自立生活運動の現在を描く映画「インディペンデント リビング」完成へ

自立生活運動の現在を描く映画「インディペンデント リビング」完成へ

支援総額

3,891,000

目標金額 3,000,000円

支援者
264人
募集終了日
2019年4月26日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

【映画タイトル変更のお知らせ】
今回、私どもが製作をしております新作ドキュメンタリー映画「アウト オブ フレーム」についてタイトルを変更することになりましたのでここにお知らせをさせていただきます。

新しいタイトルは「インディペンデント リビング」となりました。そのため、本プロジェクトページ内の表記も変更させていただきました。

変更に関する詳細はこちらをご覧ください。(2019年6月25日追記)

 

【目標金額達成のお礼とネクストゴールについて】

本日、目標金額300万円を無事達成しました。ここまでご支援・応援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。 メンバー一同、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

プロジェクト終了まで残り11日。ネクストゴール350万円を設定し、終了日まで挑戦を続けたいと思います。ネクストゴールへのご支援はバリアフリー字幕と視覚障害者のために音声字幕をつける費用にあてさせていただきます。

 

もう一度目標を設定することは大きなチャレンジですが、4月26日の終了日まで、今一度皆さまのお力をお貸しいただければ嬉しい限りです。どうか最後までご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 

2019年4月15日 ぶんぶんフィルムズ

 

 映画「インディペンデント リビング」とは?

 

 

映画「インディペンデント リビング」は、“自立生活運動の現在”を描く作品です。

 

自立生活とは、日常的に介助(手助け)を必要とする障害者が、親元(親の家庭)や施設を出て、地域で生活すること。

 

自立生活は、自由と安全の戦場です。

 

施設や親元から出て、当事者の意志によって営まれる自立生活では、本人の選び取れる自由が増す一方で、しんどくてもその責任を引き受けなければなりません。選択をあやまり、自分の命を危険にさらすこともあります。

 

また、自立生活にはヘルパーの存在が必要になります。

 

ヘルパーのいる暮らしは、当事者ができることを増やし、見守りがあることで安全の向上につながります。その一方で、気の休まる時間を失うことにもつながります。自立生活は誰かと生活を協働していくことが宿命づけられているのです。

 

ぼくは自立生活の現場で、様々な葛藤を経て自由を獲得していく人たちの生き様を見て、その姿を撮影してきました。

 

 

それぞれの自立生活を歩む当事者の日常を描くことで、あまり知られていない自立生活の実相や、より自由に生きられる世界をより身近に知っていただくができるのではないかと思っています。

 

大阪の繁華街を歩く、施設から出てきたばかりの青年

 

 

ごあいさつ

 

はじめまして、ぶんぶんフィルムズの田中悠輝(たなか ゆうき)です。映画「インディペンデント リビング」で初監督を務めます。

 

「おれたちの姿を撮ってほしい」

 

2016年、制作支援者の一人である今村登さん(全国自立生活センター協議会・副代表)が、障害者のヘルパーとして彼の介助をしていたぼくに言いました。

 

ぼくは元々、ホームレス支援・生活困窮者支援の現場で働いてきました。現在も自立生活サポートセンター・もやいというところで働いていますが、困窮に陥る人の中には、見える/見えない障害に苦しんでいる人が少なくありません。

 

自立生活運動に出会ったのは、そうした困窮者の方々と一緒にいて、いきづまりを感じていた時でした。

 

社会の中にある障害を乗り越えるために、当事者として自ら声をあげ、仲間を募って、その社会環境を変えてきた先進的な当事者運動が、自立生活運動でした。

 

その現場をより深く知りたいと資格を取得し、障害者のヘルパーをはじめ、その中で「一緒にいるなら、空いた時間だけでもいいから撮ってほしい」と言われたことがきっかけに、カメラを手にしました。

 

左から鎌仲、今村さん、田中、磯部さん(自立生活センター自立の魂・代表)

 

出会ってきた人たちに誠実に向き合いたい

 

