(1)
1冊目は動物行動学でノーベル賞を受賞したローレンツの著作。よく中高生向けに紹介される「ソロモンの指輪」は有名ですが、本書は更に大人向けを意識して書かれた随筆集。愛とは何か、友情の起源とは、攻撃衝動は私たちをどこへ導くのか、ただひたすら動物について語る彼の言葉が、あかたも歴史に残る哲学者や思想家、聖人の言葉に聞こえてきます。大学時代、色々と人間関係に悩んでいた時にこの本が一つの啓示をもたらしてくれました。
(2)
2冊目は20世紀最大の知性の人、ヴィトゲンシュタインの著作。この巻に納められているのは「哲学探究」という本で、そこには彼が生涯の最後に全力を傾けて「ことば」の性質を解明しようとしたその苦闘の記録があります。内容は断片的で難解だが、現代の言語論に多様な影響をあたえたアイデアの数々が宝石箱のようにつまった書物。大学を出て一時鬱っぽい状態になっていたとき、それにも関わらず心の底まで沁みた数少ない本の一冊です。
(3)
Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)
意外と多作な漫画界の鬼才、故三原順ですが、代表作をあげろと言われれば迷わずこの作品です。スケール、テーマ、そして完成度において他の追随を許しません。リアルタイムで読めたことを心から幸福に思っているシリーズです。
賢者ではありませんが、悟りを開いた人が書いた面白い本なら知っています。以下にその本の一部を抜粋しましたので、興味を持ったら、是非読んでみて下さい。
我々の生命は有限であるが、知の働きには限りがない。有限の身で無限のことを追い求めるのは危ういことだ。この道理を承知していながら、しかも知から離れることができない者は、身の破滅があるだけだ。善いことにつとめれば、名誉に近づくであろうし、悪いことにつとめれば、刑罰に近づくであろう。名誉も刑罰もわが身を滅ぼすもとである。だから、善悪にとらわれない、中(チュウ)の立場にしたがって、それを一定の拠りどころとしていくなら、我が身を安全に守ることができ、我が生涯を無事に過ごすことができ、我が肉体を養うことができ、我が一生をじゅうぶん長生きできるであろう。『荘子・養生主篇』
http://www.amazon.co.jp/%E8%8D%98%E5%AD%90-%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3...
ありがとうございます。
荘子の思想には僕も影響を受けました。
ありがとうございます。
ア・カップ・オブ・ティー
オショー・ラジニーシ初期書簡集
http://www.osho-japan.com/shops/japanese_book.html
アメリカではカルト宗教とされ迫害を受けた集団ですが、この教祖の考え方には影響を受けた。
こういう怪しいのは好きです。読んでみます。
納得です。
以降、理由についても1~2行で構わないのでコメントしていただけると助かります。
十牛図
正確には書物ではありませんが、悟りって開いた後が大切だというのが分かります。ちなみに「分かる」の後にもステップがあります。
http://www.kodaiji.com/entoku-in/tencows/cowflam.html
カート・ヴォネガットでは、スラップスティックが好きです。クジで自分が所属する家族を決めて「もう孤独じゃない!」というの、結構今でも需要があるんじゃないだろか。
ありがとうございます。
スラップスティックまだ読んでないです。読みたいです。
ありがとうございます。
ここまでの回答では、まだ質問の意図を読み取れた「賢者」はいらっしゃらないようですが、もう暫く空けておきます。賢者が現れなかった場合、均等配分して終了いたします。
コメント欄に例示した書籍から、質問の意図を察していただければ幸いです。
ネタですね。ありがとうございます。はあはあ。
(1)
1冊目は動物行動学でノーベル賞を受賞したローレンツの著作。よく中高生向けに紹介される「ソロモンの指輪」は有名ですが、本書は更に大人向けを意識して書かれた随筆集。愛とは何か、友情の起源とは、攻撃衝動は私たちをどこへ導くのか、ただひたすら動物について語る彼の言葉が、あかたも歴史に残る哲学者や思想家、聖人の言葉に聞こえてきます。大学時代、色々と人間関係に悩んでいた時にこの本が一つの啓示をもたらしてくれました。
(2)
