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すまないがここの投稿者は「厨二病」で「アイタタタタな子」だ。それが受け入れられない人は、バックスペースキーを押してもらえないだろうか。決して、F5なんて連打してはいけないからな・・・


by rintantetu

i-mate Ultimate 8502日本語化覚書

昨日日記を書いたらいきなりパソコンの電源コードを妹に抜かれて死亡\(^o^)/
どうもRYNXです。

いやあ・・・あれだよね、死にたくなるよね?(何

ま、そんなわけで今回は、自分の新しい端末についての日記(?)となります。
日記のタイトルですね、新しい携帯端末、i-mate Ultimate 8502。ドバイにあった企業が製作した前面QWERTY端末です。詳細なスペックは以下。

OS:Windows Mobile 6.1 Professional(英語版)
チップセット:400MHz Qualcomm MSM7200(QualcommはARM系のCPU)
メモリ:256MB-ROM、128MB-RAM(ROMは書き込み不可-ReadOnlyMemoryでRAMは読み書き可能 -RandomAccessMemory)
画面:QVGA(320ピクセル×240ピクセル)、タッチパネル、262,000色TFT液晶
電池:リチウムイオン電池、1530mA、連続待受180時間、連続通話260分
特徴:
・前面QWERTYキー。ほら、DocomoのSC-01Bみたいな。
・GSMはもちろん、HSPAやHSDPAなどの3G通信にも対応しているので携帯の電波網のあるほとんどの国で使用可能(無論現地でSIMの購入は必須ですが)
・パソコンと同じキー配列(前面QWERTYキーボード)
・無線LANが使える。BluetoothとGPSが付いてる。カメラも申し訳程度に付いている。赤外線はついていない。
・MicroSDが理論上16GBまで読み込み可能(自分が試したのは8GBまで)
・ワード、エクセル、パワーポイントが使える。
・安い。13,040円だった。個人輸入なのにこれで総額。信じられるかよ・・・まぁ最も、その後日本語化するためにAtokを購入するのに 5040円かけてるんですけどね\(^o^)/

現在、ソフトバンクの銀SIMを放り込んで使用しています。

購入は、以下から。
http://www.expansys.jp/d.aspx?i=195553

ちなみに、このi-mateという会社、ドバイショックで倒産しちゃってますので保証とか全くありません。それでもいいという人は頑張れ!もちろん下記に失敗したとしても、当方は何ら責任は負いませんので。

さて、文中にあった通り、これはWindows Mobile 6.1 Professional 「英語版」です。
日本語の環境など、用意してあるわけがありません。
そのため、日本語を表示・入力できる環境づくりが必要です。
これを便宜上「日本語化」と呼びます。

※もちろん、これを行うことによってユーザーインターフェースが日本語で表示されるわけではありません。そのため、使用にはある程度英語が理解できる必要があります。・・・もっとも、個人輸入の時点でそれなりに英語がわかる必要がありますので、このへんは心配ないでしょう。もし不安な方いらっしゃれば、英和辞書を片手に操作を進めることを推奨します。

それでは以下、日本語化の手順を追っていきます。
某スレ628氏に感謝!


①準備編 <以下のブツを用意しよう!>:新しいフォルダを作り、そこに全部入れるのが望ましいです。
0.ActiveSync4.5:WMを使う上での基本中の基本。リンク先よりDLしてください。セットになってるCDにも入っていますが、そちらは英語版なので、わざわざそれを使う必要もないでしょう。
1.ATOK for WM cabデータ、DL版(CAB版じゃなくても可?):5,040円。自分はVectorから買いました。
2.TRE.arm.CAB:リンク先よりDL。中にあるTRE.arm.CABを使いますので、解凍しておいてください。
3.wince.nls:下にあるリンク先から。日本語版WindowsMobileから取り出したもの。
4.reloadnls.exe:リンク先からDLしてください。おまじないです。
5.8502sym.exe:リンク先からDL。こちらもおまじないでth。
6.msgothic.ttc:C:\WINDOWS\FONTS\にあるかと思います。そこから取り出してください。
7.EUDC.TTE:絵文字の外字ファイルです。リンク先のup0210.zipをDLして解凍。
8.MortScript-4.2-PPC.cab:リンク先からDLし、解凍。中にあるものを使います。
9.Softbank Connection.cab:リンク先から探してDL。
10.MMSLite.1.1.320.wm6.cab:リンク先より探してDL
11.1_fonts.reg:下にあるリンク先より。
12.2_MMSLite.reg:同上。
13.DelArcMMS.mscr:リンク先より探してDLしてください。
14.MicroSD:データ保存用です。自分の環境では8GBMicroSDHCまで読み込みを確認しました。

