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PERSOL CROSS TECHNOLOGYAdvent Calendar 2024

Day 16

知見0の娘っちがYouTubeで「生成AI副業」をやってみた結果

Last updated at Posted at 2024-12-16

知見0の娘っちがYouTubeで「生成AI副業」をやってみた結果

前回の記事で生成AI副業について、書きましたが
今回は実際にやってみた。という趣旨の記事になります。

ただ、チャレンジするのは私ではなく
J-POPを愛する私の娘っちです!!

 
娘っちの簡単な経歴

image.png
※生成AIで作成したイメージです

 年齢:非公開
 趣味:1980年代のJ-POP
 リスペクトする歌手:NOKKO
 習い事:音楽教室歴5年
 備考:婆ちゃんの影響で昭和~平成のJ-POPを愛している
 
 意気込み『昭和~平成の音楽を好きな人に音楽の癒しを昭和と平成のときめきを届けたい!!!』

 
親(サポーター)の簡単な経歴

 年齢:アラフォー
 趣味:ポケモン
 リスペクトする歌手:狩野英孝
 習い事:料理教室歴1年
 
 意気込み『AzureのAI系・分析系の資格を活かしてサポートします!!!』

使用したAI

stable-diffusion(音楽の挿絵に活用)

suno.ai(音楽の生成に活用)

ChatGPT Plus(歌詞の添削に活用)

音楽の作り方

いたってシンプル。

親と同年代にリーチするような楽曲をChatGPT Plusとsuno.aiを活用して作成。
曲の演出を盛り上げるアートをstable-diffusionで作成。
以上を動画化する。

 

戦術

投稿する → データ分析する → 改善&投稿 これをひらすらループして着実に数字を伸ばしていく作戦。

 

実際にやってみた結果

5月のゴールデンウイークにチャンネルスタート

9月30日時点で、収益0。

image.png

収益化の大前提として

大前提として、YouTubeでマネタイズするにはいくつかの条件があります。
主に大きな壁は以下の2つで
①チャンネル登録者数が1000人以上であること。
②過去1年で3000時間以上動画が再生されていること。

②は9月時点で10000時間以上再生されていたのですが、①は800人程度でした。

それぞれの月を振り返ってみる。

image.png
 

5月

走り出しはとにかくデータが集まらない
右も左もわからない状態でスタート
主に5分前後の動画を投稿していたが、視聴者が長くチャンネルに居座ってくれないといった理由からか
ほとんどインプレッションされない状態。

インプレッションされないのでデータが集まらない。
データが集まらないので改善のポイントがとにかくよくわからない!

初月のチャンネル登録者数は150人ほど
 
 

6月

伸びない理由を分析してスタイルの変更
曲を1曲ずつ投稿するスタイルをやめて
複数の曲を繋いでプレイリスト形式にして投稿するようにしました。

手間がかかるがYouTubeではよく使われている手法です。
理由はより長く視聴者がチャンネルにとどまってくれるようになりインプレッションされやすくなるからです。

6月のチャンネル登録者数は+300人(合計450)ほど
 

7月

Youtubeがリーチしてくれなくなった
インプレッションもチャンネル登録者数もほとんど増えない状態。
当初のブランディングでYouTubeのAIがリーチできる層がいなくなってしまった模様。

7月のチャンネル登録者数は+50人(合計500人)ほど

 

8月

リブランディングを実施

7月の反省点を活かし、思い切ってリブランディングを実施

『昭和~平成の音楽を好きな人に音楽の癒しを昭和と平成のときめきを届けたい!!!』

 改め

『平成女子から見える、昭和世代の恋愛のもやもやを音楽にこめてあの頃のもやもやをもう一度!!!』

ChatGPTでのアイディア出しをやめ
歌詞も基本は娘っちが書いて、ChatGPTで若干の添削や誤字修正をする程度に。

 

ひたすらブランディングと世界観を意識した投稿を続けることに。

8月のチャンネル登録者数は+200人(合計700人)ほど

 

