPU「2.0GHz Arm Cortex-A75コア×2+1.7GHz Arm Cortex-A55コア×6」やデュアルコアGPU「820MHz Arm Mali-G52 MC2」となっています。

性能的にはほぼ同じか若干低くなっているように思われますが、OSは最新のAndroid 15をプリインストールしており、RAMはLPDDR4Xで、内蔵ストレージを活用したRAMブースト機能によって拡大できるため、4GB RAMモデルなら+8GBの最大12GB、8GB RAMモデルなら+16GBの最大24GBで利用でき、バッテリー寿命を犠牲にすることなくスムーズなパフォーマンスが得られるようになっているとのこと。なお、内蔵ストレージは64GBで、外部ストレージとしてmicroSDXCカードスロット(最大1TB)が搭載されています。

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画面は上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比9:20の縦長な約6.67インチHD+(720×1612ドット)IPS液晶ディスプレイ(約263ppi)を搭載し、最大90Hzリフレッシュレートに対応することによってよりスムーズな表示と滑らかな操作が可能となっており、8bitカラー(1600万色表示)や明るさ最大1000nitsに対応しています。画面占有率は約90.15%に達し、画面は強化ガラス「Gorilla Glass 3」で覆われているということです。

また背面は低価格ながらもシリコンポリマー素材によるフェイクレザー仕様となっており、側面などのフレームは樹脂製とのことで、IP54準拠の生活防水・防塵に対応し、画面が水に濡れても操作しやすい「ウォータータッチ」機能を搭載しています。サイズは約165.67×75.98×8.17mm、質量は約188.8g、本体色はForest GreenおよびPlum Red、Denim Blueの3色展開。パンチホール部分には約800万画素CMOS(1画素1.12μm)/広角レンズ(F2.05)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しています。

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さらに生体認証としては側面指紋センサーを搭載。リアカメラは約5000万画素CMOS(1画素0.64μm、4in1)/広角レンズ(F1.8)のリアカメラが搭載され、位相差検出オートフォーカス(PDAF)用センサーと環境光センサーを搭載しているのでより素早く正確なピント合わせと色合いを表現でき、さらにAI(人工知能)を活用したAIカメラに対応しているため、簡単にSNSなど向けにより“映え”のあるスナップショットを撮影できたりするということです。

音響面でもBass BoostとDolby Atmosに対応したステレオスピーカーを搭載しており、エンターテイメント体験がさらに向上しています。またFMラジオや3.5mmイヤホンマイク端子も搭載。なお、マイクは1つのみ搭載となっています。電池持ちは大容量5200mAhバッテリーを搭載し、最長2日間の使用時間を誇り、最大18Wの急速充電によって素早く充電可能となっています。外部接続・充電端子はUSB Type-C(USB 2.0)に。同梱品は欧州ではmoto e15本体のほか、USB Type-Cケーブルおよび保護ケース、ACアダプター、SIMピン、クイックガイドなどの紙類。

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その他の仕様ではWi-Fi 5に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5GHz)の無線LAN、Bluetooth 5.0、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDouなど)、近接センサー、加速度センサー。NFCは非搭載。SIMや携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域などによって異なりますが、欧州向けはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートし、対応周波数帯は以下の通りとのこと。

一方、日本で利用する携帯電話ネットワークの対応周波数帯は工事設計認証から4G(LTE方式およびAXGP方式)におけるBand 1および3、8、18、19、26、28、38、40、41、3G(W-CDMA方式)におけるBand IおよびVIIIとなっています。また総務省では新たにXT2523-5の電気通信事業法に基づく記述基準適合認定についても2024年11月7日(木)付で取得していることが公開されています。認証番号は「ADF240064202」。

4G LTE: Band 1, 3, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40, 41(2535-2655MHz)
3G W-CDMA: Band I, V, VIII
2G GSM: 900, 1800, 1900MHz


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記事執筆:memn0ck


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