これまで職場の仕事でも何度も「All-in-One WP Migration」プラグインを使ったエクスポートとインポートでWordPressを楽々移転していたので、「自分のサイトの引越しも簡単簡単〜⭐️」と気軽に構えていました。
しかし、そんなに甘くはなかった……。そのナレッジ記事です。
目次
失敗理由その1 : PHPのバージョンが違う
新サーバーにWordPressをセッティングし、「All-in-One WP Migration」プラグインをインストール&有効化。ここまではさすがに楽勝。
さ、「All-in-One WP Migration」でインポート! 旧サーバーのWordPressからエクスポートしておいたデータをアップします。
ちょい待たされて不穏なメッセージが。
バックアップファイルは PHP7 ですが、インポート先のサイトは PHP8 です。このため、インポートに失敗する可能性があります。
PHPの違いは考えてなかった。。
まぁ試してみよう。何とかなるかもしれないし。
結果、「データベースの復元中」が0%で延々グルグルしてるだけの状態にーー。どこもクリックできずうんともすんとも言わなくなってしまったし、恐怖の「[yanagi’s memo] サイトで技術的な問題が発生しています」メールも来ちゃったし。大失敗。何ともならなかったよ……。
今回引越し先の新サーバーはXserver。さまざまな事象の解説ページがあり助かります。
このページを参考にPHPのバージョンを切り替えましょう。
サーバーパネルから「PHP Ver.切替」へ。
旧サーバーと同じバージョン7台に下げて、っと。バージョン7でもその中で細かいバージョン違いがありますが、7なら7が合ってれば大丈夫らしいです。
(引っ越しが完了したらバージョン8に戻します)
WordPressも一回アンインストールしてインストールし直します。「技術的な問題」の一番安易な解決方法ですね。これは簡単にやり直せるから楽。
失敗理由その2 : 「All-in-One WP Migration」無料版だとアップできる容量が少ない
もう一度ピカピカのWordPressにログイン→「All-in-One WP Migration」プラグインをインストール&有効化。
さあインポート!
……今度は不穏なメッセージが表示されない代わりにインポートが全く終わりません。固まってるの? どこもクリックできずうんともすんとも言わなくなってしまいました。
ええぇ。
通常の無料版「All-in-One WP Migration」でインポートできる容量には制限があり(100MB〜512MBまで諸説あり)、今回インポートしたいデータは567.5MB。
はい、容量オーバーです。
最初から使っとけよという話なんですが、実はワタクシ有料版の「All-in-One WP Migration File Extension」を持っておりましてこれを使います。
昔は個人利用で69ドル買い切りだったのに、現在は69ドル/年に価格変更されていました。WordPressを仕事にしている人ならマストな有料プラグインですが、毎年およそ1万円の出費となると気軽にオススメできなくなっちゃった
またまたWordPressをアンインストールしてインストールし直します。ピカピカのWordPressにログイン→「All-in-One WP Migration」プラグインをインストール&有効化。何度も繰り返しているので気分はタイムリープ。
有料版のフォルダをWordPressのplaginsフォルダにFTPでアップロードすることで、WordPressダッシュボードのプラグインページに「All-in-One WP Migration Unlimited Extension」が表れます。これを有効化し、アップデートを確認し更新します。
これで有料版が適用されました。
さぁもう一度インポートだ!
君が見たかったよ! 「サイトをインポートしました。」
あとはパーマリンクの設定の確認など、通常の確認作業へ進みます。
大したことないと思っていた工程で数時間溶けちゃいました。自分のサイトだからよかったものの、コーポレートサイトで同じことやらかしてたら上司に「何やってんの!? 早く治して! 治った?? まだ?まだ?まだ?」と詰められるところでした……。