JR東日本は2月4日、中央快速線方面にグリーン車サービスを導入すると発表した。2020年度の開始を目指す。
同社によると、グリーン車サービスを導入する区間は中央快速線の東京~大月間と、青梅線の立川~青梅間。中央快速線は、オレンジ帯のE233系通勤形電車で運行する全ての列車にグリーン車サービスを導入する。青梅線も中央快速線から直通する列車にグリーン車を導入する。
中央快速線・青梅線で運用されているE233系は現在10両編成だが、新たに2階建てグリーン車2両を連結して12両編成に増強する。グリーン車の連結位置は東京・新宿方から4・5両目になる。これに伴い、グリーン車導入区間の全44駅と車両基地などで、12両編成に対応するための改良工事を実施する予定。2020年度からのサービス開始を目指す。
首都圏の主なJR通勤路線では、東海道線と横須賀線を皮切りにグリーン車が導入され、1980年から総武快速線、2004年から宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン、2007年から常磐線中距離電車に、それぞれグリーン車が導入された。中央快速線方面にグリーン車が導入されると、全ての主要通勤路線にグリーン車が導入されることになる。