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ポエム系:毎日逃げたかった技術が、楽しくなった瞬間とその先に見えたもの

Last updated at Posted at 2025-01-04

はじめに

いつも記事をご覧いただきありがとうございます。今回は、200本目の記事投稿を記念して、2本目のポエム系記事に挑戦してみました。

前回は、180本目の記事投稿を記念して「続けるコツ」や「アウトプットすることの意味」について書きました。興味がある方はぜひそちらもご覧ください!

今回の記事は技術的な内容ではなく、「技術に対する向き合い方」を中心にした内容となっています。

主観的な考えに基づいていますので、温かい目で見守っていただけると幸いです。(※使用している画像は、実際に私が撮影した写真や描いたイラストを掲載しています。)

とにかく、技術から逃げたかった毎日

正直に言えば、IT業界に転職してからの1〜2年間は、毎日が辛く、逃げ出したい気持ちでいっぱいの日々の連続でした。

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「何が分からないのか、すら分からない」状態に陥り、自分が何をしているのか全く理解できない時期がありました。

当然、自分が理解できていない技術については、誰かに助けを求めたくても、「何を質問すればいいのか」が分からず、相談すらできない状況でした。

私はネットワークやサーバー、クラウドといった領域を専門としていますが、少しのミスが大きな業務影響を引き起こしてしまう可能性があります。

幸いなことに、これまでお客様に重大な影響を与えるようなミスはありませんでしたが、一度だけ、本番環境とテスト環境のサーバーを間違えて操作してしまったことがあります。その経験は今でも思い出すだけでトラウマです。

その時のミスは小さなもので、なんとかリカバリーすることができましたが、その経験以降、Linuxのターミナル画面、いわゆる「黒い画面」を見るのが怖くなってしまいました。
(正直なところ、今でも時々怖いと感じることがあります...。)

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当時を振り返ると、夜眠る際にまぶたを閉じても、頭の中にターミナルの「黒い画面」が浮かんできて眠れず、精神的にかなり追い詰められていたことを実感します。

技術が好きな優しいエンジニアとの出会い

目の前の技術にもがき苦しんでいた当時、現場で働く「技術が好きな優しいエンジニア」の方と出会いました。

短い時間の関わりでしたが、とても優しく教えていただき、本当に嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。(その節は本当にありがとうございました。)

その方は非常に高い技術力を持ち、主にAWSの構築やサーバーレスなアーキテクチャを手がけていました。

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TerraformCloudFormationといったInfrastructure as Code (IaC)のツールを活用しながら、楽しそうに仕事をしていたのがとても印象的でした。

さらに、休日には趣味としてAWSのマネジメントコンソールを使って技術検証を行ったり、自宅に検証環境を構築して遊んだりしているというお話も伺いました。

今でも鮮明に覚えていますが、その方は誰よりも目の前の技術に熱中し、難しい技術的な課題にも楽しみながら取り組んでいるように見えました。

当時の私には、その姿勢を理解することは難しかったですが、技術に対するその方の楽しそうな姿を見て、「技術はつらく苦しいものではなく、楽しむものなんだ」と、ほんの少しだけこの世界の見方が変わった気がしました。

わからなくても、とにかく手を動かし続けた

理想として描いていた「技術を楽しむエンジニア」の姿と、現実の自分は大きくかけ離れていました。

※正直なところ、技術に向き合うこと自体がつらく、負担が増すばかりで、目の前の技術から逃げたい気持ちは日に日に強くなっていきました。

ただ、私の場合、大学では福祉を4年間学び、その後1年半ほど福祉関係の職場で働いていました。そして、その道を離れ、ITエンジニアへとキャリアチェンジした背景があります。

福祉の仕事から逃げた末に選んだこの道で、またしても目の前の困難から逃げてしまうと、本当に何も残らない。

そう強く感じ、「もう逃げるわけにはいかない」と覚悟を決め、本気で行動を始めました。

周りの同級生や友人が休日を楽しむ中、私はひとり部屋にこもり、AWS認定試験の勉強に没頭していました。

毎月のように試験センターに通い、経済的な余裕がない中でも高額な受験料を支払いながら勉強を続けていました(正直、とても辛い時期でした...)。

しかし、私も「技術を楽しむエンジニア」になりたいという強い覚悟を持って、とにかく手を動かし続けることに専念しました。

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職場や実務の場での失敗は許されない性質の仕事だったため、自宅に検証環境を構築し、そこで何度も失敗を繰り返しました。

