面白いOOH広告事例20選! 海外から国内までユニークなアイデアまとめ

街頭ビジョン、ポスター、看板、デジタルスクリーンなど、さまざまな媒体で展開されるOOH広告。

今回は、大きなサイズの露出である特性を活かし、視覚的なインパクトで訴求するアイデア事例をピックアップ。直近の施策20事例をまとめてお届けします。

1. 社長と社員のメールが看板広告に。長倉製作所の“誠実すぎる”学生向け採用OOH広告

静岡県沼津市に本社や工場を構える部品メーカー・株式会社長倉製作所による広告が、2024年9月10日(火)よりJR沼津駅の在来線改札内に掲出されています。今回の広告は、就職活動中の学生に向けて掲出したものです。

広告内には、左右に社長と広報チームのメールのやり取りを配置し、左側の社長から広報チームへと送られたメールには「沼津駅の広告を新しくしたいと思っています。お客さまへの誠実な姿勢を伝えたいです。検討お願いできますか?」というリクエストが記載されています。

一方、その隣にある広報チームから社長への返信は「人手が不足しているため、お客様への納期優先とさせてください。広告は追って検討します」とドライな反応に。キャッチコピーである「お客様に誠実な会社」を見る人たちに印象付けています。

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2. 他社のサポートで完成!? コロナビールの斬新なOOH

軽やかで爽やかな飲み口が特徴のコロナビールが販売するノンアルコールビール「Corona Cero」は、ゆったりとした時間を提供することを心がけています。このメッセージを訴求するため、タフでハードなキャッチコピーが使用されている他社のOOHの横に、似たような構図でCorona Ceroのプリント広告を置くという意外な施策が実施されました。

「もっと力を」と書かれたスポーツ飲料の広告の横に「その後はリラックスしよう」。「今こそ動こう」と書かれたスポーツアパレルブランドの広告の横に「その後はリラックスしよう」。2024年パリオリンピックの会期中、多くのストイックな企業広告が出現するタイミングを見計らって、あえて似たようなビジュアルで全く異なるメッセージングを打ち出すことでその差を際立たせたのです。

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3. スマホで触れて音楽が聴ける「 #ニュー懐メロ 」プロジェクトの新しい体験型OOH

企業向けSNSマーケティング支援を中心としたビジネス展開をするテテマーチ株式会社と、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルは、これまでの洋楽ポップスにおける懐メロの概念をアップデートする「#ニュー懐メロ」プロジェクトを発足させました。21世紀最大のポップ・グループと称されるワン・ダイレクションを筆頭に、Z世代が懐かしいと感じる2010年代前半の楽曲群を「ニュー懐メロ」と称し、今後さまざまな形でのコンテンツ発信や企画展開を予定しています。

そして、「#ニュー懐メロ」プロジェクトの第一弾プロモーションとして最新の体験型OOH広告を企画。2024年2月19日(月)から2月25日(日)までの期間に、東急田園都市線渋谷駅の道玄坂ハッピーボードBへ掲出されました。このプロジェクトは、来年度以降も長期的な展開をしていくとしています。

Z世代に実施したインサイト調査では、「学生時代にCDを手に取った」「苦労して音楽プレイヤーに移行した」という多面的なエピソードが多数集まったといいます。これらの“音楽に物理的に触れる体験”をリバイバルするために、Z世代に人気のミュージックキーホルダー「The Music」とタイアップ。今回、“スマートフォンでOOHに触れると音楽が聴ける”という新しい広告体験を演出しました。

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4. 日差しによって見た目が変化 アイデアが光るOOH

スウェーデンの首都・ストックホルムにあるArtipelagは、コンテンポラリーからクラシカルまで、幅広い企画展を通じて地域住民のみならずヨーロッパ中にファンを持つ美術館です。特定のアーティストにフォーカスした展示やジャンルを横断しながら特定のモチーフを中心に企画された展示など、その種類は多岐に及びます。そんなArtipelagは今夏、ひまわりにスポットライトを当てた企画展を行うことを発表。そのプロモーションの主役となったのは、意外なメディアの意外な使い方でした。

