※参考:http://q.hatena.ne.jp/1182783055
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長い時が過ぎた。
俺はひたすら前を向いて歩き続けるしかなかった。
太陽が容赦なく厚着の俺に照りつける。
俺は歩きながら考えた…
どこで間違えたのだろう。
何故こんな無謀な勝負を受けてしまったのだろう。
わかってた。あいつに敵うはずなんかなかった。
俺は馬鹿だ。馬鹿野郎だ。
あいつの姿はとっくに見えない。
今頃あいつは頂点に立ってほくそ笑んでいるに違いないのだ。
…考えに没頭していた俺は
あいつが道端の木陰に隠れていた事にも気付かなかった。
気が付くと空はとっくに夕焼けに染まっていた。
太陽は今まさに俺が辿り着こうとしている頂の影に隠れようとしていた。
俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする。
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「俺」と「あいつ」、その他のキーワードを読み解いて下さい。
※オープンは日曜の夜にでも。
「新説」回答考えてみました。
~北風と太陽~
段落ごとに「俺」と「あいつ」が変わります。
第一段落:俺→旅人
長い時が過ぎた。
俺はひたすら前を向いて歩き続けるしかなかった。
太陽が容赦なく厚着の俺に照りつける。
俺は歩きながら考えた…
解説:
太陽が旅人を照りつける様子を旅人の視点から描写している。
第二段落:俺→北風、あいつ→太陽
どこで間違えたのだろう。
何故こんな無謀な勝負を受けてしまったのだろう。
わかってた。あいつに敵うはずなんかなかった。
俺は馬鹿だ。馬鹿野郎だ。
あいつの姿はとっくに見えない。
今頃あいつは頂点に立ってほくそ笑んでいるに違いないのだ。
解説:
旅人を照らしつける太陽を見て、無謀な勝負を挑んだことを後悔している。勝負に勝った太陽は、もはや旅人を照らしつけることをやめた。「頂点に立って」というのは山の頂に向かって(沈んで)様子を描写している。結果、「あいつの姿はとっくに見えない」。
第三段落:俺→北風、あいつ→旅人
…考えに没頭していた俺は
あいつが道端の木陰に隠れていた事にも気付かなかった。
解説:
太陽が沈んだ。(悪あがきといえばそれまでだが)今度こそ旅人のコートを脱がしてみせる、と思ったら旅人がいない。あまりの暑さのため、木陰で休んでいたのだ。
第四段落:俺→旅人
気が付くと空はとっくに夕焼けに染まっていた。
太陽は今まさに俺が辿り着こうとしている頂の影に隠れようとしていた。
俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする。
解説:
第二・三段落よりやや時はさかのぼる。今まさに太陽が沈もうとしているとき、背後から土煙をあげながら北風が近づいてくる。太陽に敗北したことに納得できず、もう一度コートを脱がせようと猛威を振るおうとしているのだ。
どうでしょう?
北風が再挑戦するあたりは本来の物語と違いますが、話はつながるかと思います。
ウサギと亀の話ですかね?
『俺』が亀で、『あいつ』がウサギとか。
『道端の木陰に隠れていた』ってのはウサギが居眠りしてたってことで、『背後から土煙をあげながら』は、起きたウサギが焦って追いかけて来るっていう。
正解です。
うさぎとかめですか。
ま、それだと簡単すぎるので もしかしたら それと見せかけて
まったく違うもの?という勘ぐりもするのですが、その何かが
わからないので うさぎとかめだと思います。
俺は かめ ですね。
うさぎになどかなうはずはないのに 勝負を受けて 後悔したんですかねぇ。
あいつは うさぎです。
その他のキーワードってのが 何をさしてるのかちょっと わからないのですが・・・。
>俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする。
これって うさぎが 負けまいとして 最後に必死でおいかけて きたってことかな?
「うさぎとかめ」で正解です。
ちょっと最後のまとめ方がまずかったかなと思ってます。
ウサギとカメです。
しかし、ハードボイルドなカメですね。
思わず、トレンチコートのような甲を背負ってよれよれの葉巻をくわえたカメと、土煙からものすごいマッチョなウサギを思いうかべてしまいました。
楽しかったです。
正解です。
> ハードボイルドなカメですね。
お嬢さん、俺に関わると火傷するぜ。アチチ(←葉巻をさかさまにくわえた)
俺はカメで、あいつはウサギ。
勝負を受けたと言うより、カメの方からふっかけた勝負だったのでは?
「世界のうちでお前ほど歩みののろいものはない」
と侮辱され、思わず、
「なんとおっしゃるウサギさん、私と駈けくらべ。
向こうのお山の麓までどちらが先に行き着くか」
と挑戦状を突きつけてしまったカメ。
ひたすら歩き続けるけれど、厚着=甲羅をかぶっているカメは
なかなかゴールに着きません。
ただ黙々と歩いていたカメは気づかなかったけれど、
高をくくったウサギは木陰で昼寝をしていたのでした。
すっかり寝過ごしてしまったウサギが気づいたときは、
カメはもうゴール直前にせまっていました。
ピョンピョンと土煙をあげながら全速力で追うウサギ。
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私もカメを飼っていますが、カメって意外にすばしこいですよ。
ふと気がつくと、とんでもないところまで移動しています。
正解です。
> カメの方からふっかけた勝負だったのでは?
・・・あら?