今回の映画製作プロジェクトが立ち上がった背景には、多くの人たちとの出会いがありました。

 

最初に「映像を撮ってほしい」と言ってくださった今村さんをはじめ、プロデューサーを引き受けてくださっている鎌仲ひとみさん、製作支援を担ってくれた平下耕三さん(全国自立生活センター協議会・代表)との出会いがありました。

 

ぼくは当初、映像に関しては全くの素人でしたが、ヘルパーをしながら撮りためた映像をプロデューサーの鎌仲ひとみさんにプレビューしていただき、鎌仲さんと一緒に応募した文化庁・芸術文化振興基金の助成対象に選ばれたことで、本格的に作品完成に向けて動き出すことができました。

 

また、全国自立生活センター協議会・代表の平下耕三さん、副代表の今村登さんが製作支援者として参画していただいたことで、より深い取材が可能になりました。

 

二人は映像製作についてなんの実績もないぼくに、「ゆうきならできる、ゆうきにやってほしい」と言ってくれました。そんな風に期待をしてもらえたことはあまりなかったので、この言葉にはとても勇気をもらったことを覚えています。

 

いつも勇気づけてくれる平下さん

 

さらに現場での経験不足で行き詰まっていた時に、撮影・編集・構成として経験豊富な辻井潔さんが製作に加わっていただいたことで、作品の輪郭が見えてきました。

 

辻井さんは、撮影の基本的なことや構成・演出上の技術的なことについて、辛抱強く丁寧に指南してくれました。今回のクラウドファンディング用の映像も、辻井さんと二人で撮りに行った大阪のライブハウスや、泊まり込みで行った介助風景のロケからのものがメインになっています。

 

この製作チームの誰が欠けても、ここまで製作を進めることはできませんでした。すべての出会いがあって、3年間続けてきた映画製作も、あと一歩のところまで進めてくることができました。

 

普段のぼくは、いつも斜に構えて恩知らずなことも多い若者ですが、「今回ばかりはきちんと誠実に応えたい」、そう思ってクラウドファンディングに至りました。

 

映画の完成まであと少し、ぜひご協力をお願いします!!

 

日本の自立生活運動をリードする大阪にある夢宙センターの前で

 

作品の見どころ

 

個人的な思いもありますが、この現場にいる障害当事者の方々は「おもしろい」です。

 

撮影する中で、彼らはぼくと同じ人間だけど、ぼく以上に自由でおもしろく日々を生きているような印象を受けました。

 

でも、それは彼らがいろいろな大変さを引き受けて獲得してきたものなんだ、と

撮影を続けてきてわかってきました。

 

アメリカのデモで声を上げる夢宙スタッフの大橋グレースさん

 

「自由はいいけど、自由すぎてもあかん」

 

ある飲み会の席でお酒の好きな当事者が言いました。お酒を飲んでも、タバコを吸っても、パチンコをやってもいいけれど、それだけじゃ日々は充実しない。いろんな役割や責任を自ら進んで引き受けて日々の充実がある。

 

そんな日々の葛藤があるけれど、だからこそその光景はとても刺激的でした。

 

この映画はきっと障害のある当事者のみならず、ぼくと同じように漠然とした生きづらさを感じて、いきづまっている人にも勇気を与えるものになると思っています。

 

これまでつくってきた枠を出ることは勇気がいりますが、そのあとに開ける世界を映画に出てくる当事者たちは見せてくれます。

 

夢宙センターのメンバー同士の交流

 

今回のクラウドファンディングについて

 

今回のクラウドファンディングでは、「映画の仕上げにかかる費用」と、「映画を劇場で上映するためのフォーマット制作費用」をご支援いただきたいと考えています。

 

300万円のご支援をいただければ、なんとか映画を完成するための費用をまかなうことができます。使途については以下の通りです。

 

・編集機材費

(3年に及ぶ取材で撮影した膨大なデータを保存するために必要な機材購入費など

 また、スタジオ経費を節約するための映像編集ソフト購入費)

