はじめに
この記事は、株式会社スピードリンクジャパン Advent Calendar 2024 の16日目の記事です。
12月から本格的にマイナ保険証を使い始めた人も多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、実際に複数回使ってみて思ったことを書いていこうと思います。
この記事を書こうと思ったきっかけ
私は弱視のため、初めて使う機械は覚えることに時間がかかります。
また、見えにくい、読みにくい画面だと一人で操作が難しいため、サポートをお願いすることがあります。
そこで、使ってみた感想を率直に書いてみようと思いました。
マイナ保険証になって良かったと思うこと
私は通院で複数の病院に行くことがあるので、その情報が連携されることで、書類などがなくても必要な情報がデータ上で確認できるのはデジタルならではだと思いました。
また、受付でのやり取りも減り、より短い時間で受付が完了することもメリットだと感じました。
はじめて操作してみて
操作の工程はそこまで多くないので、初めてでも慣れれば使えそうだと感じました。
配置場所について
機械自体はそこまで大きくないので、ほとんどの場所では、机の上に置いてあることが多くありました。
しかし、病院によって机の高さは様々で、高いところもあれば、低いところもありました。
高い場所では、顔認証をする時に背伸びをしないと届かないことがあり、認証に少し苦戦しました。
操作画面について
ほとんどの機械の場合、顔認証かあん承認証、同意するかしないかを選択するボタンがメインなので、見た目はシンプルに思えるかもしれません。
しかし、コントラストが低ければ、視覚障害がある方は見えにくさを感じている方にとっては、何が書いてあるかわからないことがあります。
ボタンがあることはわかっても、それが何をするための操作に続くボタンかがわからなければ次に進むことができません。
私が使ったことのある機械の中には、何を示すボタンなのかが分かりにくいものがありました。
仕様の違いについて
通院などで病院にいく機会が多いので、これまでも複数の病院でマイナ保険証を使ってきましたが、置いてある機会が複数あるらしく、使い方が違うことがありました。
まず、機械の違いとしては、カードを読み込む時に、スライドさせておくタイプのものと、カードを差し込むタイプのものがありました。
そして、ボタンの違いとしては、同意するボタンの位置の違いや押すボタンの数の違いがありました。
位置については、二つあるボタンのうち、ある病院では上側が同意するボタンだったのに対し、他の病院では下側が同意するボタンだったことがあり、扱っている機械によってボタンの配置に違いがありました。
また、ボタンを押す数については、「すべて同意する」というボタンで操作が少ないパターンと、項目に対して一つずつ同意するかしないかを押すパターンがありました。
このように、機械によって異なると、使う時に戸惑い、誤操作につながる可能性もあると思いました。
誰もが使いやすいものにするためにはどうしたら良いか?
今はまだカード型の保険証を使えるので、全ての人がマイナ保険証を使っているわけではないかもしれません。
しかし、カード型の保険証が使えなく慣れば、マイナ保険証が当たり前に使われるようになります。
そうなった時に誰もが使いやすいものにするためにはどうしたら良いのでしょうか?
シンプルかつみやすい画面
視覚障害や色覚障害がある方でもみやすい画面にするためには、色のコントラストを上げて文字とボタン、ボタンと背景の色の差をはっきりさせることが必要になると思います。
その他にも、一つの画面に情報量が多かったり、ボタンの配置が違ったりすると、誤操作につながる可能性もあるので、できるだけシンプルにすることで、使いやすいものになると思います。
配置場所の配慮
車椅子の方や子どもでも使えるように、手が届きにくいところには置かないようにすることで、自分で操作できる人もサポートをお願いすることがへることにつながると思います。
機械の統一
機械によって使い方が違うことでの弊害も少なくありません。
その都度、使い方を確認するよりは、統一することで、誰もがスムーズに手続きを終えられるきっかけにつながります。
最後に
今回は、本格的に使う人も多くなったマイナ保険証について、実際に使ってみた感想を書いてきました。
今後、マイナ保険証を当たり前に使う日が来た時の参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。