ここ数年、東京ではお正月の「七福神めぐり」が密かなブームになっているという。近年の「御朱印帳ブーム」も手伝って、都内各地の七福神めぐりには多くの人が訪れているらしい。
記者はここ6~7年ほど毎年のように七福神めぐりをしているが、確かに人は増えている。その理由は一度行くとわかる「圧倒的な清々しさ」だと思うが、それはいったん置いておこう。今回は東京の七福神めぐりのひとつ『隅田川七福神めぐり』に出かけてきたのでご紹介したい。
・別名は「向島七福神」
東京には20ほどの七福神めぐりがあるとされている。最古は「谷中七福神」と言われており、記者はこれまで「浅草七福神めぐり」「下谷七福神めぐり」「柴又七福神めぐり」などに出かけてきた。そして今回は『隅田川七福神めぐり』別名『向島七福神めぐり』である。
『隅田川七福神めぐり』は、とうきょうスカイツリー駅をスタート地点にするといいだろう。まずはここから10分ほど歩いて、恵比寿様と大國(大黒)神様が祀られている「三囲神社(みめぐりじんじゃ)」へ出発だ。
到着し参拝を済ませたら、ここで七福神めぐり専用の色紙を購入するといい。もちろん御朱印帳を持参してもOKだ。なお、色紙でも御朱印帳でも御朱印をいただく場合は300円かかるぞ。
三囲神社の境内でタレ目の狛犬、通称 “三囲のコンコンさん” などを一通り眺めたら、お次は5分ほど歩いて、布袋尊様の「弘福寺」、さらにそこから1分ほど歩き弁財天様の「長命寺」に立ち寄ろう。ここまで3カ所・四福神、早ければ30分ほどしか経っていないハズだ。
ただし、次の福禄寿様が待つ「向島百花園」へは徒歩で20分ほどかかる。時間に余裕のある人は、途中の「言問団子」や、きびだんごの名店「吉備子屋」などで一休みしながら「向島百花園」を目指すといいだろう。
ちなみに「向島百花園」はその名の通り、神社でもお寺でもない庭園だ。入場料が大人は150円かかるから注意してほしい。「向島百花園」を後にしたら、すぐ近くにある寿老人様の「白髭神社」でリーチである。
隅田川七福神めぐりラストは毘沙門天様の「多聞寺」だが、白髭神社から多聞寺までも結構遠い。こちらも20分ほどはかかるから、のんびりとゴールを目指そう。そして多聞寺で参拝を済ませれば、無事に『隅田川七福神めぐり』は終了だ。
御朱印で並ぶ時間にもよるが、所要時間は約2時間~2時間半、走行距離は約6キロの道のりであった。飲食店やカフェなどの周辺施設は充実していないが、それでも下町の情緒を感じながら歩く七福神めぐりは実に清々しく「今年も七福神めぐりして良かった~」と、実感した次第だ。
ちなみに2018年の『隅田川七福神めぐり』は1月7日までの開催だったので、今年はもう終了してしまっている。なので来年、興味がある人はぜひ出かけて欲しい。御朱印も達筆で、味わいのあるものが多かったぞ。
参考リンク:東武鉄道「隅田川七福神めぐり」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼1カ所目は、恵比寿様と大國(大黒)神様の三囲神社。
▼タレ目のコンコンさん。
▼2カ所目は布袋尊様の弘福寺。3分ほどので到着するぞ。
▼3カ所目は弁財天様の長命寺。ここは弘福寺のすぐ隣。
▼4カ所目、向島百花園は結構遠いから、言問団子や吉備子屋で休憩しながら向かおう。
▼福禄寿様の向島百花園。庭園なので入場料がかかるぞ(三が日は無料)。
▼5カ所目、白髭神社は寿老人様。こちらはすぐに到着する。
▼ラスト、多聞寺は結構遠い。のんびり歩いて20分くらい。
▼合計6カ所で『隅田川七福神めぐり』は終了だ。
▼御朱印も味わい深いものが多かった。七福神めぐりは本当に清々しくてイイヨ。