展示は、夏の象徴とも言えるひまわりが印象的に描かれたアート作品をフィーチャーするという内容。Carl LarrsonやLena Cronqvistをはじめとした北欧出身のアーティストたちの、ひまわりに対するさまざまなアプローチを楽しめます。

その広告としてストックホルム市内に現れたのは、日差しの向きによって見え方が変わるアナログ感満載のOOHでした。水平にひまわりのシルエットを置くことで時間の経過とともにその下の掲出スペースに写し出されるひまわりの形が変わる……まさにリアルなひまわりの特性をアナログメディアで再現したのです。

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5. 目を疑うほどのリアリティ!? CGIを駆使したシュールOOH=フェイクOOHが登場

大阪メトロアドエラは、大阪モード学園と共同で、Osaka Metro梅田駅にて実施された夏のオープンキャンパスキャンペーンを実施。デジタルOOHやOOH広告の新しい表現手法として、実際の空間には存在していないオブジェクトを配置したシュールOOH(フェイクOOH)を展開しました。

このキャンペーンでは、実際にOsaka Metro梅田駅空間ジャック広告(梅田プレミアムPlus)を展開。それをもとにして、実際の空間には存在していないオブジェクトを、CGI技術を用いて配置するという、新しい表現手法として注目されているシュールOOHの動画を制作し、2024年7月24日(水)よりオンラインで公開しています。

動画には、大阪モード学園の学生がデザイン・制作したファッション作品と、AIが生成した3Dチェアオブジェクトが登場。現実と仮想を融合させた新たな広告手法の実施となりました。

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6. 新路線なのに電車のビジュアルを”一切見せない”OOHの意図とは?

カナダ国内で8州をまたぐ鉄道網を有しているインフラ会社のVIA Railは、2024年にケベックとウィンザーを繋ぐ新しい路線の運行を開始しました。多くの国民に期待されながら運行を開始した……のかと思いきや、なんと新路線は全く知られていないという致命的な課題を抱えていたのです。この状況を少しでも好転すべく同社が公開したのは意外性抜群のOOHでした。

カナダ国内のいたるところに掲出されたOOHには「わたしたちの新路線について誰も知らないようなのでこの広告を制作しました」や「トロント市民の皆さま、わたしたちが新たな路線を開通したことをご存知ですか? 知らなかったとしても、これで知ることができましたね」など、見る人がそもそも知らない前提で書かれたメッセージが記載されていたのです。

自虐的でありながらもどこかかっこよさすらも感じる潔さが印象的なOOHにはもう一つ特長がありました。そう、実際の電車のビジュアルが一切描かれていなかったのです。“誰も知らない”という課題を解決するために最も手っ取り早いはずである“ビジュアルとして見せる”手法をあえて取らずに、実際に通行人が調べたくなるようなメッセージを記載することで人々の自発性を促したのです。

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7. 『SILENT HILL 2』発売に先駆け、特殊加工でリアルに錆びていく屋外広告掲出

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、2024年9月18日(水)から9月30日(月)までの期間、『SILENT HILL 2』(PlayStation®5、Steam®)の2024年10月8日(火)発売に先駆けて、毎日錆びていく屋外広告を渋谷の「MAGNET by SHIBUYA109エントランスイベントスペース」に掲出しました。

「SILENT HILL」シリーズにおいて重要なモチーフとなっているのが「裏世界」の全体を覆う暗い黄赤の錆。今回、掲出されている屋外広告では素材に鉄板を使用し、特殊な加工を施すことで、実際に鉄板が錆びていくという、これまでにない広告に取り組んでいます。

9月24日(火)まで、毎日夜間に特殊加工を実施。広告の上部から徐々に黄赤な腐食が広がっていき、翌朝にはまったく様相の変わったデザインへと変化するという仕掛けです。さらに、広告の上に特殊なエイジング塗装を施すことで、主人公ジェイムスの視線の先に「あの」クリーチャーが出現するというサプライズも。

恐ろしい錆が広がり、まるで裏世界に蝕まれていくように毎日変化する屋外広告。最終日には、果たして何が現れるのか? 最後までワクワクの続く、屋外広告となっています。

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8. ポスターが全く違う内容に!? 特殊インクを活用した意外性抜群のOOH

警察官がさまざまな難解事件を解決することで人気を博しているクライムサスペンスドラマ「TRUE DETECTIVE」は、2024年1月にアメリカで放映されるとともに多くの注目を集めました。