・スタジオ使用料と人件費

・カラーグレーディング

・予告編制作費

・ヴィジュアルデザイン費

・原版制作費+劇場用フォーマット制作費

 

 

今回の映像について

 

音楽を提供してくれたガナリヤ・サイレントニクスGt.Voの川崎さんは、映画の重要な登場人物の1人で、障害者のヘルパーをしています。

 

夜の大阪を疾走する車椅子にのった男性は、川崎さんが働く自立生活センターの代表・渕上賢治さん。

 

川崎さんがライブを終え、渕上さんの自宅前で2人が出会うところから、介助の日常が始まります。

 

今回の映像はその2人が交差するまで。

 

今後も少しずつ映像を出していきたいと思いますので、引き続きページをご覧いただければと思います。

 

介助者とエレベーターで自宅に向かう渕上さん

 

プロデューサー・鎌仲ひとみさんからのメッセージ

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。 ぶんぶんフィルムズ代表の鎌仲ひとみです。

 

私は長年、ドキュメンタリー映画、 特に社会の中で声が届きにくい人たちの声を届ける作品を作り続けてきました。 今回は、障害当事者の方々の取り組みを知っていただきたいと思い、 新作映画「インディペンデント リビング」の製作に取り組んでいます。

 

ぶんぶんフィルムズのスタッフである悠輝くんを通じ、 自立生活を獲得しようと取り組む当事者の方々に出会い、 本作をプロデュースする決意をしました。

 

ドキュメンタリー映画の分野に「障害者もの」と呼ばれるジャンルがあるように 「障害者」を主題にした作品はこれまでも沢山作られてきました。

 

私自身はこのテーマで監督作品を作ろうと思ったことはなく、 正直を言えば、 障害者の方々と自分を重ね合わせることがこれまでできていなかった。

 

しかし、今回は初めて監督を経験する悠輝くんの新鮮な眼差しで、障害当事者の方々の 取り組みを捉えた時、 映画は「障害者もの」という限界を超えて行けるのではないかという予感がしました。

 

これは、誰にとっても、「私のことでもある」、そう思える作品になるのではないか、と。

 

これまでにない、枠を超えたドキュメンタリー映画を世に送り出すために 悩みながら格闘する新米監督悠輝くんの力になれたらと思っています。

 

皆さまのご支援、応援をよろしくお願いいたします。

 

 

映画「インディペンデント リビング」概要

 

▷完成予定日:2019年4月


▷上映予定日:2019年9月
▷上映場所:東京の劇場を皮切りに全国の劇場で上映
▷上映時間:90分


▷主な出演者:平下耕三 渕上賢治 大橋グレース愛喜恵 川崎悠司 他 
▷撮影場所:東京、大阪、アメリカ、ネパール、コスタリカ

 

 

リターンについて

 

映画の試写会へのご招待のほか、映画のオリジナルグッズや、市民サポーターとしてエンドロールへお名前掲載などのリターンをご用意しました。

 

オリジナルグッズは現在製作中ですので、随時お知らせしてまいります。

 

■映画のステッカーのデザインが決定しました!

 

 

 

■映画のオリジナルTシャツのデザインが決定しました!

 

 

 

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ドキュメンタリー映画を製作 配給するプロダクション。映画と農を掛け合わせる実験中。長野県辰野町にある。

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リターン

3,000


alt

監督からのお礼のメール

■監督からお礼のメール

申込数
82
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

5,000


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監督からのお礼のメールと特製ステッカー

■監督からお礼のメール

■映画のステッカー

申込数
55
在庫数
44
発送完了予定月
2019年5月

3,000


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監督からのお礼のメール

■監督からお礼のメール

申込数
82
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年5月

5,000


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監督からのお礼のメールと特製ステッカー

■監督からお礼のメール

■映画のステッカー

申込数
55
在庫数
44
発送完了予定月
2019年5月
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