3,11,12を詰め合わせたもの、他。:はこちらのサイトからお願いします。


さて、用意はできましたか?それでは、まずWM基本編です。

②WM基本編 <むっちゃおさらい的な何か>:ここで躓く人は、潔く諦めましょう。
1.パソコンにActiveSync4.5をインストール。

2.i-mate Ultimate 8502を起動してください。この時点でSoftbankのSIMはまだ刺さないこと。最初起動した際、Phoneの画面が出てくるかと思いますが、×をタップしPhone画面を閉じ、Today画面を出してください。

3.パソコンでMicroSDをフォーマット。自分はFAT32で大丈夫でした。そこに、先程列記したファイルのうちマークのついているものを放り込んでください。できましたか?それが終わったらMicroSDを機体に刺し、認識できるかどうかを確認しましょう。アイコンを見ればだいたいわかるかと思いますが、FileExplorerから、StorageCardが認識されているかどうかです。認識されていなかった場合に、再起動を行うと認識する場合もあります。

4.一応パソコン側にこの端末を認識させておきましょう。USBでつないでください。一度設定画面が出ますが、同期項目からは全部チェックを外してください。

これでひとまず最初の「超」基本的な設定は完了です。

-ここらで入れておくと便利なソフト-
MyMobiler:パソコン画面でActiveSync中のWM機を操作するソフト。詳しくはgoogle先生参照。
CeRegEditor:パソコン側からActiveSync中のWM機のレジストリをいじくるソフト。詳しくh(ry


③本編 <サクサクっと日本語化していこう!>:レジストリとか分からない人はきついかもしれませぬ。

それではいよいよ、本編に入っていきましょう。特別に注が入っている場合以外は、インストールする際に指示を受けた場合、再起動を行ってしまってください。

まずは、TRE.arm.CABをインストールしてください。Deviceの方にです。
そして起動、以下のレジストリを変更します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Security\Policies\Policies]
"0000101a"のところの値を00000001
"00001001"のところの値を00000001

これで、セキュリティを解除しました。

次に、PCに接続し、wince.nlsを、
マイコンピュータ→モバイルデバイス→マイWindowsMobile(表記が違うかもしれません。デバイスのアイコンです)→Windows内に上書きコピーしてください。
それが完了したら、USBを引っこ抜いてください。

次にデバイスを操作します。FileExplorerを開き、My Device→Windows→Start Upの順にアクセス、中にある以下のファイルを削除してください。

 i-mate Configrator
 i-mate Service
 JBlendDaemon
 poutlook
 SDDaemon
 SetTimeZoneInfo
 CS

できましたでしょうか。
できたならば、そのままStorageCardにアクセス、reloadnls.exe8502sym.exeを、先程のStart Upフォルダ内にコピーしてください。

次に、フォントファイルをデバイスにコピーしていきます。

msgothic.ttcEUDC.TTEをMy Device→Windows内にコピーしてください。

それが完了しましたら、TREを起動、1_fonts.regimportしてください。
File→importでStorageCardにアクセスすればでてくるはずです。
インポートが終わったらTREをQuit、終了してください。

では次に、ArcsoftMMSの削除を行います。わからない方はおまじないだと思ってください。
まず、MortScript-4.2-PPC.cabをDeviceにインストールしてください。
そして、FileExplorerでStorageCardにアクセス、DelArcMMS.mscrをタップします。この後、自動で再起動がかかります。

次は、日本語の肝、ATOK for WMのインストールです。

ATOKPWM.CABを今までと同じようにインストールしてください。
そして、ここで注意。
ATOKはインストール後再起動を求めてきますが、

ここで再起動してはいけません!

気をつけてください。再起動をしてしまった場合、Settings→System→RemoveProgramsでATOKを削除し、もう一度トライしましょう。

そして、TREを起動、以下のレジストリを変更してください。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Layouts\e0100411]

"Keyboard Layout"="00000409"

できましたでしょうか。
完了しましたら、そのまま2_MMSLite.regをインポート、TREを終了させてください。

それが終わりましたら、
Softbank Connection.cabをインストール
MMSLite.1.1.320.wm6.cabをインストール
してください。
もうやり方はわかりますね?

そしてリセットをしてください。
電源ボタンの長押しで電源が切れますので、もう一度電源をオンです。

これで、日本語の表示や入力ができるようになっているかと思います。
ATOK入力を有効/無効にするには、symキーを押してください。ちゃんとなると思います。

これらの手順が終わってからSoftbankの銀SIMを刺すと、ちゃんとネットワークにつながるようになっているかと思います。

さて、以上でi-mate Ultimate 8502の日本語化は終了です。お疲れ様でした。

※今回、あくまで日本語化ということで、カスタマイズは一切行っていません。希望があれば記事にしますが、その辺は基本的には自分でドウゾ。googleという偉い先生が教えてくれますw

※これらの手順を行ったことでどんな影響が出ようと、当方は一切関知いたしません。行う際は、自己責任でお願い致します。


いじょ、ターゲットのいまいちよくわからない日記でした~(ぁ
by rintantetu | 2010-03-27 23:58 | WindowsMobile