28
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Amazon Kendra を触ってみた

Posted at

はじめに

Amazon Kendra は、様々なデータソースを横断的に検索できるエンタープライズ検索サービスです。Kendra から各種データソースに簡単に接続できるコネクタが提供されていて、Amazon S3, Microsoft SharePoint, Salesforce, ServiceNow, Google ドライブ, Confluence など連携できます。

今回の記事は、Kendra に WebCrawler というコネクタを使って、簡単に日本語の検索が出来る点を確認していきます。初めて Kendra を触ってみる点での備忘録的な記事です。

Index の作成

Kendra を利用し始める際に、Index の作成が必要です。Index を作成したタイミングから、時間課金で料金が発生します。検証のため Index を作成して放置してしまうと、想定外の料金が発生する可能性があります。検証が終わったら忘れずに削除しましょう。

Create index で作成をします。

image-20230319131404779.png

適当に名前と IAM Role を指定して、Next を押します。

image-20230319133841115.png

ドキュメントレベルの user access control はデフォルトのまま Next を押します。

image-20230319133926150.png

今回は、Enterprise Edition でやってみます。検証目的の場合は Developer Edition を選択するのもアリです。

image-20230319133952270.png

Index の作成処理が開始されます。約 30 分ほど待機します。

image-20230319134006064.png

約 30 分後、Index が作成されました。

image-20230319203506058.png

データソースの追加

Kendra にデータソースを追加することで、簡単に検索機能を提供できます。複数のデータソースを追加すると、横串検索が簡単に実現できます。

今回は WebCrawler connector を使って追加をしていきましょう。

image-20230312164928325.png

適当にデータソース名を入れます。また、言語は Japanese を選択します。

image-20230319204228134.png

WebCrawler connector は、URL を指定することで、公開されている情報を検索対象にできます。今回は、AWS Document の中から、RDS を指定してみましょう。

image-20230319204301438.png

このあたりは何も入れないデフォルトの状態です。

image-20230312165346787.png

Next を押します。

image-20230312165423874.png

Crawl に関する動作を指定します。深さやドメインなどを指定します。

image-20230312170621527.png

Crawl するスケジュールを指定できます。最短で一時間おきにデータの更新をしてくれるように定期実行できます。今回は Daily を指定してみます。

image-20230312165519347.png

Create を押します。

image-20230312165540230.png

Sync Now を押します。数分から数時間はかかるかもということなので、待機します。

image-20230319204423123.png

一定時間後、Sync が完了したことがわかります。

  • 521 個の Document が登録された
  • 21 個は、エラーで登録できなかった。Favicon.ico や 大きい PDF ファイルの登録がエラーになっていた。

image-20230319215132602.png

検索のテストを行う

Kendra の画面に、簡単に検索の動作確認が出来る画面が用意されています。メニューから Search indexed content を選択します。

image-20230319224049128.png

デフォルトのままだと日本語の検索が出来ないので、右側のメニューから言語の設定をします。Japanese を選択します。

image-20230319224203092.png

例えば、この検索テキストエリアに「パフォーマンス」を入力すると、登録した RDS の AWS Document の内容を検索できます。URL だけ指定することで、簡単に検索が利用できることがわかりました。

image-20230319224319782.png

検索画面を SSO ユーザーに提供する Experiences を構成

Kendra の画面を直接利用するよりも、もう少し他のユーザーに検索画面を提供したい気持ちがでてきます。そういったときに、Experiences 機能が提供されています。IAM Identity Center (旧 AWS SSO) で管理されているユーザーに対して、簡単に検索画面を提供できます。Okta や Azure AD を利用している場合は、ユーザー連携してログインを提供できます。

Create experience を押します。

image-20230312173208389.png

適当に名前を指定と、連携したいデータソースを指定します。

image-20230319204532242.png

IAM Role を適当に指定します。

image-20230312173315853.png

ログインを許可する IAM Identity Center 上のユーザーを指定します。ユーザーを指定します。

image-20230312173341498.png

Create を押します。

image-20230312173358627.png

一定時間後、Experience の URL が確認できます。

image-20230312173647978.png

この URL を開くと、IAM Identity Center のログイン画面が開かれます。ユーザー名とパスワードを指定します。

image-20230312173713023.png

表示されました。

image-20230312173733454.png

日本語を検索するために、build mode で設定画面を開きます。

image-20230312173925841.png

デフォルト言語を Japanese に変更します。

image-20230312173950533.png

こんな感じで検索が出来ます。

image-20230319220705397.png

検証を通じてわかったこと

28
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
28
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?