そのシーズン4の第1話の公開と同時に掲出されたOOHはドラマの脚本に沿ったある特殊な“仕掛け”が施されており、ドラマ本編同様多くの通行人の目を惹くことに成功しました。

一見すると何の変哲もない広告に見えますが、実はこのOOHに使用されている特殊インクの効果によって日が沈むと科学者のシルエットが徐々に消えていくようになっているのです。まるで本編のストーリーに則ったようなクリエイティブにすることで、TRUE DETECTIVEのファンはもちろんのこと通りすがりの人であっても時間差でその仕掛けに気付くような内容に仕上がっています。

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9. ヒガシマルの“あの歌”、脳内再生が止まらない「歌えるエスカレーター」OOH

兵庫県たつの市に本社を置くヒガシマル醬油株式会社は、 2023年12月25日(月)から31日(日)の1週間限定で広告を掲出しました。

関西エリアでは多くの人が知るヒガシマル醬油の「うどんスープ」CMソングの広告を掲出したのは、日本一深い地下鉄として知られる都営大江戸線六本木駅のホームから改札に至るエスカレーターと階段。

寒い年末に、身体も心も温まる「うどんスープ」のことを思い出してもらおうということで、今回の企画を実施。CMソングを知っている人はもちろんのこと、知らなかった人にもこれを機会にぜひ歌って楽しんでもらいたいという思いが込められています。

長いエスカレーターを進むごとに歌詞が進み、この歌を知っている人ならば、つい口ずさみたくなる仕掛けとなっています。

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10. 黄金のレフ板をOOHに変えたニコンのブランディング施策

SNS時代において、写真は最も重要なコミュニケーション手段の1つと言えるでしょう。旅行中にSNSに写真をアップロードする人の割合は60%とされており、ミレニアル世代に絞るとこの数字は97%にまで跳ね上がります。

そんな写真が主流の時代を牽引する大手メーカーであるニコンは、ドイツ・ハンブルグで開催された大型イベントPhotopiaの開催に合わせて“誰もが最高な環境で写真を撮影できるようになる”機能性抜群のOOHを公開しました。

施策は、Photopiaの会場のすぐ外の広告スペースをすべて金色のレフ板に差し替えるというもの。元々写真やカメラに高い興味関心を抱く人々が訪れるイベントだからこそ、多くの来場客がレフ板を活用した最高の光の中で自由に撮影できるような環境を作り上げたのです。レフ板の角度を調整することもでき、日の出から日の入りまで多くの来場客で賑わうイベント会場そのものを簡易的に撮影スタジオに変身させました。

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11. 駅連絡通路に⼤型トリックアート掲出!?左右視点で違う絵柄が楽しめる特殊印刷技術OOH

株式会社 ⼤阪メトロ アドエラは、2024年1⽉27⽇(⼟)よりOsaka Metro本町駅の中央線と四つ橋線の連絡通路において、左右視点で違う絵柄が楽しめる⼤型メッセ―ジボード(横10m×縦1.7m)の掲示を開始しました。

日々多くの通⾏がなされる地下鉄の連絡通路で、通⾏中に⼤型ポスターを楽しんでもらえるような掲示素材・コンテンツを考える中で企画された今回の掲示は、新しい技術を使って地下通路を魅⼒ある場所とするための実証実験となっています。

この掲示物は “ベローズプリント”というエンターテインメント要素を持つ特殊な印刷技術を⽤いた素材が使用されています。株式会社SO-KENが左右からの見る方向で違う画像が⾒える特許印刷技術を開発していたことと株式会社GRANDPOOLがトリックアートや3D制作が得意なことから企画されました。地下鉄の連絡通路を通⾏される人々に⼩さな驚きや不思議な感覚を持って⾒てもらえるようにと協働して制作されています。

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12. 普通の人に普通の服を。Googleストリートビューを活用したフランスのOOH

いわゆる“定番商品”を販売するブランドの多くは、定番だからこそ訴求するメッセージがどうしても幅広いものになってしまう課題を抱えています。誰もが気軽に使えるブランドであればあるほど、ターゲット層が広くなってしまい、その分受け手側が自分ごと化しにくいものになってしまいます。

