こんにちは、ヤマダです。
2024年、ヤマダはそれなりにたくさんLTをしてきました。趣味、技術、人生、ゴンさん...本当に様々なジャンルでLTを実施しました。そして社内外の方から多くの反応をいただけるようになりました、本当にありがとうございます!!非常に楽しい1年となったことを皆様に感謝します🙇♂️
正直にいうと内容的には何番煎じかというようなものですが、無価値ではないだろうとの思いで筆を執りました。今回の記事では私なりにLTをするときに意識していることを書かせていただきます。
その前に
大前提として、私はアウトプットをすることが好きです。理由はスキルアップできる、人との繋がりが生まれる、そしてなにより楽しいからです。
ですが、あくまでも私にとってアウトプットは方法であり、目的ではありません。仕事でもよくあることだと思うのですが、方法と目的がごちゃ混ぜになると成果を得にくい状況になってしまいます。
この記事は「アウトプット嫌いを克服する」ものでも「アウトプットを肯定する」ものでもありません。私が「LTをするときに意識していること」というだけの記事であることをご承知おきください。
LT
LTとはLightning Talkの略で、短い時間で行うプレゼンを指します。ちなみにヤマダが一番好きなアウトプットです。LTをするときに意識していることは以下です。
- 発表内容は1~10分に凝縮する
- まずは骨だけすぎるものを作る
- プロフィールは最後に一番新鮮な物を
- 資料の文字サイズは思ってる倍
- 真っ黒は使わない
- 視線誘導アニメーションで差をつけろ
- カンペは1行で適当に作る
- 少しでも必ず笑顔になる要素を
ではひとつずつ見ていきましょう。
発表内容は1~10分に凝縮する
時間はやはり長くても10分かなと思います。長ければ長いほど楽ではあるのですが、LTにおいてはやはり凝縮することに美しさがあるものです。相手の時間を最小限にいただきつつ、自分の伝えたいことを簡潔に覚えてもらいやすく発表できるのか...。
また、時間に関してはオーバーするくらいなら大幅にショートしたほうがいいと個人的には思っています。ショートであれば発表後の質問タイムなどでいくらでも挽回できますし、発表させていただいたイベントの進行の方をハラハラさせることもありません。
特に意識しているのは、基本的に7分を目標にしてLTを作成して5分や10分などに調整するようにしています。私は7分のLTが一番得意であり、まとめやすい時間だと思っています。5分のLTをいきなり作ってしまうと本来自分が伝えたい部分を最初から削ってしまったり、10分のLTをいきなり作ってしまうと情報をモリモリにしすぎて余裕で時間オーバーのLTになってしまうことが多かったです。そこで得意な時間を見定めて毎回一旦はその時間を想定して資料を作っています。
まずは骨だけすぎるものを作る
頭の中で考えるだけではなかなか完成しません。ですが、最初からしっかり作っていくとそれはそれで手が止まってしまうものです。
私はまずはほぼ見出しのみで資料を作ります。紙芝居を作るくらいのイメージで、時には発言する予定の文章を適当に打ち込んでしまうくらいです。
資料作成をスピーディに行うために、まずは主要な肉部分ではなく骨組みだけで最後まで作ってあとから肉付けすることを意識しています。
プロフィールは毎回最後に一番新鮮な物を
LT内で自己紹介をすることは多くあると思います。一度作成することで使いまわせそうな気がしますが、私は可能な限り過去に使用したプロフィールスライドを使用していません。
これは全体の完成度を高めるためにこだわっている部分で、プロフ欄の項目や項目名をLTの内容に寄せています。また、必ず自己紹介を最後に作成しています。そうすることで全体を俯瞰してちょうどいいプロフィールスライドを作成することが可能です。
あと単純に何回も同じプロフ見ても面白くないので毎回変えたい気持ちが強いです。
<例>
AWSに関係するLTをする時 → 「好きなAWSサービス:AWS Lambda, AWS FIS」
IT技術に関するLTをする時 → 「好きなサービス:AWS FIS, Figma」
社外での登壇時 → 「名前:ヤマダ(北野)」
社内での登壇時 → 「名前:北野(ヤマダ)」
資料の文字サイズは思ってる倍
最近ではオンラインでLTをする機会も多いですが、やはりオフイベントも捨てきれませんよね。オフイベントでは資料全体の文字サイズを最後まで気にしています。
登壇者が思っている倍以上に傾聴者は資料をよく見えていません。前の人と被っていて見えなかったり、席が遠かったり、コンタクトがぼやけたり...。ということで「文字サイズは思っている倍!」をめちゃくちゃ意識しています。
真っ黒は使わない
おしゃれな資料に仕上げることは視覚的に見てもらいやすいLTになるので大事です。これは非常にシンプルな話で、#000000は見にくいので使用しません。少しだけグレーに寄せると見やすいです。
視線誘導アニメーションで差をつけろ
基本的にアニメーションは「フェード」のみつける派です。最初から情報を全て見えるようにしてしまうと傾聴者の視線をコントロールできません。ですので、自分の話している内容に合わせて見てもらいたい文字をフェードインさせるように心がけています。
また、公開時には公開用の資料を用意します。あくまでも発表のみ、視線誘導を意識してアニメーションをつけることを意識しています。
カンペは1行で適当に作る
完璧なカンペを作るのはとても危険だと考えています。そもそも7分もある文章を覚えきれるとは思えません。「こう喋らなきゃ」という緊張で噛んでしまったり、変なタイミングで間を空けてしまったりするのでカンペを作る時は本当に大事なプレゼンの時のみにしています。
LTのカンペはめちゃくちゃ適当に作るのがよいです。スライド毎に最も伝えたいことは何なのかだけを、メモするか心で反復しておきます。そして発表タイミングでその場の空気を感じながら言葉を選ぶようにしています。
最近同じLTを4回も披露する機会があったのですが、ある程度カンペを考えていた初回よりも4回目のほうが圧倒的にスラスラと発表できました。結局は回数がモノをいいます。カンペを作るより何度も登壇する機会を作る方がよさそうです。
少しでも必ず笑顔になる要素を
これは絶対に意識して毎回LTを作成しています。もし自分の発表する内容に興味のない人がいた場合、ただ普通に話すだけだと最大限伝えることはできないと思います。そこで自己紹介でもタイトルでも内容でもいいので一捻りを加えて聞いた人が笑顔になるよう心がけています。
個人的によく使う手法は以下です。
- タイトルで出オチにする
- 検証時にありえない人間や状況にする
- 自己紹介の写真を免許証にする
- 会社名をめちゃボカす
ひとつだけ、気を付ける必要があるのは「人を傷つけない笑い」にすることです。誹謗中傷で取る笑いほど寒いものはありません。誰かを叩きたい時はせめて自分にしましょう。
最後に
以上、ヤマダがLTをするときに意識していることです。たいしたことは書けませんでしたが、他にも思いついたらメンテしてこの記事を育てていこうと思います🥰
LTはもちろんですがアウトプットは本来楽しいものだと常々思います。最近ではJAWS-UG 神戸市部やnakanoshima.devといったコミュニティを運営させていただき、参加者全員が楽しくアウトプットをできる場を作っていくことに尽力しています!
機会があったらぜひヤマダに声をかけてください〜🎉