それぞれのコマンドのメリット/デメリットや特徴を教えてください。
例)
□tarコマンド
特徴
・パーミッションやuid,gidを保持したまま、バックアップできる。
・ファイルバックアップ
tarコマンドの特徴: ファイル/ディレクトリ単位でのバックアップが可能。
tarコマンドのメリット: 特定のディレクトリ以下、たとえば /etc 以下などの大事なデータがあるところを部分的に効率良く保存できる。uidやgidを保持したままのバックアップは勿論、uidやgidの置換も可能。
tarコマンドのデメリット: HDDを丸ごとバックアップする場合は、dd,dumpに比べて遅い
ddコマンドの特徴: ファイルシステム単位のバックアップが可能
ddコマンドのメリット: /dev/sda1 のようなパーティションを丸ごとバックアップするには、最速。ファイルシステムを介さずデバイスに直接アクセスするので、余計な処理速度の低下が無い。
ddコマンドのデメリット: ファイルやディレクトリ単位でのバックアップは不可能。デバイスに直接アクセスするため操作が煩雑。uidやgidを保持したままのバックアップしか出来ない
dumpコマンドの特徴: ファイルシステム単位のバックアップに特化したコマンド
dumpコマンドのメリット: バックアップ専用コマンドなので、効率よく ファイルシステムをまるごと保存できる
dumpコマンドのデメリット: ファイル単位、ディレクトリ単位のバックアップには不向き。uidやgidを保持したままのバックアップしか出来ない
あと、蛇足ですが、個人的には rsync が一番使いやすいと思います。
rsyncコマンドの特徴: ファイル/ディレクトリ単位でのバックアップに特化したコマンド
メリット: tar よりも効率よく、バックアップができる
デメリット: ディスクを丸ごとバックアップする場合は dump や dd のほうが速い
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/dump-restore-mini-HOWTO.html#s1
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/root05/root05c.html
上記のサイトが分かりやすいです。
思いつくものを、下記に列挙します。
tar:特徴:柔軟性が高い メリット: ・unix系や、windowsでも扱える ・ファイル単位の、バックアップ・リストアが可能 →データが壊れても、部分的に復旧できる見込みがある ・増分バックアップ可能 ・テープへバックアップ可能 デメリット: ・速度はあまり速くない ・i-nodeを見るアプリケーションでは、矛盾が生じ、復旧データを認識できない
dump:特徴:差分バックアップが可能 メリット: ・ext2,3との親和性が高く、ファイルシステムのバックアップという点で最適(というより忠実 ・差分バックアップ可能 ・テープバックアップ可能 デメリット: ・使用できるファイルシステムは、ext2,3のみ ・ファイルシステムの不整合が苦手(sinngleユーザモードでないと安定しない ・i-nodeを基準としたバックアップの為、移植性が低い ・フルバックアップデータが失われるとすべて失われる ・速度はあまり速くない ・バックアップデータの取り扱いが複雑になりがち、しっかりとした管理が必要
dd:特徴:イメージバックアップ メリット: ・バックアップが比較的高速 ・mbrのバックアップが可能 ・バックアップ以外にも様々な応用が可能(データフォーマット、ダミーデータ作成など ・イメージデータが作成可能(isoなど デメリット: ・ハードディスクが対象の場合、オンラインバックアップが不可能 ・差分・増分バックアップが不可能
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