フランスのファストファッションブランドCelioも例に漏れず同じような悩みを抱えていましたが、あえて“汎用的である”ことを多くの人が共感できるようなフレームに落とし込むことで、普遍性を保ちつつもどこかパーソナルな印象を受けるOOHキャンペーンを公開しました。

同社が着目したのは“自分たちの商品は一般的な男性が着るものだからこそ、広告において豪華なモデルやスタジオは不要であり、どこにでもいる男性をピックアップしたい”というアイデア。そこでGoogleストリートビューを活用し、実際にフランス国内の街中を歩く男性の中からCelioの商品を身につけている一般人のスクリーンショットをそのままOOHのビジュアルとして掲載したのです。

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13. オモカドがAkerun仕様の巨大ドアに? ICカードで施解錠する様子をデッカく表現

株式会社Photosynthが提供する法人向けスマートロック「Akerun入退室管理システム」(以下Akerun)。同サービスのメリットや特長をより多くの人たちに知ってもらおうと、東急プラザ表参道オモカドのエントランスで屋外広告キャンペーンを2024年11月7日(木)から13日(水)にかけて実施しました。

Akerunは、既存のドアに後付けで設置するだけで鍵をクラウド管理できるというサービス。今回の広告でも、オモカドのエントランスにAkerunが“後付け”設置されました。いつも使っているICカードでドアを施解錠できる様子を、エントランス全体を活用したビジュアルで表現しています。

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14シンプルかつ力強いOOHが話題! ヨルダンのマクドナルドが“電話注文”を訴求した理由とは?

ヨルダンのマクドナルドが、電話でデリバリーの注文が可能なことをシンプルながらも力強いビジュアルで表現したOOHを公開しました。新型コロナウイルス感染症の影響でさまざまなフードデリバリーサービスが普及した中で、忘れがちな“電話注文”という方法があることを改めて訴求することでデジタルネイティブではない世代にもフレンドリーなことを示しました。

マクドナルドのテーマカラーでもある赤と黄色で描かれた音声スペクトラムが黒い背景の上に乗ったシンプルな構成のビジュアルは“We Hear You(あなたの声が聞こえます)”というわかりやすいキャッチコピーと、すぐに注文へと進めるようにオーダー用の電話番号が掲載されています。

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15. 大江戸温泉物語と湯快リゾートが”結婚”!? SNS投稿を模した交通広告で統合を報告

SNSで結婚を報告するカップルが、一般でも増えています。写真付きのハガキでの報告は、もはや過去のモノかもしれません。そして、その風潮は企業のブランド統合にも影響を与えたようです。

温泉をめぐるレジャー・宿泊施設事業者、大江戸温泉物語と湯快リゾートが東京・大阪・神戸で交通広告を展開。2024年11月に東西を代表する温泉宿ブランドの統合を「結婚」になぞらえたことが特徴で、掲出期間は、2024年10月28日(月)から11月3日(日)となりました。

ダイヤモンドのエンゲージリングがそれぞれのポスターのアイキャッチ。温泉マークをデザインしたユニークな爪留めが、温泉宿カップルであることを証明しているようです。

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16. 愛するあなたへ。大切な人を失った遺族の手紙をOOHにした英・NGO

イギリスで自殺者数の減少を目指すNGO・Suicide&Coが「Don’t Let Silence Have the Last Word(別れの言葉を沈黙に奪わせるな)」というメッセージで、遺族やその友人が伝えたかった言葉をベースにしたOOHを公開。遺族のリアルな言葉を使うことで、自殺願望をひそかに抱いている人だけでなくその周囲にいる人に向けて尊い命が失われることの残酷さを表現しました。

「お母さんへ、もうあれから30年も経つけど、未だにあなたのことを思い出します。鏡を見るたびに、この平らなお尻はお母さん譲りなんだってうんざりすることだってあります。冗談はさておき、あなたは本当の意味でわたしの半分を構成している人です。わたしが自分自身を知るということはきっとあなたのことも知ることと同義なのでしょう。お母さん、辛かったね。怒っていないからね。今までも、そしてこれからも愛しているよ。これからも見守っていてね」

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17. チョコが下へ下へたれていく、紀伊國屋書店新宿本店の柱サイネージ『たれてる』PV

