Linuxにおいて、GNU tarコマンド、dumpコマンド、ddコマンドでバックアップを行うことを想定した場合、

それぞれのコマンドのメリット/デメリットや特徴を教えてください。

例)
□tarコマンド

特徴
・パーミッションやuid,gidを保持したまま、バックアップできる。
・ファイルバックアップ

回答の条件
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  • 終了:2009/09/16 01:15:02
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回答3件)

id:pyopyopyo No.1

回答回数377ベストアンサー獲得回数98

ポイント27pt

tarコマンドの特徴: ファイル/ディレクトリ単位でのバックアップが可能。

tarコマンドのメリット: 特定のディレクトリ以下、たとえば /etc 以下などの大事なデータがあるところを部分的に効率良く保存できる。uidやgidを保持したままのバックアップは勿論、uidやgidの置換も可能。

tarコマンドのデメリット: HDDを丸ごとバックアップする場合は、dd,dumpに比べて遅い


ddコマンドの特徴: ファイルシステム単位のバックアップが可能

ddコマンドのメリット: /dev/sda1 のようなパーティションを丸ごとバックアップするには、最速。ファイルシステムを介さずデバイスに直接アクセスするので、余計な処理速度の低下が無い。

ddコマンドのデメリット: ファイルやディレクトリ単位でのバックアップは不可能。デバイスに直接アクセスするため操作が煩雑。uidやgidを保持したままのバックアップしか出来ない


dumpコマンドの特徴: ファイルシステム単位のバックアップに特化したコマンド

dumpコマンドのメリット: バックアップ専用コマンドなので、効率よく ファイルシステムをまるごと保存できる

dumpコマンドのデメリット: ファイル単位、ディレクトリ単位のバックアップには不向き。uidやgidを保持したままのバックアップしか出来ない

あと、蛇足ですが、個人的には rsync が一番使いやすいと思います。

rsyncコマンドの特徴: ファイル/ディレクトリ単位でのバックアップに特化したコマンド

メリット: tar よりも効率よく、バックアップができる

デメリット: ディスクを丸ごとバックアップする場合は dump や dd のほうが速い

http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/dump-restore-mini-HOWTO.html#s1

id:rozeruu No.2

回答回数6ベストアンサー獲得回数0

ポイント27pt

http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/root05/root05c.html

上記のサイトが分かりやすいです。

思いつくものを、下記に列挙します。

tar:特徴:柔軟性が高い

メリット:
 ・unix系や、windowsでも扱える
 ・ファイル単位の、バックアップ・リストアが可能
  →データが壊れても、部分的に復旧できる見込みがある
 ・増分バックアップ可能
 ・テープへバックアップ可能
デメリット:
 ・速度はあまり速くない
 ・i-nodeを見るアプリケーションでは、矛盾が生じ、復旧データを認識できない
dump:特徴:差分バックアップが可能

メリット:
 ・ext2,3との親和性が高く、ファイルシステムのバックアップという点で最適(というより忠実
 ・差分バックアップ可能
 ・テープバックアップ可能
デメリット:
 ・使用できるファイルシステムは、ext2,3のみ
 ・ファイルシステムの不整合が苦手(sinngleユーザモードでないと安定しない
 ・i-nodeを基準としたバックアップの為、移植性が低い
 ・フルバックアップデータが失われるとすべて失われる
 ・速度はあまり速くない
 ・バックアップデータの取り扱いが複雑になりがち、しっかりとした管理が必要
dd:特徴:イメージバックアップ

メリット:
 ・バックアップが比較的高速
 ・mbrのバックアップが可能
 ・バックアップ以外にも様々な応用が可能(データフォーマット、ダミーデータ作成など
 ・イメージデータが作成可能(isoなど
デメリット:
 ・ハードディスクが対象の場合、オンラインバックアップが不可能
 ・差分・増分バックアップが不可能
id:babydaemons No.3

回答回数26ベストアンサー獲得回数4

ポイント26pt

すべてに共通

  • パーミッション、uid、gid、mtimeを保持


tarコマンド


dumpコマンド

  • ファイルシステム単位でのみバックアップ可。
  • シングルユーザモードでumountしてバックアップする。ルートファイルシステムはread-only mountでマウントしなおす。
  • リストア時にi-node番号、ctime、atimeは保存される。(tarでは保存されない)
  • mkext2fsしたまっさらなファイルシステムにdumpしたバックアップをrestoreすると、ファイルシステムのフラグメントが解消。
  • restore時にファイルシステムの容量やパラメータ(クラスタサイズなど)を変更できる。


ddコマンド

  • ファイルシステム単位またはディスク単位でバックアップ可。(セクタ・シリンダ単位でもバックアップできるけど意味なし)
  • シングルユーザモードでumountしてバックアップする。ルートファイルシステムはread-only mountでマウントしなおす。
  • リストア時にi-node番号、ctime、atimeは保存される。(tarでは保存されない)
  • restore時にファイルシステムの容量やパラメータ(クラスタサイズなど)の変更不可。
  • disk to diskでコピーするなら恐らく最速。
    →参考:http://d.hatena.ne.jp/naoya/20071120/1195552548

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