> カメって意外にすばしこいですよ。
そういえば、小さいかめって足速いですよね。
きっと、若かりし頃の栄光を思い出して、勝負をしたんですね。
ウサギとカメ
俺→カメ
あいつ→ウサギ
うーん。他のキーワードかぁ。
厚着→厚い甲羅を着込んでいる
木陰に隠れていた→余裕ぶっこいて居眠りしていた
頂点に立ってほくそ笑んでいる→ゴールインしている
正解です。
「うさぎとかめ」
俺:カメ
厚着:甲羅
無謀な勝負:それならわたしとかけくらべ
あいつ:ウサギ
木陰に隠れて:ここらでちょっとひとねむり
太陽は今まさに俺が辿り着こうとしている頂の影に隠れようとしていた。:どうせばんまでかかるだろう
俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような:ピョンピョンピョンピョン ピョンピョンピョン
こんなところでしょうか?
正解です。
ウサギとカメのお話ですね。
「俺」はカメで「あいつ」はうさぎ。
「長い時が過ぎた」は、カメはゆっくりしか動けないのでゴールまでの道のりは遠く、ゴールするまで長い時間がかかる。
「俺はひたすら前を向いて歩き続けるしかなかった」は、カメなのでのそのそと歩くことしかできない。
「厚着」というのは亀の甲羅。
「無謀な勝負」、足がはやいウサギに、ゆっくりしか動けないカメがかけっこで勝てるはずがないと思った。
「あいつが道端の木陰に隠れていた」というのはうさぎさんがかけっこの途中で、カメに負けるはずがないと油断して居眠りをしていた。
「空はとっくに夕焼けに染まっていた」、ゆっくりしか歩けないカメさんなので、ゴール地点に辿り着くまでに時間がかかった。
「俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする」とは、うさぎさんとしては少し眠るつもりが日が暮れる時間までぐっすりと寝入ってしまったために慌ててゴールに向かって走ってくる様子。
正解です。
「うさぎとかめ」ですね。
俺 → かめ
あいつ → うさぎ
「あいつが道端の木陰に隠れていた事にも気付か」ず、「今頃あいつは頂点に立ってほくそ笑んでいるに違いない」と思いながら、必死に「前を向いて歩き続け」ている様子を表現しています。
最後の「俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする」というのは、昼寝から目覚めたうさぎが急いで追いかけてきたってことですね。
正解です。
「うさぎとかめ」ですね。
俺 → かめ
あいつ → うさぎ
「あいつが道端の木陰に隠れていた事にも気付か」ず、「今頃あいつは頂点に立ってほくそ笑んでいるに違いない」と思いながら、必死に「前を向いて歩き続け」ている様子を表現しています。
最後の「俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする」というのは、昼寝から目覚めたうさぎが急いで追いかけてきたってことですね。
寓話「ウサギとカメ」の視点切替小説ですね。
俺→カメ
あいつ→ウサギ
キーワード
>厚着
亀の甲羅
>あいつの姿はとっくに見えない
レース序盤はウサギが先行
>今頃あいつは頂点に立って
山のふもとのゴールにすでに到着しているはず
>道端の木陰に隠れていた
ウサギは昼寝をしていた
>俺が辿り着こうとしている頂
ゴール地点となる山
>俺の背後から土煙をあげながら何か近づいて
ウサギが目を覚ましてレースに復帰
正解です。
「新説」回答考えてみました。
~北風と太陽~
段落ごとに「俺」と「あいつ」が変わります。
第一段落:俺→旅人
長い時が過ぎた。
俺はひたすら前を向いて歩き続けるしかなかった。
太陽が容赦なく厚着の俺に照りつける。
俺は歩きながら考えた…
解説:
太陽が旅人を照りつける様子を旅人の視点から描写している。
第二段落:俺→北風、あいつ→太陽
どこで間違えたのだろう。
何故こんな無謀な勝負を受けてしまったのだろう。
わかってた。あいつに敵うはずなんかなかった。
俺は馬鹿だ。馬鹿野郎だ。
あいつの姿はとっくに見えない。
今頃あいつは頂点に立ってほくそ笑んでいるに違いないのだ。
解説:
旅人を照らしつける太陽を見て、無謀な勝負を挑んだことを後悔している。勝負に勝った太陽は、もはや旅人を照らしつけることをやめた。「頂点に立って」というのは山の頂に向かって(沈んで)様子を描写している。結果、「あいつの姿はとっくに見えない」。
第三段落:俺→北風、あいつ→旅人
…考えに没頭していた俺は
あいつが道端の木陰に隠れていた事にも気付かなかった。
解説:
太陽が沈んだ。(悪あがきといえばそれまでだが)今度こそ旅人のコートを脱がしてみせる、と思ったら旅人がいない。あまりの暑さのため、木陰で休んでいたのだ。
第四段落:俺→旅人
気が付くと空はとっくに夕焼けに染まっていた。
太陽は今まさに俺が辿り着こうとしている頂の影に隠れようとしていた。
俺の背後から土煙をあげながら何か近づいていたような気もする。
解説:
第二・三段落よりやや時はさかのぼる。今まさに太陽が沈もうとしているとき、背後から土煙をあげながら北風が近づいてくる。太陽に敗北したことに納得できず、もう一度コートを脱がせようと猛威を振るおうとしているのだ。
どうでしょう?
北風が再挑戦するあたりは本来の物語と違いますが、話はつながるかと思います。
新説回答ありがとうございます。
面白いですし、説得力もありますね!
新説回答ありがとうございます。
面白いですし、説得力もありますね!