人間 この信じやすきもの迷信・誤信はどうして生まれるのか
ギロビッチ,守一雄他訳,1993,新曜社 ISBN 4788504480 何もないところに何かを見てしまう,わずかなことからすべてを決めてしまう, 思いこみで物事を見る,みたいものが見えてしまう,うわさを簡単に信じる, 超能力を信じてしまう,みなも自分に賛成であると思いこむ・・・身近にこんな人がいないだろうか?いや私もあなたもそういうときがあるのではないか。 これらは人間が本来持っている認識のゆがみからうまく説明されるものであるが,実は当の本人は意識できないことが多い。前出のクリティカル・シンキングはこういう誰もが陥りやすいゆがみを意識させて論理的な態度や思考を身につけるためのものであるが,この本はゆがみがどうして問題なのか,信じることがどういう場面では危険なのか,それを教えてくれる。 ※少し古い本(しかもハードカバー)だが,この分野ではぜひ読んでいただきたいと思えるものの一つである。 [目次と内容] [参考] 気まぐれ心理研究所・研究室の「非科学的信念」の話を読む
by tsu2k
| 2005-02-21 19:05
| 心理学本
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