昨今では NFC タグに情報を書き込んでおき、相手のスマートフォンで読んでもらうというのがあるそうです。せっかくなので自作してみました。
買った NFC タグ
貼れるものを選びました。名刺(縦50mm)と比べたときの様子。
書き込み方
NFC Tools を NFC 読み書きができるスマートフォンにインストールして、書き込みます。
Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wakdev.wdnfc&pcampaignid=web_share
iOS https://apps.apple.com/jp/app/nfc-tools/id1252962749
書き込む情報
- ポートフォリオサイト(自己紹介ページ)がある方なら "URL/URI" で URL を指定
- → スマートフォンでの読み取り時は、Web ブラウザが起動します(※1)
- VCARD 形式で連絡先情報に読み込んでもらいたいなら "連絡先"
- → スマートフォンでの読み取り時は、連絡先へのインポートがされます
※1 正確にはURIのスキーマに対応したアプリが起動する
複数レコードを書き込んだ場合の挙動
NFC タグには、容量の限り複数のレコードを書き込むことができます。ですが、スマートフォン側での読み取りは、最初のレコードのみ読み取ってくれます。情報交換用の用途では、2レコード目以降は意味が無いのでご注意。
URL/URI と カスタム URL/URI の違い
NFC Tools には「URL/URI」と「カスタム URL/URI」があります。結論、違いはありません。
※書き込んでみた後に NFC Tools で読んでみると、相違無いことがわかります。
消去・書き換え・ROM 化
内容の書き換えが可能です。耐久回数は製品によって異なるため、仕様を確認してください。NTAGシリーズは10万回とのこと (https://www.e-garde.co.jp/product/iccard/ntag/ )。
書き換えといっても、基本的には上書きです。
消去(フォーマット)も NFC Tools でできます。 "その他" メニューから "メモリーを初期化" で行えます。
ROM 化もできます。NFC Tools の "その他" > "タグをロック" でできます。
ROM 化後は、元に戻せません。
おまけ:スマートフォンと共に持ち歩く場合
名刺切れの緊急避難用として使う予定です。そうなると普段から持ち歩くことになるのですが、スマートフォンケースに入れておくと、自分のスマートフォンで毎度読み取ることになりかねません。
スマートフォンの NFC リーダー/ライター位置を把握しておき※2、そこに干渉しないように持ち歩くようにしましょう。ちなみに私は名刺のこの辺りに貼っておくことにしました。
※2 物理的に何度か読ませれば位置特定ができるでしょう
[EoT]