つまり金解禁とは、金の輸出ができるようにすることぜよ。
これをすることによって、
物の輸出がいっぱい出来るようになる・・・
つまり、輸出を増やして経済を活性化させよう、
ちゅう策なんじゃキ。
金に代わるものとして、政府が「これが金だよ」って信用できるものとして紙幣があるわけですね。
金というのは金山から金が出なくなると終わりですが、紙幣は印刷すれば永遠に作れます。
紙幣というのは、むかしは金と交換ができることで世界的に日本のお金として通用するものでした。
ところが日本は交換を禁止していました。
それを金解禁すれば、金本位制になって、次のお金と経済の仕組みが成り立ちます。
輸入増える→金貨が流出→通貨減少→金利上昇→国内物価下落→輸入が減る
輸出増える→金貨が流入→通貨増加→金利低下→国内物価騰貴→輸出が減る
当時、日本の物価は高くて、経済の安定をはかる必要がありました。
そして欧米の先進国では、金本位制に舵を取っていました。
なので、物価を下げるため、または世界と同じ仕組みにして市場の流れに合わせれば間違いないという考えに合わせようとしたんですね。
ありがとうございます。世界的に通用してた=交換できた、それを禁止「していた」というか「した」ということでしょうか。そしてもう一度もとにもどして解禁した、と。理解あってますでしょうか。
下記URLの9ページにⅤ 昭和金融恐慌後、金解禁準備本格化というのがありました。9ページから12ページぐらいまで参照下さい。
>[金解禁に関する外的環境]
外債の償還期限が 1931年1月1日→借換え交渉は遅くとも1930年前半に開始する必要がある
これを有利な条件で借換えるためには,貸し手に対して日本の信用を高める必要あり→金解禁するほかない
>金解禁に関する国内環境
金解禁に関する国内の業界の態度
① 大銀行は過剰資本のはけ口として 海外投資 を容易にするための金解禁論
② 為替の乱高下に悩む蚕糸業者の金解禁論
③ 貿易業界では為替相場不安定に対する不満から金解禁即行論
④ 製造業界でも金解禁にともなうデフレを懸念しながら所詮金解禁は避けられないプロセスであるので,早期に実施した方がよい
・日本経済史 第9章 バブル的成長の後遺症 Ⅰ 反動恐慌
ありがとうございます。
補足です。
金は、
>世界的に通用してた=交換できた、それを禁止「していた」というか「した」ということでしょうか。そしてもう一度もとにもどして解禁した
合っています。
日本は、当時たくさんの植民地を囲っていた(つまり自分の領土内で貿易が可能)欧米の国と違って、金の保有量が少なく、
金本位制というのは、長期的に見ると、不利です。
ただ、経済的に豊かになれば、たくさんの金が流入します。
まずはそれよりも国債を買ってもらう人にたいして、日本がいかに欧米なみに先進的な国かをアピールすることが、重要だったんわけです。
ありがとうございます。
ありがとうございます。なぜ輸出しやすくなるんですか