分からないことがあれば自分で徹底的に調べ、まずは「動く形にする」ことをゴールに、ひたすら作業を続けました。

休みの日も睡眠時間を削り、時には食事を忘れるほど没頭しました。気づけば、食事代わりにラムネを食べて一日を過ごすような時期もありました。

それほどまでに覚悟を持ち、本気で技術に向き合い、ひたすら手を動かし続けたのです(その結果、半年ほど腱鞘炎に悩まされる...)。

いつしか技術が楽しくなり、没頭する日々に

分からないながらも手を動かし続けるうちに、いつの間にか技術を「楽しい」と感じるようになっていました。

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自分がこんな感覚を持つ日が来るなんて、当時は想像すらしていませんでした。しかし、諦めずに没頭し続けたことで、新しい自分に出会えたのだと思います。

今でも鮮明に覚えていますが、仕事が終わるたびに「早く帰って家のパソコンを触りたい」とワクワクするような気持ちが芽生えていました。

気がつけば、技術という広大な海に深く潜り込み、自分の好きなことや興味のあることを追求して楽しむ日々を送っていました。

休日には、1日12時間以上パソコンに向き合い、ひたすら技術に没頭することも珍しくありませんでした。

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もともと私は、何かに熱中すると食事や睡眠を忘れてしまうほど集中してしまうことが多いタイプですが、ITという分野は、私の知的好奇心を存分に満たしてくれる最高の場所だったのです。

技術を学ぶ先に見えてきたもの

最初は苦しくて、毎日逃げたかった技術が、いつの間にか自分の最高の趣味へと変わりました。

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ただ、私の場合、分からないことがあっても、当時は相談できる環境がなく、孤独に原因調査やエラーの特定を進める日々が続いていました。

これは良い面としては、自己解決能力が高くなったという自負があります。 しかし、一方で悪い面として、自分のキャパシティを超えるような技術的な課題に直面しても、一人で解決しようとしてしまい、キャパオーバーに陥ることもありました。

そんな孤独な日々の中、ITエンジニアとして1年目の段階で、より実践的で幅広いスキルが必要だと感じ、ITスクールに通い始めたことが大きな転機になりました。

スクールに入会した当初は、相変わらず一人で技術を高めていくスタイルでしたが、次第に私の周囲には技術が好きで同じ志を持つ受講生たちが自然と集まるようになりました。

現在では、志の高い仲間たちとともに、月に2〜3回の頻度で勉強会を主体的に開催しています。

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また、私自身、学んだスキルや考えたことをオープンな姿勢で共有し、周囲の受講生に知識を提供することを心掛けています。

※長くなりましたが、孤独に技術と向き合い続けたその先で、同じ志を持つ仲間と出会えたことは、私にとってかけがえのない貴重な経験となりました。

今後の展望について

これからも、より一層技術力を高めていきたいと考えています。それと同時に、これまで学んでこなかった新しいジャンルにも積極的に挑戦していきたいと思っています。

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たとえば、IT分野に限らず、一眼レフカメラを持って美しい景色を撮影しに行くことや、これまで訪れたことのない場所に足を運んでみるなど、さまざまな価値観に触れてみたいです。

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現在は目の前の技術に没頭していますが、視野を広げ、さまざまな世界に触れることも、これからの成長において大切だと感じています。

まとめ

長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は、200本目の記事投稿を記念し、いつもとは少し異なる内容で、私自身の考え方や価値観をお伝えしました。

これからも節目のタイミングで、自分の考えや価値観を整理するために、ポエム系の記事にも挑戦していきたいと思います。

おまけ:私の好きな言葉(再び)

最後に、私の好きな言葉をご紹介します。これは、自動車会社フォードの創設者、ヘンリー・フォードの言葉です。

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引用画像:https://gazoo.com/feature/gazoo-museum/car-history/15/09/11_1/

「20歳だろうが80歳だろうが、学ぶことをやめた者は皆、老人だ。学び続ける者は、若くいられる。」

この言葉は、新しい技術に挑戦したり、新しいことを始めようとするときに、私を奮い立たせてくれる大切な言葉です。

今日が人生で最も若い日」という言葉を心に留め、今日挑戦しなければ明日も挑戦しないだろうと、自分に言い聞かせながら日々を前向きに過ごしています。

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