9月

リブランディングの成果が出るようになった
データも集まるようになり分析と改善のサイクルができあがりました。

9月のチャンネル登録者数は+250人(合計950人)ほど

 

10月

Youtubeとのパートナー申請ができるようになった
チャンネル登録者数が1000人を超えたのでYouTubeにパートナー申請を実施し
無事パートナーとなりました。

10月のチャンネル登録者数は+350人(合計1300人)ほど

 

11月

Suno.aiの限界を突破する必要があった

Suno.aiが生成する作品はお世辞にも質が高いとは言えない。
質を超える作品を作るか、質を上げるかのどちらかが必要だと考えました。

考えに考えた結果、娘っちがSuno.aiで生成した曲をサンプリングするように
曲をサンプリングすることで、AI生成作品の独特のノイズや構成の壁を越えられるようになりました。

また、10月分の収益が受け取れるように・・・!
10月分の収益は8500円くらいでした。 すごいじゃん娘っち。

10月のチャンネル登録者数は+500人(合計1800人)ほど

 
Suno.aiで生成した楽曲にはクオリティに限界があるようで
Suno.aiで生成した曲をサンプリングするようになりました。

 

12月

作品に対して、コメントをくれる視聴者が増えるようになった

12月中旬時点で、チャンネル登録者数が5000人に。多い日で1日に200人以上の登録者が増えるようになりました。
ありがたいことにチャンネル登録者数が増えたことでコメントが沢山もらえるようになりました。

image.png

 
コメントはデータ以上の存在である

動画の何に共感してくれたのか・・!
どんなところに感動してくれたのか・・!

アナリティクスよりも大切な声が沢山もらえるようになりました。
データを見て改善するだけでなく、声を聴いて改善できる環境ができるようになりました。

アナリティクスがいらなくなれば私の存在は不要です。娘っちが一人で改善を続けられます。

なによりコメントやフィードバックって、活動を続けるための励みになりますよね。

 
 

最終的な収益はどうなったのか

もはや娘っちにとって収益は二の次で
自身の作品で視聴者がときめいてくれればそれでいい。っといった状態なので具体的な金額の公表を控えますが毎月バイクが一台くらい買えるくらいです。

 
 

 
 

後日談

娘っち
Spotifyをはじめとしたさまざまなストリーミングプラットフォームでアーティストデビューしてしまうようです。

視聴者とコミュニケーションする中で他のプラットフォームでも聴きたいという声が多かったみたいです。

mosaic_20241217121627.png

 
 

最後に

生成AI副業という名目でスタートしたものの、
最終的には「収益」なんて二の次。

大切なのは、
『自分の作品でどれだけ視聴者にときめいてもらえるか』
――これに尽きると思っています。

仕事でも同じですよね。
「自分の仕事で、自分自身も、そして顧客もハッピーになれるか。」
これこそが本質だと感じます。

 

YouTubeは、娘っちにとって “ビジネスの基本の基” を学ぶ絶好の場所だったのかなと思います。

ブランディング、アナリティクス、マーケティング、コンテンツ制作、コミュニケーション、PDCAサイクル

こうした経験を通じて、視聴者満足度を高めるだけでなく、
「相手の心を動かす方法」や「ビジネス感覚」 を自然と身につけることができたのではないでしょうか。
 
 
娘っちすげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ってなりました。

 

注意事項

副業は会社のルールを確認してから行いましょう

副業を始める際は、必ず会社の就業規則副業に関するルールを確認しましょう!
会社によっては副業を制限している場合や、事前申請が必要な場合があります!


YouTubeの収入が年間20万円を超えると確定申告が必要です

YouTubeなど副業で得た収入がある場合、本業以外の所得の合計が年間20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です。
「所得」とは、収入から経費を差し引いた金額のことです。
副業での収入が多い方は、早めに収支の記録を整理し、確定申告の準備を進めましょう! どたんばにやると超大変です!

おしまい。

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