2014/6/25 2週間ほどトライした結果、個人の見解としてはRaspberryPiでDockerを動作させるのは推奨しません。イメージビルド時に発生する大量の書き込みに対してSDカードの書き込み性能がボトルネックになること、コンテナイメージのscrap & buildに著しく時間がかかること、高負荷時にdocker自身が落ちること、公式にサポートされていないことが理由です。
DockerをArchLinuxの載ったRaspberryPiで動かしてみます。
前提
- ArchLinuxを使用
Dockerの導入
Dockerインストール
pacman -Syu docker
RaspberryPi用ベースイメージのダウンロード
注意!x86_64のベースイメージは使えないのでraspbianのベースイメージを使用すること。
単にArchLinuxで検索するとIntel用が出て来るので、rpi
のsuffix or prefixを付けて検索するのが良さそう。
ちなみに、Intel用のベースイメージを実行するとexec format error
と表示されて落ちます。
Python入りのrpi-raspbianを利用したベースイメージはこちら。
- missionst/rpi-pythonbase resin-rpi-raspbian + python
rpi-raspbianのベースイメージをpullする。
[root@alarmpi ~]# docker pull resin/rpi-raspbian
Pulling repository resin/rpi-raspbian
3ec3d58821ee: Download complete
ベースイメージの確認
[root@alarmpi ~]# docker images
REPOSITORY TAG IMAGE ID CREATED VIRTUAL SIZE
resin/rpi-raspbian wheezy 3ec3d58821ee 5 months ago 160.3 MB
resin/rpi-raspbian latest 808b368c3b55 5 months ago 178.4 MB
resin/rpi-raspbian jessie 01992f5cb20d 6 months ago 175.7 MB
rpi-raspbianを試してみる
[root@alarmpi ~]# docker run -i -t resin/rpi-raspbian:wheezy /bin/bash
root@34f142e42d13:/# whoami
root
root@34f142e42d13:/# hostname
34f142e42d13
動いた!
参考