はじめに
僕は、個人開発で、テック人材にスポット相談ができるYardというサービスを開発しています。
このサービスは今年の10月にベータ版として公開しましたが、その頃から徐々に開発メンバーを増やしていき、現在では僕を含む5人パーティーで冒険もとい開発・運用しています。
今回は、個人開発からチーム開発に切り替えた経緯について紹介したいと思います。
なぜ、個人開発→チーム開発に?
Yardの冒険は、個人開発から始まりました。
当初、YardのUIやUXのイメージは自分の中で明確にありました。そのため、ゼロイチのプロダクトの初期フェーズでは、自分一人でスピーディに進める方が最適だと考えていました。
また、この段階で他のメンバーを加えて分業してしまうと、コミュニケーションコストが増え、エッジの効いたプロダクトが創れないんじゃないかという懸念もありました。
このアプローチでベータ版まで作って、ユーザーのフィードバックを収集しました。しかし、次第に一人で抱える負担が大きくなってきました。
特に顕著だったのが、プロダクトの方向性を決めるPdM的な人格と実際に手を動かすエンジニア的な人格を、一人で兼任することの難しさでした。
エンジニアとしての意識が強まると、どうしても「作りやすいもの」に逃げがちになる一方で、PdMとしての視点では、もっとユーザー視点に立った大胆な判断が求められます。これらを両立することに苦しむようになりました。
こうしたマインドシェアの課題に直面し、よりアジリティ高く開発を進めるため、それぞれの領域のプロとチームを組む決断をしたのです。
現在のパーティー(チーム構成)と変化
現在、チームYardは以下の5人で活動しています。
- プロダクトオーナー(僕)
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- よろず屋(インターン生)
この5人のうち、僕以外のメンバーは全員、副業として手伝ってもらっています。
チームのジョインした経緯は以下の通りです。
- エンジニア&マーケター: 元々の知り合い
- よろず屋(インターン生): 知り合いの紹介
- デザイナー: 元々Yardの普通のユーザーだった方
↑「ドラクエⅢの賢者(女)が ITエンジニアに転職する絵」をGrokに生成させた画像
僕はプロダクトオーナーでありつつ、以下のタスクを主に担当しています。
- GitHub Issueの管理
- GitHub Projectでのカンバンの管理
- 各種システムの設計
- コードレビュー
- ユーザーインタビュー
- メンバーとの週次の1on1
大きまな機能追加においては、自分でコードを書くこともありますが、大半の修正はエンジニアメンバーにタスクを移譲できるようになりました。
また、デザインに関しては、デザイナーにほぼ一任しています。
さらに、マーケターもチームに加わったことで、新たにマーケティング施策にも手が回るようになりました。
個人開発→チーム開発で良かったこと
1) プロダクトに向き合う時間の総量が増えた
当然、人数が増えたのでプロダクトに向き合う時間の総量が大幅に増えました。
GitHub Issueのbacklogに積まれていたものも、手が回るようになりました。
2) 責任範囲が分離され、スピードが上がった
僕の場合、フロントエンドのデザインが得意ではありませんでした。
個人開発時代は、デザインに多くの時間や労力が割いていましたが、デザイナーにこの部分を任せられるようになったことで、大きく負担が軽減しました。
その結果、設計やコードレビューなど、他の重要なタスクに集中できるようになり、開発スピードが上がりました。
また、中長期の戦略策定などに時間を使う余裕も生まれました。
3) 複眼的にレビューしあえる
例えば、ランディングページ(LP)のワーディングについて、1人で進めていると「初見の人にとってわかりやすい表現」が徐々に見えなくなっていきます。
しかし、チームメンバーから客観的な意見やツッコミが入ることで、建設的な議論が生まれ、物事を効率的に決めることができるようになりました。
4) 仲間を効率的に集められたこと
上記はチーム開発したことでのメリットですが、では最初から個人開発ではなくチーム開発で進めていたらどうだったでしょう。
自分が作りたいものをある程度形にしたことで、プロダクトの世界観に共感する人たちを集めやすくなりました。
もし最初からチーム開発を選んでいた場合、ビジョンだけを語って仲間の心を動かすのは難しかったのではないかと思います。
さいごに
僕たちのYardという名の冒険は、ドラクエⅢ でいうと、まだアリアハン大陸から出ていないくらいのフェーズです。
これから、ドラマチックな展開が待ち受けていることでしょう。
ぜひ、応援よろしくお願いします!
また、皆さんも、Yardをキッカケに自分だけの冒険の仲間を集めてみませんか?
↑「ドラクエⅢのルイーダの酒場で仲間を集める絵」をGrokに生成させた画像
Yardは、テック人材のスポット相談できるサービスです。
いわば、専門的なスキル・知見を持っている方・求めている方が、巡り合えるルイーダの酒場です。
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