#Ubuntuでのmonoバージョン
Ubuntuの公式パッケージサーバーにホストされているmonoのバージョンは、ちょっと古いバージョンで止まっています。
C#好きの私としては悲しいですが、Linuxの世界では、C#はあまり人気が無いんでしょうね。
この情報は、Raspberry Piで、HttpClientクラスを使うC#コードを動かしたくて調べた情報です。
マイクロソフト嫌いな方もLinuxにC#をインストールして試して貰える切っ掛けになったら幸いです。
#外部パッケージリポジトリを利用する
directhexさんが公開しているパッケージリポジトリを更新サーバーに追加します。
Monoxide experimental Mono packages PPA
directhexさんのビルドしたパッケージが、どの程度信用できるかは分かりませんが、Raspberry Piなど非力なマシンで、monoをコンパイルするのは、かなり時間が掛かるので、手っ取り早く新しいバージョンのmonoを試したい時には重宝します。
$ sudo apt-get install python-software-properties
$ sudo add-apt-repository ppa:directhex/monoxide
$ sudo apt-get update
#ソースコードからインストールする
http://www.mono-project.com/docs/compiling-mono/linux/
公式ページに公開されている方法をコマンドで打っていけば、インストールできます。
gitから最新ソースコードを取得する方法も紹介されていますが、コンパイルエラーが発生することもあるようなので、リリースされた最新版をビルドする方が無難です。
$ sudo mkdir /opt/mono/
$ sudo chown -R `whoami` /opt/mono/
$ sudo apt-get install git autoconf libtool automake build-essential mono-devel gettext
$ wget http://download.mono-project.com/sources/mono/mono-3.10.0.tar.bz2
$ tar xvf mono-3.10.0.tar.bz2
$ cd mono-3.10.0
$ ./configure --prefix=/opt/mono/
$ make
$ sudo make install
$ PATH=/opt/mono/bin:$PATH
#バージョンごとにインストール場所を変える
$ tar xvf mono-3.12.0.tar.bz2
$ cd mono-3.12.0
$ ./configure --prefix=/opt/mono/3.12
$ make
$ sudo make install
$ PATH=/opt/mono/3.12/bin:$PATH