OSRMとは
- オープンソースソフトウェアの経路探索システムである。
- 条件を設定したりすることで様々な経路探索が可能。
- OSMの地図データを利用したシステムである。
OSM(OpenStreetMap)とは
- 誰でも編集でき、なおかつ利用することができる地図である。
- 日本だけでなく世界規模でできる。
- 誰でも編集し利用できるといってもちゃんと著作権は存在している。
- 通常の地図は著作権の関係上勝手に編集することはできないがOSMでは編集し、利用することができる。
- 道路や建物の情報を追加できるのはもちろんだが3Dの情報として建物などの高さの情報も追加することができる。
事前準備
システムソースのダウンロード
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Releaseファイル
http://build.project-osrm.org/ から"Release build"をクリックして、osrm_Release.zipダウンロード -
Frontendファイル
https://github.com/Project-OSRM/osrm-frontend から、緑色の"Clone or download"をクリックし"Download ZIP"をクリックしてZIPファイル(osrm-frontend-gh-pages.zip)をダウンロード -
上記の二つのファイルはデスクトップ上にダウンロードして解凍する。
対象データのダウンロード
(今回は八王子駅周辺で進めていく。)
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Bbbike(http://extract.bbbike.org/) から八王子周辺のPBFファイルをダウンロードする。
- Name of area to extractの右のor searchをクリック
構築・実行手順
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Cドライブ直下にtempフォルダが無い場合にはあらかじめ作成する
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自分のPC上で表示させるために、Frontendファイル内にあるbundle.jsを編集する。
”https://router.project-osrm.org” を ”http://localhost:5000” に書き換える。 これは2箇所ある。
- コマンドプロンプトを起動する(Windowsアイコンを右クリックしし「コマンドプロンプト(C)」)
- コマンドプロンプトの操作
0.cd デスクトップ\osrm_Release
でエンターを押す-
```.\osrm-extract.exe -p foot.lua hachioji.osm.pbf```
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(foot.lua の部分は自分がやりたいプロファイルを選択
- .\osrm-contract.exe hachioji.osrm
- .\osrm-routed.exe hachioji.osrm
の順番で入力する
2. Frontendファイル内にあるindex.htmlを開く
#トラブル対処の方法
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PCの容量が足りない場合は動作が停止するため、Releaseファイル内にある.stxxlの数字の部分を少なくする。
- 初期の状態では10000MiB(10GB)で設定されている
- 1000MiB(1GB)に設定することが望ましい
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VCRUNTIME140.dllがないというエラーが表示された場合は下記URLから、Visual Studio 2015 の Visual C++ ランタイムをインストール。
https://www.microsoft.com/ja-JP/download/details.aspx?id=48145