100万部突破の大ヒット絵本『大ピンチずかん』で知られる、鈴木のりたけさんの最新作『たれてる』。かけすぎたチョコレートがどんどんたれていって、どうなってしまうのか? ページをめくる手が止まらない、子どもと大人のツボつくユーモア絵本です。

2024年10月9日(水)にポプラ社から発売されるやいなや、全国の親子から大反響を呼んでおり、またたくまに3刷が決定する人気ぶりとなっています。そんな絵本の世界観を広く知らしめようと、紀伊國屋書店新宿本店の入り口にある大型柱サイネージ「HASHIRA Vision」にて、『たれてる』の特別PVが放映されました。縦長のサイネージ媒体を活かした、チョコレートが下へ下へとたれていく動画。縦に読んでいく絵本の魅力が伝わるPV動画となっています。

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18. 街中に突如現れた不思議なアイスの棒! その意図とは?

南米ボリビアの夏は、平均気温32度でなおかつ晴れの日も多く、とにかく暑さをしのぐための手段が限られた“灼熱の国”として知られています。そんなボリビアを代表するアイスクリームブランドのYucatánは、少しでも暑さをやわらげるべく視覚的に涼しくなる独自の工夫が施されたOOH施策を実施しました。

その手法とは、日中街中に現れる日陰に合わせてYucatánのアイスクリームの棒を貼り付けるというもの。少し離れてみると涼むための日陰がまるでアイスクリームのように見えるのです。ビルの影から揺れる木陰まで、街中のさまざまな場所が擬似的なアイスクリームとしてひとときの涼を提供している……知名度のあるブランドだからこそシンプルで、一目でわかる内容にこだわった広告となっています。

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19. 内容量は“そのまま”です! プリングルズ新ショート缶がX線で丸見えの「レントゲン広告」

世界140か国以上で販売されているポテトチップスの代表的ブランド「プリングルズ」。同ブランドは新缶の導入にあたり、消費者の内容量に関する疑問を払拭するため、X線を使って新ショート缶の中身を可視化する「PRINGLESCAN(プリングルズスキャン)プロジェクト」を開始しました。

広告では、新ショート缶と旧ショート缶の中身をX線で透かし、内容量が変わらないことを視覚的に示しました。本施策は2024年10月7日(月)から東京メトロ新宿駅構内にて「ポテチのレントゲン広告」として掲出。

広告はベローズプリントという特殊な加工技術を使い、見る角度によって異なるビジュアルを楽しめる仕様。一方の角度からは通常のプリングルズショート缶が、もう一方の角度からはX線で透けた“透け透けプリングルズ”が現れ、通行者にとってインパクトのある広告体験となっています。

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20. 渋谷の街39のミルク箇所とデジタル両方楽しめる、MOWとかくれんぼキャンペーン

森永乳業は、渋谷の街を舞台とした、渋谷の街でMOWとかくれんぼキャンペーンと「MOW(モウ)」公式サイトを舞台とした、MOW公式サイトでMOWとかくれんぼキャンペーンの2つを同時展開。どちらも、女優の河合優実さんを探し出し、Xに写真とともに#MOWとかくれんぼを付けてポストすることで参加できるキャンペーンです。

フレーバーのミルクにちなんで、渋谷の39箇所に仕掛けられた広告を掲出。かくれんぼをキーワードに、さまざまな隙間スポットに、あらゆる形でかくれんぼする河合優実さんの姿を掲出することで、ゲーム性を持たせ、SNSでの発見報告によってキャンペーン応募ができるという仕掛けになっています。

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面白いOOH広告事例20選

不特定多数の人々が目にするOOH施策の数々。限られた平面の表現のようでいて、じつは少しのアイデアと工夫によって、さまざまな面白い表現が可能だということを気づかせてくれる事例が集まりました。

また、最新技術によって見え方や変化そのもので訴求するという手法のバリエーションにも、新たな表現や独自性を実現する可能性を感じさせてくれます。アナログだけでなく、デジタルを駆使したOOH媒体も増加傾向にあります。オーソドックスなようで、今後もその進化や広がりには注目していきたいものです。

その他の事例集についてはこちら
https://predge.jp/search/post?othres=6806
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