今週、iTerm2のメジャーアップデートがあった。ちょっとややこしいのだが、これまでは"iTerm2"のv1.0.xだったのがv2.0になった。
http://www.iterm2.com/news.html に変更点が書かれているが、一つ目の
- Deep tmux integration. iTerm2 can speak directly to tmux and display its virtual windows as native windows or tabs, making tmux much easier to navigate.
が気になる。これまでも当然iTerm2の上でtmuxは使えたはずだが何が違うのか。
ここに書いてあることをちょっと試してみた。
https://code.google.com/p/iterm2/wiki/TmuxIntegration
まずはいつものようにsshでリモートにログイン。
$ ssh remote_host
そしてtmuxコマンドを叩くのだが、-CCオプションを付けると良いらしい。
$ tmux -CC
すると新しいWindowがおもむろに立ち上がる。Shellは当然remote先のShell。ほほう。
ここで ⌘t とかして新しいWindowを作ってみると、これもremote先。なるほど。tmuxのコマンドで仮想Windowを作って一つのWindowの中で切り替えて使うのがこれまでだったが、このiTerm2 2.0からはiTermのタブ切り替えでそれができるということか。
元のWindowを見てみると
* tmux mode started **
Command Menu
----------------------------
esc Detach cleanly.
X Force-quit tmux mode.
L Toggle logging.
C Run tmux command.
となっている。ここでescを押すと、
Detaching...
Detached
と出て、さっき出来たWindowがバツっと消えてなくなる。が、detachされただけであれば再attach可能なはず。
$ tmux -CC attach
とると、期待通り、先ほどのWindowが開いたタブそのままに復活する。ふむふむ。
上の紹介ページを読むと「tmuxのコマンド覚えるのも大変だし、キーが重なったりして無理ゲー。だからiTerm2のタブやウインドウがtmuxの仮想ウインドウになるようにしたさ―(かなり意訳)」ということらしい。
確かに使えそうな気がするのだが、私の場合はiTerm2のキーバインドよりもtmuxのキーバインドの方が身についているので微妙かなぁ。別Windowにしたい時に新たににSSHセッション作らなくて良いのは嬉しいかも。