SMBCコンシューマーファイナンスが20~40代に行った金銭感覚の意識調査によると、出産・子育てを前向きに考える割合が50%を超えるのは、世帯年収が600万円ある場合であることが明らかになった。また、実際に子どもにかけている教育費の平均は40代で18,558円だった。 「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」は2019年12月20日~23日、20歳~49歳の男女を対象にインターネットで実施し、2,000名の有効回答を得た。 「出産・子育て(1人)をしようと思える世帯年収額」を聞いたところ、「年収がどんなに少なくても、したいと思える」から「年収500万円あれば」までの回答の合計は、どの年代も過半数に届かず20代で44.9%、30代45.8%、40代36.8%だった。「年収600万円あればしようと思える」割合を含めると、20代55.5%、30代58.4%、40代50.4%となった。 「結婚しようと思える世帯年収額」の質問では、「年収がどんなに少なくても、したいと思える」から「年収500万円あれば」までの回答を合計してはじめて、20代56.0%、30代56.8%、40代51.0%となり半数を超えた。 子どもがいる人を対象に、「子どもの教育にかけたいと思う金額」を聞いたところ、年代別の平均額は20代10,148 円、30代13,848円、40代16,210円だった。 一方、「実際に子どもの教育にいくらくらい出費しているか」を聞いたところ、年代別の平均額は、20代4,721 円、30代9,302円、40代18,558円となった。年代が上がるほど高くなるのは「かけたい金額」と同様だが、40代ではかけたいと思う金額の平均を超える結果となった。