2冊目は20世紀最大の知性の人、ヴィトゲンシュタインの著作。この巻に納められているのは「哲学探究」という本で、そこには彼が生涯の最後に全力を傾けて「ことば」の性質を解明しようとしたその苦闘の記録があります。内容は断片的で難解だが、現代の言語論に多様な影響をあたえたアイデアの数々が宝石箱のようにつまった書物。大学を出て一時鬱っぽい状態になっていたとき、それにも関わらず心の底まで沁みた数少ない本の一冊です。
(3)
Sons (1) (白泉社文庫―ムーン・ライティング・シリーズ)
意外と多作な漫画界の鬼才、故三原順ですが、代表作をあげろと言われれば迷わずこの作品です。スケール、テーマ、そして完成度において他の追随を許しません。リアルタイムで読めたことを心から幸福に思っているシリーズです。
賢者っぽいですねー
ヴィトゲンシュタインはちょっと重いかもしれませんが、あとはほぼ僕の期待してた答えです。
まさに今うつなので、あえてチャレンジしてみます。ありがとうございます。
下に挙げられている3冊と他の回答者へのコメントから、
「さとりのしょ」というのを私は以下の引用文のように解釈したのですがどうでしょうか。
p12新しい情報を得るという意味では役立たないかもしれないが、
情報を見る眼の構造を変え、情報の受け取り方、何がそもそも有益な情報か、
有益なるものの考え方、求め方を(生き方も含めて)変える。変えるといって悪ければ新しくする。
新奇な情報は得られなくとも、古くから知っていたはずのことがにわかに新鮮な風景として身を囲み、
せまってくる、というような「読み」があるわけです。
この引用文は正確には「本の読み方」について述べているのであって、
本そのものについて書いているのではないのですが、
こういった「読み方」ができる本を求めているという解釈をしました。
違っていたらすみません。
とりあえず私は「さとりのしょ」を引用文のように解釈しましたので、
それに合うような3冊を挙げてみたいと思います。
私たちは普段、「自由」というものを文句なく素晴らしいものであると考えがちだと思います。
しかし、フロムは自我が十分に発達していない者にとっては、自由をうまく取り扱うのは難しく、
孤独な自由を放棄して、隷属的な服従を選ぶと説いています。
現代に生きる私たちにも様々な示唆を与えてくれる書物だと思います。
タイトルからおわかりかと思いますが、これはコミュニケーション論について書かれた本で、
どうやって自分の思いや考えを相手に伝えるかを述べています。
自分の思いや考えが相手にうまく伝わらないことってよくありますよね。
自分の話を相手にきちんと聞いてもらう(受け入れてもらう)には、
相手との信頼の絆がなくてはだめ、その絆を作るためにはまず自分のメディア力を上げる必要がある、とズーニーさんは言います。
人と通じ合うために必要な視点をいくつも得ることができるようになるかと思います。
最後は大数学者岡潔による人間論、学問論です。
一風かわったことが書かれていることが多いのですが、色々示唆に富んでいます。
普通学問とは頭でするものだと考えられていますが、岡潔によれば、本当は情緒が中心になっているとのことです。
他にも、数学と物理の違いや、数学と芸術の関係、情緒と教育の関連、東洋的発想と西洋的発想との違いなど、
本当に一流数学者による洞察が深くておもしろいです。
ありがとうございます。ちょっと深読みすぎるかもしれません。
が、非常に興味深い書籍の紹介ありがとうございます。
ズーニーさんは今僕が抱えてる課題の答えに近い気がするので早速読んでみます。
人生を幸せへと導く13の習慣です。
著者: ベンジャミン・フランクリン /ハイブロー武蔵
出版社: 総合法令出版
サイズ: 単行本
ページ数: 86p
発行年月: 2003年10月
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本体価格 1,200円 (税込 1,260 円)
http://item.rakuten.co.jp/book/1602939/
当方はもちろん賢者ではありません。
ありがとうございます。ドル札の人ですよね。
実は・・・自己啓発系は苦手だったりします。
知り合いのダメ経営者がやたら勧めてくるので変な偏見があるのかもしれませんが。
がんばって読んでみます。
賢者っぽいですねー
ヴィトゲンシュタインはちょっと重いかもしれませんが、あとはほぼ僕の期待してた答えです。
まさに今うつなので、あえてチャレンジしてみます。ありがとうございます。